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気をつけて!若者の難聴患者が急増中!

難聴といってもその種類は様々ですが今回取り上げる難聴は騒音性難聴についての研究者のニュースです。

近年、予防できるにも関わらず増えてきているこの難聴は若年層に増えてきているといわれています。原因はイヤホンで音楽を聴くときの音量のせいです。

よく電車に乗ってもイヤホンから音が漏れるほどの音量で聞いている人が多いですね。電車の中の注意書きも増えてきているのでそんな方はみかけなくなってきていますが、やはり多いのは事実です。

また、周囲に音が漏れない特殊なイヤホンができたお陰で本人はかなりの大音量で聴いているにも関わらず、周囲には漏れていないので音楽を楽しんでいる人も多いです。

若い人に多くみられるこの難聴ですが、この騒音性難聴は一度なると完治しません。騒音性難聴についてもう少し見ていきましょう。

職業にも関連する騒音性難聴。

この騒音性難聴は確かに若い人に最近は多くなってきていますが実は職業柄仕方なく難聴になっている方々もいらっしゃいます。例えば工事現場など重機などの騒音で難聴になる方、また工場での仕事でも機械などで周囲の音が絶えず著しい大きな音の中で仕事をしている方などです。そのような方々は仕方がないことも多いです。

しかし、この難聴は予防することができます。

騒音性難聴は一度なってしまうと完治しませんが、予防することができます。大きな音での仕事場の方々の場合、耳栓をするだけでも予防することができるのです。

耳栓をすると周囲の音が聞こえなくなり仕事ができないと思われるかもしれませんが、今は特殊な耳栓があります。例えばコンサート会場で大音響でコンサートをしている歌手達は皆、特殊なイヤホンを付けています。

大音量は聞こえなくても周囲の音をきくことができる優れものです。音楽家にとって耳は大変大事なものです。作曲もできません。かの有名なベートーベンが難聴であったことはご存知の方も多いでしょう。

彼は途中で難聴になったため、音楽を作曲するときにピアノの音を叩いた振動で作曲していました。普通の音感ではできないことです。彼の偉大さがあらためて感じさせられるお話です。

なぜ大音響が難聴にさせてしまうのでしょうか。

音を聞くには耳の中の内耳という部分が大事です。内耳には蝸牛有毛細胞と神経終末細胞があります。蝸牛有毛細胞がまず音を電気信号に変換する役目をおこないます。

その電気信号を神経終末細胞によって変換された電気信号は音という感覚で人間の脳に送ります。それで音を聴くことができるのです。

しかし長い間、大音量にさらされていると、この神経終末細胞と蝸牛有毛細胞は消滅していきます。そのせいで音を聞き取ることができなくなるのです。一旦消滅してしまった細胞は勝手に再生されることはありません。完治できない理由です。

希望もみえてきています。

完治しないと思われていたこの難聴も、もしかしたら治るかもしれないという希望が出てきています。日本の慶応義塾大学とアメリカとの研究で再生医療を用いてマウスでの聴力再生に成功しています。

蝸牛有毛細胞のすぐ近くにある支持細胞を薬の力で蝸牛有毛細胞と同じ働きをするように誘導させるという試験をしています。その結果、マウスで聴力が再生したそうです。

人への応用はまだまだ研究が必要でしょうが、これが有効になるとお年寄りの難聴はもちろん、この騒音性難聴も手術で聞こえるようになる日もそう遠くはないでしょう。この騒音性難聴は内耳性難聴の種類です。内耳性難聴の患者はお年寄りも含めて世界人口の1割以上いらっしゃるそうです。

聞こえることにより、生活の質が向上することは間違いないですし、ストレスによるほかの病気も引き起こすリスクもなくなるだろうと筆者は考えています。

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