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肝炎は食事から感染するの?日常の食事にも危険性はある?

肝炎といえばお酒の飲み過ぎで起こるアルコール性肝炎や血液を介して感染するB型肝炎、C型肝炎がよく知られています。

これ以外に食事から感染する肝炎もあるのです。それは一体どんな病気なのでしょう。私達が日常の食事で肝炎に感染することはあるのでしょうか。

肝炎の種類

肝炎の8割はウイルスに感染することで発症するウイルス性肝炎で、それ以外はアルコール性肝炎や脂肪性肝炎などになります。ウイルス性肝炎にはA~E型があり、血液や体液などを介して感染するのはB、C、D型、飲食物から感染するのはA、E型になります。

国内においてはD、E型の発症はまれで、多いのはB、C型肝炎となります。B、C型肝炎は劇症化や慢性化が起こることもありますが、性交渉や注射針から感染することが多く、気をつければ感染を予防することは可能になる病気です。

一方、A型肝炎はウイルスに汚染した飲食物を口から取り込んでしまうことで起こるため、比較的誰でも感染してしまう可能性を持ちます。

日常生活でA型肝炎に感染する心配は?

ただし現在は国内でのA型肝炎の発症は非常に減ってきており、私達が日常生活でそれほど神経質になる必要はない病気ともいえるでしょう。

気をつけたいのは海外に渡航する人です。このウイルスは水道設備が発達していない地域の水に汚染することが多く、衛生環境が整備されるようになった国での発症は減りましたが、世界には発症のみられる地域がまだ残っています。

ですから海外に渡航する人が衛生環境の悪い地域を訪れた場合は、水や飲食物を介してA型肝炎ウイルスに感染してしまうことがあるのです。

国内では井戸水や二枚貝、輸入された冷凍イチゴから感染するケースも報告されています。冷凍イチゴからの感染は各国で報告されており、日本でも身近なスーパー等で販売されているものです。

A型肝炎の感染を予防するには

海外に渡航する人は衛生環境の整っていない地域で口にするものを選ぶ必要があります。生水、生もの、氷はウイルスに汚染している可能性があるので口にしないようにしましょう。また手洗いもしっかり行ってください。

国内では井戸水や輸入食品は加熱してから口にすることでウイルス感染を予防することができるでしょう。またワクチン接種で予防することも可能です。

A型肝炎ウイルスの潜伏期間は2週間~1か月程度とされています。渡航後の人や飲食したものに心当たりがあり、次のような症状の出た人はすぐに受診することをおすすめします。

  • 風邪に似た症状
  • 黄疸
  • 灰白色の便
  • 腹痛
  • 吐き気や嘔吐
  • 下痢

幼児は無症状か軽症で済むこともあり、成人ではっきりした症状が見られる傾向があります。

A型肝炎は治る?

肝炎には急性肝炎と慢性肝炎があり、肝硬変や肝臓がんに進行しやすいのは慢性肝炎です。A型肝炎は急性肝炎で発症すると1~2か月で回復します。ほとんどは予後が良く、一度かかると感染することはない病気です。

ただしまれに劇症肝炎を起こしたり慢性肝炎に進んでしまう可能性もあるので、早めに受診して適切な治療を受けることがのぞましいです。

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