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喫煙者は気をつけて!タバコと心臓発作の因果関係を知る

現在の日本の喫煙率は約20%で5人に一人が喫煙者になります。男性の喫煙率は約30%であり、女性は約10%の人がタバコを常用しているそうです。昭和の時代と比較してかなりの減少が見られますが、まだまだ高い喫煙率と言えるでしょう。

タバコが原因の健康被害は昔から指摘されてきましたが、喫煙者が減らない現状では健康被害も減ることはありません。

日本人の死亡原因の統計が毎年作成されていますが、その上位の病気の大部分にタバコが関連しています。もちろんタバコ以外の原因で発症する可能性もありますが、タバコの喫煙によりリスクが高くなることは否定できません。

日本人の死亡原因で第2位にあたる「心疾患」は、心臓における病気の総称であり心臓発作による死亡と考えられます。突然貴方を襲う心臓発作は、喫煙によりそのリスクを大幅に向上させているのかもしれません。

心臓発作の発症メカニズムを探れ

心臓発作とは「狭心症」や「心筋梗塞」などの心疾患の総称と考えて下さい。心臓には冠動脈と呼ばれている心臓の筋肉に栄養を運ぶ動脈があり、これが狭くなったり詰まったりして血流が悪くなることで心臓発作が発症するのです。

冠動脈が狭まり、血流が悪くなり心臓の筋肉の動きが悪くなる病気が狭心症で、完全に塞がり心臓の筋肉が壊死してしまうのが心筋梗塞となります。これらの病気の発症時には胸に締め付けるような激痛が走り、状況によっては死亡することもあります。

心臓の冠動脈が詰まる原因は動脈硬化となりますが、喫煙と動脈硬化の関係はどのうようになっているのでしょうか?

心臓発作とタバコ成分の関連性を探る

タバコの成分で有名なのは「ニコチン」と「タール」になりますが、実は動脈硬化を起こす成分としては「一酸化炭素」が上げられます。もともと炭素を含んでいるものを燃焼させると二酸化炭素を発生させますが、酸欠の状態で燃焼させると一酸化炭素が作られます。

タバコは刻んだタバコ葉を紙で包んでいるため、燃焼させると不完全燃焼となり一酸化炭素を体内に取り込む結果になります。煙を吸う行為は不完全燃焼を起こす行為なのです。

血液中にあるヘモグロビンは、酸素を身体全体に運ぶ重要な役目を持っています。体内に入った一酸化炭素は、酸素と結合しなくてはならないヘモグロビンと結合してしまい血管を傷つけてしまいます。

傷ついた血管はLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を進入しやすくなり、動脈硬化が進行してしまうのです。動脈硬化が進行した結果、心臓発作が起きやすい身体になってしまいます。

またタバコの重要成分である「ニコチン」は、毒性の高い物質で依存性も特徴の一つになります。ニコチンの持つ作用として有名なのは、血管を収縮することでこの作用により血圧も高くなります。

またニコチンは自律神経の交感神経を優位にする働きもあるため、筋肉の緊張状態が続くことも血管収縮につながります。これらのことから、タバコと心臓発作の関連性は以下の通りと推測できます。

・タバコを常用していることで、一酸化炭素の作用により動脈硬化が発症します。

・日常的な一酸化炭素やニコチンの摂取により、動脈硬化が進行し軽い心不全(めまい、胸痛)が起きます。

・いつも通りにタバコを吸ったとき、ニコチンの作用で血管が収縮し、血栓が剥がれて心臓の冠動脈に詰まってしまいます。

・心臓の筋肉に酸素や栄養が運ばれなくなるために、心臓の機能が低下して心筋梗塞が発症します。

ニコチンと心臓の怖い話

以前に病院で聞いた話ですが、心筋梗塞で緊急搬送された方が治療の甲斐もあって一命をとりとめました。この患者さんはヘビースモーカーで、主治医からはタバコを禁煙するように厳命(ぜったいに守るように)されていたのです。

数週間の入院もあと一日となったある日、この患者さんはとんでもない行動に出たのです。

車椅子で病院玄関の外に出て、隠れて久しぶりのタバコを楽しんだ様子でした。明日の退院の手続きをするために、看護師が患者を探しましたがみつかりません。病院の玄関先を見てみると、車椅子で死亡している患者を発見したそうです。

この話が作り話なのか実話なのかは、私にはわかりませんが、本当に有り得る話なのは事実ですね。せっかく命が助かっても弱った心臓が、ニコチンの血管収縮作用に耐え切れなったと言うことでしょうか。

心筋梗塞を発症させて一命が取り留めたとしても、壊死した心臓の筋肉は回復しません。残った筋肉で心臓の機能をまかなうしかなく、もちろん能力は低下して体力もなくなるでしょう。

このようになっては通常の日常生活にも影響が出てきます。それでも貴方はタバコを吸い続けますか?

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