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夏以外も危険!車の運転で簡単に熱中症を起こす理由と予防法

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車好きでも有名な大物タレントさんは以前、車の運転中に熱中症にかかって救急車を呼んだ経験があり、その危険性を自ら呼びかけています。

夏の熱中症はもちろんのこと、車内の場合、夏以外でも熱中症を引き起こす可能性が高いのです。特に運転手は注意が必要。今回は運転手が熱中症を起こしやすい理由とその対策法を説明していきます。

自分は元気だから大丈夫、なんてことありませんよ!熱中症はどんなときでも、誰にでも起こる可能性のある怖い症状です。

車内はとっても熱中症になりやすい場所

車内は意外に熱中症が起こりやすい環境だということをご存知でしょうか。

熱中症といえば

  • 夏の猛暑日
  • 炎天下にさらされた時
  • 暑い時に運動して汗を大量にかいた後

に起こるものだと思われがちです。しかし条件を満たせばそれ以外の環境でも引き起こされてしまいます。

熱中症は脱水や体温上昇が原因で起こる障害なので、汗をかいたり体温調節ができず体温が上昇してしまえば、室内でじっとしていても熱中症を引き起こすこともあるのです。

それは車内にいても同じことです。むしろ通常の部屋よりも車内のほうが、熱中症を簡単に引き起こしやすい条件を備えているといえるでしょう。

車内で熱中症が起こりやすい理由

  • 直射日光の放射熱で、夏以外でも狭い車内の温度が上昇しやすい
  • 夏以外でも窓の外から体に日光が当たり、体温が上昇しやすい
  • 身体を座席に密着させているので暑くなり、汗をかきやすい
  • エアコンをしていても、車内に冷風が循環しにくい
  • 車の移動中なので自由がきかない、すぐ対応できない

そして乗車している人の中でも、特に熱中症を引き起こしやすいのが運転手なのです。

運転手の熱中症に注意

なぜ運転手は熱中症になりやすいのでしょうか。なんとなくそう、ではなくしっかりとした理由があります。

熱いダッシュボードに近い

車内には高温になりやすい場所があります。それは前席の正面にあるダッシュボードです。

ダッシュボードは、直射日光が当たると約70℃まで熱くなることも少なくありません。熱いダッシュボードに近い運転手席もまた暑くなりやすいのです。

直射日光を浴びやすい

また運転手は、サイドガラスだけでなく面積の広いフロントガラスからも大量の日光が体に当たるので、意外と体温が上昇しやすくなります。

フロントガラスには、助手席や後部座席のように日よけを施すこともできないので、運転手は暑くても日光を避けることが難しいのです。

給水できない

なおかつハンドルから手が離せないので、喉が渇いてもすぐ飲み物を手に取ることが難しいですよね。また、予め車内に飲み物を用意していなかった場合、自動販売機やお店を見つけるまでは水分補給ができません。

中には、「運転中、トイレに行きたくなったら困るから」という理由で水分制限する人もいるようです。

脱水に気付きにくい

そして一番怖いのが「運転手は脱水に気付きにくい」という点です。

このように車内は乾燥しやすい環境でありながら、車の運転に神経を集中しているために、脱水や熱中症のサインに気付かないことが多いのです。

注意しなければ、運転できなくなるほど熱中症が重症になってしまったり可能性もあります。

疲労や睡眠不足が運転手を襲う

さらに運転が長時間となると運転手は疲労が蓄積したり睡眠不足になってしまう場合もあります。

しかし疲労や睡眠不足で体調が万全でない人は、健康な人よりも熱中症になりやすいので危険です。

運転手の熱中症を予防するポイントは脱水対策

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そこで車を運転する人は万が一の熱中症を用心し、いくつかの対策を施しておくことをおすすめします。

とにかく脱水対策をする!

乗車の際には必ず飲み物を持参し、こまめに給水しながら運転しましょう。

車の移動は、自分の想定通りスムーズに進むとは限りません。例えば思いのほか気候が暑くなったり、渋滞に巻き込まれて車内にいる時間が長くなってしまうこともあります。

車内での脱水対策

  • スポーツ飲料・経口補水液(オーエスワン)を多めに携帯する
  • 利尿作用があり体内の水分を排出してしまうカフェイン飲料は避ける
  • 最低でも1時間に1回は100~200mlの水分を補給する

飲み物がない場合は、運転中に自動販売機やコンビニを見つけ次第、飲み物を買っておくと安心ですね。塩飴など塩分・糖分のとれる食べ物+ミネラルウォーターやノンカフェインのお茶でもかまいません。

経口補水液とは…

水、ナトリウム、ブドウ糖から作られた、体液に近い浸透圧の飲料です。水分が体に素早く吸収され、脱水を効果的に予防します。

車を長時間運転する人、夏に運転する人は、市販のオーエスワンを用意しておくと脱水対策に大きな効果があります。

ただし使用上の注意を守り、1日に1000ml以上飲まないようにしてください。ナトリウムの摂り過ぎになってしまいます。

オーエスワンは手軽に購入できますが医療目的で水分補給をするための飲料なので、脱水の心配がない日常生活では、水やお茶代わりにしないでください。

体調に気を付ける

体調不良、睡眠不足、疲労感がある時の運転は、熱中症になりやすいことや安全面を考慮すると、できれば無理をせずに控えたほうが良いといえるでしょう。

やむを得ず長距離移動をしなければならない場合には、運転が交代できる人に同乗してもらうのがのぞましいです。また運転手は1時間につき15分は停車し、仮眠を取ったり車から降りて体を動かしたりすることもおすすめします。

また、前日に飲酒した人はアルコールの作用で脱水に陥っている場合があるので、水分補給も心がけてください。(二日酔いの人はまだ体内にアルコールが残っている場合があるので、運転は控えてください。)

もし運転中に次のようなサインがみられたら、脱水が疑われるので、速やかに水分とナトリウムを補給しましょう。

脱水のサイン

  • 口や喉が渇く
  • 集中力が低下してきた
  • 脇の下が渇いている
  • 手が冷たく感じる
  • 筋肉がつる
  • 舌が白濁している

そして、吐き気、頭痛、めまい、脱力感があれば、脱水から熱中症の初期症状に進んでいるおそれがあります。すぐに運転を中止しましょう。休憩しても回復しない場合は、第三者に連絡するか救急車を呼ぶなどしてください。

車内で利用すると安心な物5つ

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長時間運転になりそうなレジャーや帰省に備え、車内に熱中症対策をしましょう。

車内にあると安心な物

  • クールボックス(飲み物や冷却材を保冷する)
  • 首に巻くタイプの冷却剤
  • 車内で使えるミニ扇風機
  • 座席を清涼に保つパッドや座席カバー
  • 遮熱カーフィルム

また、ほとんどの人が携帯しているとは思いますが、連絡用の携帯電話と飲み物などを買うための金銭も重要です。

油断と無理は禁物!

特に一人で車を運転しなければならない時は、脱水や熱中症に気付きにくく、なおかつ無理もしやすいので注意が必要ですね。

中には、体調が万全でなくても長時間の運転をしなければならない人や、職業柄、長距離運転には慣れているという人もいることと思います。しかし、具合が悪くなって交通事故を起こしてからでは遅いので油断と無理は禁物です。

また夏以外でも、車内での熱中症が起こることも忘れないでいただきたいと思います。是非、注意喚起の上、熱中症対策を実践してくださいね。

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