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高齢者は肥満よりも低栄養に注意!3つの工夫で低栄養予防

現在、高齢者の低栄養状態は社会的に大きな問題となりつつあります。メタボリックシンドロームや肥満が頻繁に取り上げられ、そればかりを気にしていると、元々食べる量が少ない高齢者はさらに食べる量を減らしてしまい、それが低栄養に繋がります。

また、体調の変化も低栄養と密接な関係を持ちます。本人だけでなく、家族も気を付けなければなりません。

低栄養が及ぼす悪影響

低栄養の何が怖いかというと、それが体力の低下に直接結びつくという点です。食べる量が少なく、必要な栄養素が摂取出来ないと言うことは、もちろんエネルギーが不足します。そうなれば身体を動かすことが億劫になり、活動量が減り、体力は衰えていきます。

また、肉や魚などたんぱく質の摂取量が少なければ、身体の筋肉を維持することが出来なくなり、筋力が衰えます。これも普段の活動量を減らすことに繋がるわけです。

筋肉の減少だけでなく、骨粗鬆症のリスクも上がります。もし骨折してしまえば、そこから寝たきりになる危険性もあり、軽視することはできません。

他にも、体力の減少は免疫力の低下を招き、感染症に罹りやすくなります。認知症になるリスクもあがると言われており、気力を低下させるというデータもあります。

粗食を好む人や食事制限の経験がある人、食事の用意が面倒な人、好き嫌いが多い人、食欲が無い人、そしてその家族は、低栄養がこういった危険をはらんでいることを知る必要があります。

低栄養予防その1~献立を工夫~

高齢者の食事は単品や、質素な食事であることが多いです。そのため、まずは一食ずつ主食と主菜、副菜のある食事をとる必要があります。

目標としたいのは一汁三菜という昔からの日本食のスタイルです。ご飯とみそ汁があり、肉や魚、卵、大豆製品を使った主菜があり、野菜を使った副菜が二種類あるというのが理想です。

目標は一汁三菜として、まずは出来ることから始めるということが大切です。例えば、いつもご飯とみそ汁だけで、ご飯はふりかけで食べているという人は、何か主菜を足しましょう。納豆や豆腐など、手間のかからないものから始め、慣れてきたら魚や卵を使うというのも良いでしょう。

副菜の野菜の多くはあまりエネルギーにはなりませんが、身体の代謝をスムーズにしてくれたり、お腹の調子を整える働きがあります。高齢者は便秘になりがちなので、こうした野菜や果物を積極的に摂っていくと良いです。

同じく乳製品も便秘に効果的です。さらに乳製品はたんぱく質を多く含んでいるので、間食に摂ると良いでしょう。

インスタントラーメンや、ゆで麺を使って、簡単に食事を終わらせる時でも、卵を割りいれることで、たんぱく質を補うことができます。包丁で野菜を刻むのが面倒な時は、きのこやキャベツなど、手でちぎれる野菜を入れるのも良いです。使いやすい野菜類を常備しておくのも効果的です。

低栄養予防その2~形状を工夫~

低栄養の高齢者の中には、歯が悪かったり、食欲が無いという理由で、柔らかいものを好む人が多くいます。そのため、作る本人はもちろん、家族も食べ物の形状も気を付ける必要があります。おかゆを作るときでも、卵や牛乳、チーズ、納豆を入れるなどして、なるべくたんぱく質が摂れるように工夫します。

他におかずを作る際には、噛みやすい、飲み込みやすいものになるよう注意します。根菜類は柔らかくなるまで煮る必要がありますし、肉の部位も筋っぽくない部分にする必要があります。

とろみをつけると飲み込みやすくなるので、豆腐やヤマイモ、はんぺん、マヨネーズ、かたくり粉などを使って、口当たりを変えるのも良いでしょう。

低栄養予防その3~水分補給を工夫~

食欲が無くても、水分なら手軽に取り入れることが出来ます。現在は、薬局などで栄養調整食品として液状の濃厚流動食というものが販売されています。それらを買うことも手段の一つです。ですが、あまり美味しくないものも多いので、深刻な低栄養でなければ家庭内で工夫してみましょう。

水分補給としてコーヒーやお茶を飲むことがあると思いますが、こういった時に、カロリーのあるもの、栄養価が高いものを取り入れると、必要な栄養分を補うことが出来ます。

例えばコーヒーをココアにする、ココアにチョコレートを入れる、豆乳やきな粉を組み合わせる、ヨーグルトドリンクにするなどで足りない栄養を補うことが出来ます。

自家製フルーツジュースを作ってみるのも良いでしょう。果物だけでも良いですし、はちみつやヨーグルトを足してみるのも良いです。

何歳になっても食事は基本です。面倒に思うことがあるかもしれませんが、多少の手抜きをしつつも、しっかり食べることを心がけるようにしましょう。

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