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障害年金について必ず知っておきたい知識と基礎

縮んでいく国・ニッポン。わが国がいわゆる「不況」に陥ってからもう何年が経つでしょうか?また、すでに日本は「超高齢化社会」へと向かっています。そのスピードは、これまでの人類がかつて経験したことのないほどだとか。これでは若い人たちが将来を不安に感じるのも無理ありません。

後になってから「しまった!」

「お年寄りばかりが増えて、われわれ若者の人口は減るばかり。これでは社会保険の負担が増大して、肝心の自分たちは年金がちゃんともらえるかどうかわかったものじゃない。それならいっそのこと、年金なんて納めずにやり過ごしてしまおうか……」

こんなふうに考える若い方がいても、まったく不思議ではありません。筆者は現在50代ですが、今の若い人のことを責める資格はまったくありません。じつは筆者も30代前半に5年近くも年金の「未納期間」があったのです。

その頃は筆者が独立したばかり。まだ生活もままならない状況の中で、「遠い将来のことよりも今日のメシのほうが大事だ」とうそぶいて、年金を納めずにいたのです。

そして現在は……当時のことをものすごく後悔しています。筆者が20~30代の頃と世界は一変しました。世の中の変化のスピードはこれほどまでに目まぐるしいのか、と気がついたときにはすでに遅し。これから長い下り坂に入る身にとってみれば、国が保証してくれる年金ほどありがたいものはありません。

明日もらえる年金?

さらに、ある程度世の中のしくみがわかってくると、自分がどれだけ危ない状況にさらされていたのかもよくわかります。年金は、ずっと将来にあなたがもらえるお金ではないのです。

縁起でもありませんが、もしもあなたが明日交通事故に遭って、下半身不随になったら……。または急な病に倒れて、そのまま回復しなかったら……。そういうときに「障害年金」が支給されるのです。

現在の年金制度は、国民年金と厚生年金、そして共済年金に分かれていますが、ここではみなさん全員に関連する「国民年金」→「障害基礎年金」のしくみについて簡単にお教えします。

現在30歳のAさんの場合

年金のしくみは複雑です。さまざまなケースが想定されているので、その全体像を掴もうとすると頭が混乱してしまいます。そこで当欄では、「現在30歳の方が急な事故で障害を負ったら……」という具体的な例をあげて説明することにします。かなり簡略化した説明であることをあらかじめご了承ください。

ある事故がきっかけで重い障害を負ったAさん。その原因となった事故で初めて病院に行った日(初診日)から数えて1年、お医者さんから「治療は終了しましたが、残念ながらあなたの障害は回復することはないでしょう」という宣告を受けました。

初診日から数えて1年6か月以内にこのような状態であれば、Aさんの障害が認定されます。そしてその障害の等級が1・2級の場合は、障害基礎年金が支給されます。

年金支給には条件が

ただし、その「初診日」にAさんが国民年金の被保険者である必要があります。被保険者であればそれでOK、ではありません。初診日の前日において、

①初診日の属する月の前々月までの被保険者期間のうち3分2以上が保険料納付済期間または保険料免除期間であること、または、
②初診日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の滞納がないこと、以上のどちらかを満たしていることが必要となるのです。

これだけで頭がこんがらがってしまいますよね。要は、あまりに国民年金を納付していない期間が長かったり、直近で滞納があったりすると年金を受けられない場合がある、ということです。そのことをしっかりと覚えておいてください。

年金プラスαで生活を

では、障害基礎年金はいくらくらいもらえるのでしょう?年金の額は加入月数とは関係ありません。障害等級2級は年間786,500円、障害等級1級は983,100円が支給されます(いずれも本年度の額)

「それだけじゃ生活できないよ」という声もあるでしょう。しかし、障害者本人にお子さんがいる場合は加算があったり、また年金とは別に都道府県や市町村で別個の障害者手当などが支給される可能性があります。

最近、ある著名な経済評論家がこうコメントしていました。「たしかに年金の額は将来間違いなく減ります。担当省庁もすでにそのシナリオをつくり上げています。しかし逆に言うと、年金制度自体が崩壊することは絶対にありません」

日本の将来は不確かではあります。それでも筆者は、「最高」の将来も「最悪」の将来もない、あるのは「やや良い」か「やや悪い」のどちらかだろう、と信じています。

不安に押しつぶされて何かを投げ出してしまうより、今できることをコツコツと続けてみましょう。それが、あなたの将来を少しでも明るくする最善の策なのです!

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