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化粧品回収で注目!肌を美白にするロドデノールとはなに?

最近のニュースで特に話題になっている健康被害で「化粧品に含まれている成分による白斑の症状が多発」と言う事故が発生しています。美白成分を謳っている化粧品を使用したところ、顔や腕などの肌に白い斑点ができた使用者からの通報で判明しました。

これはカネボウ化粧品が発売した化粧品の中で、ロドデノールと呼ばれる成分が含まれている化粧品を使用することで、起こる危険性があるそうです。

カネボウ化粧品はこれらの商品を自主回収しましたが、現状では5000人以上の被害がでている模様であり、これからも増加すると推測できます。それでは、なぜロドデノールによって白斑ができるのでしょうか?調べてみました。

美白成分ロドデノールとはいったいどのような成分なのですか

ロドデノールはカネボウが独自に開発した美白用の成分です。ロドデノールの原料はシラカバの樹皮から作られる天然成分であり、本来は安全な物質と思われていたのです。ロドデノールが肌を美白にする作用は、メラニン生成を阻害することにあります。

肌が黒くなる原因として上げられるのがメラニンの生成によるのものであり、紫外線などの影響でメラニン色素が増加して肌が黒くなってきます。本来メラニンは肌を紫外線などの刺激から守るために作られますが、結果として肌を黒くしたり、シミの原因にもなってしまうのです。

このメラニンの精製を阻害する働きがロドデノールにはあります。簡単に説明します。メラニンを生成する際にチロシナーゼと呼ばれる酵素が活躍しますが、この酵素を邪魔することでメラニンを作らせないのです。メラニンが作られないことで肌が黒くなることはなく、「シミ」や「そばかす」にも効果が見られると言うのです。

ロドデノールを使用した場合の被害はどのようなものなのですか

昨年の10月にロドデノールを含んだ化粧品を使用した人の中で、白斑の症状が出ていることを皮膚科医が指摘しています。それ以降、今日までに5000人以上の発症が報告されており、海外も含めると膨大な人数になる可能性が出ています。

多くは顔や腕などに白い斑点(白斑)ができますが、斑点と言うよりも皮膚のある部分が白く色が抜けると言う表現の方が合っているでしょう。痒みや痛みはないようですが、顔などにできた場合は精神的なストレスも問題になりそうです。

この化粧品を使用した場合にアレルギー反応を発症する人もおり、「肌が赤く腫れる」「肌がむくむ」などの症状も確認されています。これはアレルギーによる炎症反応と思われることから、ロドデノールによるアレルギーも疑われています。

ロドデノールで白斑ができる原因は解明されているのですか

なぜロドデノールで白斑ができるのかの解明は未だにできていないそうです。しかし、メラニンを阻害する働きが一部の人で過剰に強くなっており、それが原因と疑われています。またこれらの人の中には、ロドデノールのアレルギー反応が陽性の人もおり関連性を調べているそうです。

白樺の木は北海道を中心に、本州の高原などにも自生するポピュラーな木です。そして白樺花粉はアレルギーの原因物質としても有名で、毎年苦しんでいる人も多くいます。白樺アレルギーはバラ科アレルギーをも発症する要因であり、近年危険性が指摘されています。

アレルギー物質である白樺の樹皮がロドデノールの原材料ということが、私的にはちょっと気になるところですね。

白斑の治療法はあるのでしょうか

現在のところ、はっきりとした治療法は確立されていないそうです。白斑については化粧品の使用を中止することで、時間の経過とともに回復する人もいます。しかし、完治までには長期間かかる可能性もあり医師へ相談することが重要です。

現在、日本皮膚科学会が治療法の基準を作成しておりそれが待たれる状況です。

白斑ができている皮膚はメラニン色素がない状態であり、外からの刺激に対して無防備とも言えます。そのような状態で強い太陽光(紫外線)を浴びる行為は、皮膚ガンの原因にもなりますので注意して下さい。

日本の大きな会社が自然成分を使用した商品を開発し販売する行為は、安全志向の消費者にとって好意的に受け入れられたのでしょう。それが今回は裏目に出た格好になっています。現代社会においてアレルギーを発症させる成分は、科学的なものばかりではありません。

今回の件は警告かもしれません。「自然成分 = 安全」 このような考え方はもう捨てなくてはいけないかもしれないですね。

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