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泣く効果が侮れない!涙活はストレス解消やうつ予防、ダイエットにも

嬉し泣きをする女性

皆さんは「涙活」を知っていますか?言葉は聞いたことあるけど詳しくは知らない、という方も多いのではないでしょうか。

涙活とは、簡単に言えば「自主的に涙を流すことで、心のデトックスを図ること」を言います。

過去には、詩の朗読や泣けるショートムービーなどを参加者みんなで鑑賞する涙活イベントも開催されており、その需要が高まっています。

知らないうちに溜め込まれたストレスは心身ともにじわじわとダメージを与えます。しかしこの自主的に泣くという行為を定期的に行うことによって、日頃からストレスを溜め込まないよう自分の心をケアすることができるのです。

多くの人は仕事や生活の中でやらなければいけないことに追われ、自分の内面に目を向けることは少ないと思います。

しかし目に見えないからと言って自分の心をないがしろにすると気づいた時には精神的に参ってしまったり、もしくはストレス性の病気を発症してしまったり大変なことにもなりかねません。

これから涙活のメリット、涙活に効果的な涙の種類、上手な泣き方のコツまで詳しく説明いたします。

涙と一緒に、気持ちよく心のモヤモヤを吐き出してしまいましょう!

知らないともったいない!?大人を癒す話題の涙活とは?

涙活の発案者は離婚式のプランナー寺井広樹さん。離婚式とは離婚を決めた夫婦が再出発の決意を表明するために行われるセレモニーのこと。その離婚式の現場でたくさん泣いてすがすがしい表情になった男女をみて、涙が人の心を浄化する高い効果を確信したそうです。

これを読んでいる方にも「思い切り泣いたらスッキリした」という経験はありませんか?泣くことには心のデトックス効果があるということは医学的にも証明されています。

「大人が簡単に泣くもんじゃない」「男は泣いてはいけない」という考えを無意識に身につけている方は少なくないと思います。しかし泣きたいときに涙を我慢することは、体がストレスホルモンを発散したがっているのにそれを溜めておくことと同じなので体に良いわけがありません。

日常的に我慢を重ねストレスを溜めがちなのに、自分の心をケアする時間も余裕がない大人こそたくさん泣いてその恩恵を受け取ってほしいと思います。

涙活にはいつくかのコツやポイントがありますが難しいものではありませんし、そのメリットはたくさん!

一度気負うことなく気軽に試してみて、少しでもスッキリした感覚があれば、週に一度、月に一度でも構いませんのでライフワークの一つにしてみるのもいいですね。

涙活の効果はストレス解消、免疫力UP!カギは自律神経を整えること

泣くことには様々なメリットがありますが、共通してこの「自律神経」が関係しています。人の身体には、“交感神経”と“副交感神経”という2つの働きがあります。緊張・ストレス状態だと交感神経が優勢になり、寝る前などの脳がリラックスした状態だと副交感神経が優勢になります。

正常な状態だとこの2つが状況に合わせてスイッチするのですが、ストレスなどで自律神経が乱れてしまうと様々な弊害が生じます。

例えばぐっすり眠りたい時に交感神経が働いて目が冴えてしまったり昼間のバリバリ働きたい時に副交感神経が働いて頭がボーっとしてしまったりという感じで、状況に応じたスイッチがなされず生活に支障が出てしまいます。

涙活で涙を流すことにより、交感神経から副交感神経へスイッチされストレスが緩和されます。副交感神経を優位にすることは自律神経を整えることになるのでそれにより鬱や無気力などの精神的なものから便秘や生理痛といった身体的なものまでを改善させることができるのです。

涙活の効果1.ストレス解消・免疫力UP

この世で生きている限りストレスを完全に防ぐというのはなかなか難しいこと。特にストレス社会と言われている現代、もし自分では意識していなくても知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまっていることは珍しくありません。

強い気持ちや意見を心の奥にしまい込みその場はうまくいったとしても、その感情は隠れているだけで消えたわけではありません。また抑え込むことにより新たなストレスにも繋がってしまいます。

だからといって湧き上がるすべての感情をむき出しにすることも、社会でやっていくには迷惑になることがあります。

そんな時は一人になり、感情のままに涙を流しましょう。涙を流している最中は前頭前野が興奮状態となり交感神経が優勢となりますが、涙と共にコルチゾールと呼ばれるストレス物質が排出されます。

そして涙を出し切ったあとは副交感神経へとスイッチされリラックス状態になるのでストレスも軽減されます。

さらに免疫システムは副交感神経優勢の状態で活発に働くのでストレスから解放されると同時に免疫力もUPします。がん細胞を退治・排出し、ウイルスや細菌にも負けない身体になります。

映画館など人前で泣くのが恥ずかしいという人は、まずは落ち着く環境での一人涙活からスタートしてみましょう。映画・漫画・音楽・詩など、自分がその世界に入りやすく、感情を揺さぶられるものなら何でもOK。

特に映画は目からも耳からも情報が入り、感情移入しやすいのでおすすめです。泣けるツボは人それぞれなので、自分のツボを見つけそれをうまく刺激してくれる作品を探しましょう。

涙活の効果2.ダイエット効果

涙活のストレスを浄化する作用はダイエットにも効果的です。脳には欲求を司る扁桃体と理性を司る前頭葉があり、その二つがバランスよく働いていれば無駄に食べてしまうことはありません。

しかしストレスを溜め込んだ状態だとこの部分のバランスが崩れてしまうため、ストレスを感じるたびに食べたくなってしまい、欲求がコントロールできません。お腹が空いていないのに何かが食べたいという欲求が生まれ、そのたびに食べていてはストレス太りは避けられません。

しかし涙活でストレスを洗い流し脳の働きを正常に戻すことにより余計な食欲に苦しめられることもなく、ダイエットもスムーズに進めることができます。

さらにリラックス効果により深い睡眠がとれるようになることも重要なポイントです。眠りが浅いか深いかというのは実はダイエットには非常に大切なことなのです。ぐっすり眠ることは新陳代謝を活発にし体のデトックス効果を高め、翌朝に疲れも残さないので1日を活発に過ごせます。

ストレスを取り除くことによりダイエットをサポートする効果は他にもあります。

  • 呼吸が深くなり代謝アップ
  • 自律神経が整い血行が良くなると、栄養や酸素がきちんと届けられ効果的に脂肪を燃やす
  • 消化活動が活発化され、食べたものがきちんとエネルギーとして消費される
  • 脳内に気持ちを落ち着かせるセロトニン(癒しホルモン)を分泌させ、気持ちを安定させる

ダイエット中はどうしてもストレスが溜まりがちになりますので精神面のケアが大切です。心の不調はエネルギー代謝にも大きく影響しますので直接的にも間接的にも涙活はダイエットに有効と言えます。

涙活の効果3.うつ病の予防

うつ病の原因は様々な要因が重なっていることが多いですが、大きな原因の一つとなるのがストレスです。うつ病にかかる人は真面目で責任感が強く、周りからの評価が高い傾向にあります。

このような人は自分の気持ちを押し殺してでも周りの期待に答えようとする真面目さゆえに頑張りすぎてしまいます。

うつ病の治療には十分な休息が必要です。今まで空気を読みすぎたり周りに合わせたりと、自分を抑え込むことが癖になり心は疲れきっています。

そんな人は涙活でストレスを排出することにより心の安定が保たれ、改善に向かいます。また、日頃から定期的に涙活を行いストレスを溜めないように心のケアしていればうつ病や精神疾患の予防にもなります。

涙活は主に「うつ病の予防」に効果があるため、すでにうつ状態が長い場合やひどい場合は専門家に相談しましょう。

泣くことは笑うこと以上にトレス解消効果がある

笑うことが精神的、肉体的に素晴らしい効果を持つことはすでに広く知られています。しかし実は、泣くことの方が笑うことよりもさらにストレス解消には効果的なのです!

泣くといえばネガティブなイメージがあったりと否定されがちですが、笑うことと泣くことは表裏一体。どちらかだけに傾くのはやはり不自然です。ネガティブな感情もその存在を無視せず一度向き合う方が、結果手放すことができます。

悲しかったり悔しかったり不快な感情が生まれるとき、体にはストレスホルモンが分泌されます。そこで我慢せず泣くことで、体に有害なストレス物質を体外へ排出することができるのです。

感動するためには記憶を引っ張り出し感情移入する時間が必要となるので笑うよりも多少時間を要しますがその効果は大きなものです。また笑った時と比べ効果の持続時間も長く、数日間ほど続きます。

共感による涙が少しでも流れたら副交感神経へのスイッチがされています。なので無理して感情を入れようとしたり号泣しようとしたりせず、すすり泣く程度でも効果は変わりません。

目が腫れない上手な泣き方をマスターして安心して泣こう

泣いた翌日に目が腫れてしまうことが気になり、思いのままに泣けないのはもったいないですよね。

腫れてしまってからケアをするよりまずは腫れないようにすることが大切です。泣くときちょっとしたことに気を付けるだけで目の腫れはある程度予防できます。目が腫れないコツを掴み、上手に涙活していきましょう。

泣いた後に目が腫れてしまう大きな原因は大きく分けて2つ。

  • 涙を拭くときに目の周りをこすってしまうこと。
  • 涙自体の水分と塩分。

目の周りの皮膚はとても薄く毛細血管も集まっており思っている以上にデリケートです。泣くとそこに涙自体の水分と涙に含まれる塩分が流れ、より刺激に敏感になっています。

なのでその状態で目の周りを強く拭いたりこすったりすると毛細血管が傷つき、それを直そうと大量の分泌液などを出します。これが赤く腫れてしまう原因です。

目を腫らさないコツとして涙はなるべく頬まで流し、その後柔らかい素材のハンカチやティッシュで吸い取るように優しく抑えましょう。濡れタオル・ハンカチなどならより肌に刺激を与えず涙を取り去ることができます。

しかしどんなに気を付けていても、号泣すると多少は腫れてしまいます。そんなときは血行を良くするケアが有効です。対処法として下記の方法があります。

・冷蔵庫で冷やしたスプーンの盛り上がった方を瞼に優しく当て、目頭から目尻に向かって軽くマッサージを行う。(この時眼球に当たらないよう気をつけて下さい)

・柔らかいコットンに冷えた化粧水を含ませ、目の上に乗せて5分。途中でコットンが温まってしまったら交換する。

・カモミールティーのティーパックを冷蔵後でしばらく冷やし、瞼の上に乗せ10分。そのあと洗い流す。カモミールには炎症を抑える効果がありますが、なければ普通の紅茶のティーパックでもOK。

・温かいタオルと冷たいタオルを用意し、交互に目の上に置く。腫れの原因となっている水分を血液に戻す効果があります。目の周辺の血行促進効果により短時間で腫れが軽減する即効性のある方法です。

腫れを鎮静させるケアをするときも、泣くときと同じように目の周りの皮膚に刺激を与えないように気を付けましょう。

泣けば何でもいいわけではない!涙にも種類がある

どんな涙であっても流せばOK、というわけではありません。涙にも種類があり、涙活に効果的な涙とそうでない涙があります。

常に分泌されており、目を乾燥から守る役割をする基礎分泌の涙や、玉ねぎを切ったときや目にゴミが入ったときに異物を外に出す役割をする反射の涙などでは効果がありません。

涙活に最適なのは感情が伴った涙です。自分自身の出来事による悲しみの涙や悔し涙を流すことでも効果はありますが、やはり一番適しているのは「感動の涙」です。

自分とは直接関係はないが共感できるものが最適です。涙活は脳の前頭前野部分に刺激を与えることで落ち込む気持ちを軽減することを目的としています。前頭前野は別名「共感脳」とも言われており、それは他人に対し共感することで刺激されます。

この感動の涙と言うものは、前頭前野が発達していない動物にはありません。また幼い子供はまだ苦労などの経験が少なく他人の気持ちに共感することができないため、感動や共感の涙を流すことはできません。

大人になって流すこの感動の涙は、自分自身が悲しいことや辛いことを乗り越えてきた経験の積み重ねによって流すことができる涙なのです。まさにストレス社会を生きる大人たちへの贈り物のようなものです。

「泣かないといけない!」と力が入りすぎるとそれもまた心の負担になりますので、気負わず義務感も持たないで純粋にその作品を楽しむくらいの気持ちで鑑賞するのがいいでしょう。

”感動の涙”を刺激する、涙活におすすめの映画5選

洋画、邦画、アニメ、舞台もそれぞれ異なる5作品を紹介します。ピンと来たものがあればぜひ参考にしてみて下さい。

ショーシャンクの空に(1994年)

銀行副頭取のアンディ(ティム・ロビンス)は、妻と妻の愛人の殺人容疑で逮捕された。しかも収容先のショーシャンク刑務所はかなり荒れた環境で、理不尽な仕打ちを受ける毎日。そんな中、古株の囚人レッド(モーガン・フリーマン)と知り合う。

レッドは、他の囚人たちとはどこか違うものを感じるアンディに興味を持ち、二人の親交は深まっていく。ある日アンディは刑務所職員が抱えていた遺産問題を、元銀行員の知識で解決することにより他の囚人たちから一目置かれるようになる。

そのようにアンディは自分の立場を確立しながら明日の自由を信じていた。20年の月日が流れたある日、アンディは自身の無罪を証明するチャンスを掴む。

原作:スティーブン・キング
監督:フランク・ダラボン
主演:ティム・ロビンス/モーガン・フリーマン

グリーンマイル(1999年)

アメリカ南部、死刑囚監房の看守であるポール(トム・ハンクス)の元に黒人死刑囚のジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)という男が送られてくる。双子の少女強姦殺人容疑のその男は大柄な風貌とは対照的な怖がりで、繊細な人間だった。

ジョンは不思議な力を持っており、ある日ポールの体に軽く触れただけで尿管結石を治した。ポールやその他の看守たちはジョンとの交流がまるにつれてその純粋な人間性を目の当たりにし、彼の罪を疑問視するようになる。

原作:スティーブン・キング
監督:フランク・ダラボン
主演:トム・ハンクス/マイケル・クラーク・ダンカン

最強のふたり(2011年)

パラグライダーの事故により車いす生活をしている大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)。その介護者として雇われたのはスラム出身で刑務所を出たばかりの黒人青年のドリス(オマール・シー)。

年齢、環境、趣味、思想などすべてにおいて共通点のない二人が反発しあい衝突を繰り返しながらも徐々に絆を深めていく過程は気持ちよく感動的でありまた面白く、涙も笑いも網羅した贅沢な作品。泣かせようという空気を感じさせない映画なのでその分自然体なやり取りが心に響く。

監督:エリック・トレダノオリヴィエ・ナカシュ
主演:フランソワ・クリュゼ/オマール・シー

手紙(2006年)

原作は東野圭吾の小説。両親を亡くし、二人暮らしをしている兄弟。兄の剛志(玉山鉄ニ)は弟の学費のため強盗に入る。そこで誤って殺人を犯してしまう。

以降、弟・直貴(山田孝之)の人生には”殺人犯の身内”という事実が重くのしかかり、夢も人間関係も仕事もすべてがそれにより破たんしてしまう。題名の「手紙」は獄中から届く剛志からの手紙のこと。毎月届くその手紙に直貴は苦しめられるが、ストーリーの終わりに訪れる直貴の心境の変化も見どころ。

原作:東野圭吾
監督:生野慈朗
主演:山田孝之/玉山鉄二/沢尻エリカ

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲(2001年)

「20世紀博」という懐かしいものばかりを集めたテーマパークが日本各地で開催された。ひろしとみさえを含む大人たちは懐かしい娯楽や暮らしなどを存分に満喫した。

それから連日のように20世紀博に通うようになると、大人たちは皆会社へも行かず家事もしなくなりまるで子供のように過ごし始める。これは大人だけの楽しい世界を作り時間を止めてしまおうという”オトナ帝国化計画”だった!

原作:臼井儀人
監督: 原恵一

大人こそ、積極的に泣いちゃおう!

生きていれば泣きたくなることもあります。それを封じ込め続けるといつか時を経て姿を変えあなたの心身に害を与えるかもしれません。「大人が泣くなんて恥ずかしい」などと涙を我慢する必要はありません。

ストレスを溜め込み暗い顔をしている人より、上手に涙を活用しいつもすがすがしく生きている人の方が素敵な気がしませんか。

悲しいことや辛いことがあり自然と涙が溢れてしまうときはもちろん、ストレスをあまり自覚していないときにも日頃から”涙活”で凝り固まった心をほぐし、フレッシュな気持ちで明日を迎えましょう!

キャラクター紹介
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