TOP > > 聴力検査で少し聴力低下!受診するほどではないと言われたけれど?

聴力検査で少し聴力低下!受診するほどではないと言われたけれど?

学生の時、又は会社で何回か受けたことがある聴力検査ですが、視力検査や、体の状態を調べる血液検査に比べ、なんとなく影が薄い感じがしますよね。今回はそんな聴力検査にスポットを当ててみました。

聴力検査は労働安全衛生法に基づく健診項目の一つです

聴力検査は健康診断には必ず入っているものです。検査は一年に一回実施され、オージオメーターという専用の検査機器を使って行われます。ただ、35歳、40歳を除く45歳未満までの者については、医師が適当と認める聴力検査方法で行えます。

検査は日常生活に必要な聴力(高い音と低い音)があるかどうかを調べることを目的とします。

検査の数値

周波数1000Hzの低い音なら30dB以下の音が聞こえれば正常とし、4000Hzの高い音の場合は40dB以下の音が聞こえれば正常とされます。低いdBであればあるほど、よく聞こえていることになります。

健康診断で用いるのは1000Hzと4000Hzの純音です。外部の音を遮断した部屋でそれぞれの音を片耳ずつ調べていきます。20代から40代の日本人女性の平均値は1000Hzで7~10dB、4000Hzで6~10dBです。同年齢の男性の場合は前者で8~10dB、後者で8~14dBとなっています。

近年では騒音性難聴の頻度は低下しています

本来の聴力検査は職場での騒音が原因でなる聴力低下(騒音性難聴)を早期に発見し、騒音の多い職場の環境改善のための検診として設けられたものです。ところが最近、そのような職場では騒音対策がとられるようになりました。

結果、騒音性難聴の頻度は急速に低下しています。騒音性難聴の兆候は4000Hz又はその周辺の周波数に限局した聴力低下が出てくるとされています。デスクワークが主体の職場においては騒音性難聴になることはほとんどありません。

聴力低下がある人は会社に入る前から低下があった人が大部分

会社に勤め始めてから急速に聴力低下がみられるというケースはあまりありません。聴力低下を指摘された人は自分もわかっている場合が多いようです。たとえば、子供の頃おたふくかぜにかかり、聴力が回復しないままに大人になるというケースもよくあります。

このような場合は毎年、聴力低下を指摘されることになります。おたふくかぜなどによる場合の大部分が片側性です。聴力低下が日常生活に困らない程度のものであり、検査するたびに大きな変化がないのであれば、様子を見ていく場合がほとんどです。

聴力が大きく低下した場合

大きな聴力低下の原因にはメニエール病、外耳道の障害、突発性難聴など、色々あります。一般的に人間の音を聞く能力は20~20000Hzまでと言われていますが、人の会話は250~2000Hzの間で行われています。

加齢や騒音による聴力低下は通常、人の会話域をはずれた高音域から始まり、徐々に進行していきます。当初は気が付かないことが多く、気が付いた時にはかなり進行しており、しかも治りにくいという特徴があります。

そういう意味からしますと、4000Hzの聴力低下が起こってしまった場合は、耳鼻科で再検査を受けるべきです。

生まれつきの難聴という場合もあるかもしれませんが・・・

小児期に患ってしまった中耳炎が原因かもしれません。おたふくかぜによる難聴も以前は、1万~2万人に1人程度と考えられていましたが、最近の統計では数百~数千人に1人の程度で難聴が起こっているにではないかと言われています。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る