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夏は室内でも油断大敵!高齢者に熱中症が起こりやすい3つの理由とは

熱中症に注意

「熱中症」というのは高温多湿による暑熱の環境が原因で体温調節機能に異常が起こる障害です。特に気温が上がる梅雨から残暑の時期にかけて発症する人が急増します。熱中症には4つの種類があり、症状が軽いものから熱けいれん、熱失神、熱疲労、熱中症に分類されます。

熱けいれん

軽度。発汗によるミネラル不足で筋肉が硬直する。ミネラル補給で回復する。

熱失神

軽度。暑さで血圧が下がることで起こる。めまいやたちくらみ。涼しくし水分補給することで回復する。

熱疲労

中度。大量の発汗による水分ミネラル不足で体温が上昇する。頭痛、吐き気、倦怠感など。速やかな治療が必要。

熱中症

重度。体温調節機能に異常が生じ体温が39℃以上に上昇する。意識障害、けいれんなど。死に至る場合もありすぐ病院へ搬送しなければならない。

毎年、猛暑の時期には全国で熱中症患者が増え、病院へ搬送される人も少なくありません。また、各地で死亡者も毎日のように出ています。

熱中症というのは、症状が軽い場合には自覚症状がなくすぐに回復することも多いのですが、放置していると急速に症状が進み、あっという間に重症になってしまいがちです。また、暑さに慣れていない状態の時や、体力の弱い人は熱中症にかかりやすくなりますので油断は禁物です。

熱中症で病院に搬送される人の多くは高齢者です。高齢者は体力が低下していることも原因ですが、それだけではありません。高齢者が熱中症に陥りやすい原因はほかにもあるのです。

高齢者に熱中症が多い理由

「若い時よりも暑さを感じにくくなっている」

高齢者は加齢によって体温を調節する機能が低下しています。そのために暑さを感じにくくなっており、気温が上昇しすぎても気づかない場合があります。

高齢者が室内にいながら熱中症にかかるケースは、窓を閉め切ってエアコンもつけないような蒸し暑さにもかかわらず暑くないと思っていることも多いです。

また、若い時よりも汗をかきにくくなっているため、発汗によって体温を下げることができず熱が体内にこもりやすくなってしまいます。ですから熱中症にかかりやすいのです。

「水分不足」

水分が不足すると、体表を流れる血液の量が減り体表から熱を逃すことができなくなるために体温が上昇します。発汗や水分不足で熱中症にかかるのはそのためです。

高齢者は喉の渇きを感じにくくなっており、水分が不足しがちです。また、高齢者にはトイレが近い人が多く、トイレの回数を減らすために水分を控えている人も少なくありません。

「熱中症の症状だと気付かない」

熱中症には、吐き気、頭痛、倦怠感、めまい、動悸、心拍数増加、ふるえ、体温上昇といった症状がみられます。若い人でも初期の熱中症には気づきにくいことがあるのですが、高齢者の場合は持病など他の病気による症状と勘違いして見過ごしてしまうこともあります。

また、高齢者はもともと体温が低いので、熱中症で少々の発熱があっても周囲の人には平熱と勘違いされてしまう場合もあります。

高齢者を熱中症から守るには

このように高齢者はいくつにも重ねて熱中症にかかりやすい要素を持っていることが分かります。高齢者は自身で熱中症に気づきにくいため、周囲が注意してあげることがのぞましいです。高齢者を熱中症から守るにはどのような事を心がけたらよいのでしょうか。

「室温に注意を払う」

高齢者は暑さに鈍いため、真夏でも厚着をして平気な人もいます。熱中症は気温25℃以上湿度60℃以上で発症しやすくなります。部屋には温度計や湿度計を設置してまめにチェックするようにし、必要に応じてエアコンを使いましょう。

中にはエアコンを嫌って扇風機やうちわを好む人もいますが、暑さの自覚はなくても今は体のために良くない暑さなのだと理解してもらうことがのぞましいです。

テレビの天気予報で公開されることもある不快指数は熱中症のかかりやすさの目安になるので、指数が高い日には気をつけてもらうようにするのも良いでしょう。

「お出かけの際は日よけを」

炎天下では熱中症(日射病)の発症率が高まります。徒歩でお出かけの際には、帽子、日よけ傘などで日よけをすることが日射病の予防になります。

「水分補給をこまめに」

水分不足は大敵です。高齢者はあまり水分を摂らないので、周囲の人が意識して飲み物をすすめるとよいでしょう。また、常に手元に飲み物を置いておき、こまめに少しずつ水分補給ができるようにしておくことも効果的です。

寝る前に水分を摂ると夜中に何度もトイレに起きなければならないので寝る前には水分を控える人もいますが、就寝中には発汗によって水分が失われ、脱水に陥りやすくなります。枕元に飲み物を置いておき、一口ずつ飲むといった形で水分補給をするとよいでしょう。

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