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リンゴを食べれば生活習慣病知らず?知られざるペクチンの効能

ペクチンという成分を聞いたことがありますか?リンゴには特に多く含まれていますが、実はジャムを作る時に欠かせない成分なのです。

ジャムがあのように固まるのは、ペクチンが酸と糖分によってゼリー状になる性質を上手に利用しているからなのです。そんなペクチンが生活習慣病にどんな効果を発揮するのか、紹介していきましょう。

糖尿病予防効果

ペクチンは食物繊維の一種で、糖類であるガラクツロン酸が結合したポリガラクツロン酸という成分です。エステルという状態になっているものをペクチンと呼び、エステル化されていないものをペクチン酸と呼びます。

ペクチンは水に溶ける性質を持ち、ペクチン酸は水に溶けにくい性質を持っています。熟した果実には水溶性のペクチンが多く含まれています。

食物繊維は腸管からの糖の吸収を阻害する働きが知られています。単純に、糖が吸収される量が減るということはもちろん、一度に大量の糖が吸収されないということは、血糖値が急激に上昇しないということを意味しています。

急激な血糖値の上昇は、血管や膵臓に負担をかけることになり、糖尿病発症原因の一つとなります。

脂質異常症予防効果

糖分の吸収を阻害するのと同じように、ペクチンにはコレステロールの吸収を抑制する効果もあります。それにより、血中のLDLコレステロールが減少し、脂質異常症(高脂血症)を予防する効果が期待できます。HDLコレステロールが上昇することも知られており、血液を理想的な状態にする効果があると言えます。

脂質異常症を予防することで、他の疾患を予防することにも繋がります。動脈硬化は血中のコレステロールが血管の隆起した部分に蓄積することで引き起こされるため、血中コレステロール濃度が低ければ、当然そのリスクが低下すると言えます。

動脈硬化は脳血管疾患、心疾患の原因となり、死に至る危険をはらんでいます。また、脂質の代謝は肝臓で行われており、余分な脂質を蓄えるのも肝臓です。ペクチンは、脂肪肝になり、肝機能が低下するリスクを下げる効果も持ち合わせているのです。

整腸作用

ペクチンには腸内の善玉菌(乳酸菌)を増殖させる作用があります。また、腸のぜんどう運動を活発にする働きも知られています。これにより便通が良くなります。便秘に効果がある他、逆の症状に思える下痢にも効果があります。どちらかの症状がある場合は、すりおろしたリンゴを食べると良いでしょう。

腸内の善玉菌が増殖するということは、大腸ガンのリスクを下げることにも繋がります。腸内環境が劣悪だとそれだけガンのリスクが上がってしまいますが、善玉菌は環境を整えてくれるのです。さらにペクチンには発ガン物質を吸収し、そのまま便として排出する作用があるため、腸に優しい成分であると言えます。

まとめ

ペクチンは栄養の過度な吸収を抑えてくれると言えます。元々食べ過ぎの傾向にある人にはちょうど良い成分かもしれません。こうしたことは病気だけでなく、肥満を予防することにも繋がります。今や肥満は万病に繋がる状態と言えますので、現代人には心強い成分なのではないでしょうか。

とは言っても、リンゴは果物です。ペクチン以外にも果糖を多く含んでおり、一日に何個も食べることはお勧めできないですし、それほど食べられるものでもないはずです。旬のリンゴが出回る時期は、一日に一個(小さければ二個)程度を目安にして、色々な種類のリンゴを楽しむと良いのではないでしょうか。

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