TOP > > スポーツと貧困は密接な関係が!ドーピングがなくならない本当の訳

スポーツと貧困は密接な関係が!ドーピングがなくならない本当の訳

日本人とスポーツ

2020年の東京オリンピック開催が決まり、サッカーやバレーボールのW杯など、日本人はスポーツが大好きです。

学生時代に何もやらなかったけど、親になって子供にスイミングスクールに通わせたり、野球やサッカーチームに入らせてやらせることが多いようです。

確かに、一つのスポーツを極めれば職業になる時代ですし、活躍すれば海外のチームでプレイできて、億単位というサラリーマンでは一生かかっても稼げない金額を、20代でいとも簡単に手にいれられる時代になりました。

トップアスリートの現実

そんな選手たちを、マスコミはこぞってスター扱いしていますが、現実は大変なことを一般の方はほとんどご存知ではないでしょう。

東京オリンピックの頃に活躍するスターたちの中心は今の中学生~高校生ぐらいの年代の子供達です。国は、メダルラッシュを目指して対策を練るとのことですが、縦割り行政にどこまでできるかかなり疑問です。

金メダルを取れば一生、国が面倒を見てくれる国と、一時金でごまかす日本では、モチベーションに関して天と地ほどの差がありますし、競技によっては練習場所・練習相手・報酬には差があります。

例えば、ワールドカップで優勝した女子サッカーですが、いまでこそメジャーになりましたが、マイナーな時代ではマスコミには取り上げられませんでした。

各選手、生活ギリギリのアルバイトで、夜、みんなで集まってコツコツ練習していたのは事実です。このように、日本のスポーツ事情は練習場などのハード面にも経済的にも貧困なシステムです。

特に、低所得層の家庭に育った場合、生活が優先で悠長にスポーツをやれる余裕もないため、せっかく能力があっても諦めざるを得ません。

そんな中で、全国の優秀な各スポーツ界の金の卵を集めてトレーニングができる東京都北区にあるナショナルトレーニングセンターの存在は、今までの常識を破るセンセーショナルな出来事です。

一流の指導者に一流の施設、また、特殊なトレーニング機器も常備され、医学的にも栄養学的にも管理された日本で唯一の施設です。

日本のスポーツが伸びない原因としては、中学~高校の部活動が上げられます。3年ごとに指導者が変わり、トレーニング理論や運動生理学を全く学んでいない教師が指導しているため、この6年間で優秀な選手が辞めたり、潰れるケースが非常に多いのが実情です。

是非とも、各スポーツ界で小さな頃からナショナルスポーツセンターのようなところで英才教育をしていただきたいものです。

トップであることの難しさ

プロ選手を含むトップアスリートは、このように人生を犠牲にして成り立っています。そして、一流であり続けることが一番大変なのです。体力的にも精神的にも限界ギリギリのところで練習し、故障したり引退したら終わりです。その後の生活保証は誰も面倒見てくれません。他の仕事に着くにもスキルや知識はゼロでは生活が成り立ちません。

そのため、アスリートの中には引退後の生活を支える事業を現役中に実施していたり、財築に勤しむ方もいます。このような崖っぷちの生活を誰が望むでしょうか?当然、勝つためには方法論を選ばない人たちも出てきます。

国によっては、引退後の生活を保証してくれるので、という理由でやってはいけないドーピングに手を出してしまう選手が後を絶ちません。

技術系の競技(球技等)では、あまり成績に関与しませんが、パワー系の競技(重量挙げ・陸上競技の投てき種目等)では、昔から禁止薬物である筋肉増強剤を使用してきました。

この薬は、現役を続けるどころか、人間の体を蝕み、健康でいられない危険性もあります。それを承知で生活のため、ドーピングを実施しているのがスポーツの闇の部分ではないでしょうか。

一方で、大会主催者側は尿検査等を抜き打ち的に行って、スポーツの大原則であるフェアプレイを厳格に守ろうとしています。

ドーピングの難しさ

現在の構図は、検査に引っ掛からない新しい薬剤を使用しようとするアスリート側と、あらゆる検査技術を駆使して検出しようとする大会主催者側となっています。

究極の方法として、自分の血液をあらかじめ抜いておき、血液量が増えてから大会直前に身体に戻す血液ドーピングなるものも登場しています。自分の血液ですから、検査に引っ掛かることも100%あり得ません。

特に持久系の競技には効果抜群です。現在の検査基準では、市販の風邪薬や漢方薬でもドーピング検査に引っ掛かってしまうほど厳密になっています。ニュースで報道されるのは、これらのうっかりが原因のようです。

いずれにしてもフェアなプレイとそれに熱狂するファン、アスリートの経済的自立。そして、放映権に群がる放送局、スポンサー。貧困から抜け出そうとする選手。これが、競技スポーツの実情なのです。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る