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腹式呼吸で精神の安定を保とう。効果的な心の健康の保ち方

いつもの呼吸、腹式ですか?胸式ですか?そんな質問をされたら答えに詰まるでしょうか。スポーツをしていたり、音楽をしていたりする人には耳馴染みのある腹式呼吸という呼吸法ですが、これは意識して練習しないと上手にできないために、知らないと自然に胸式呼吸になっているのです。

呼吸は呼吸だろう?と思った方。あなどってはいけません。呼吸をゆっくり静かに深く吸うだけでも、人の心が落ち着きを取り戻すのは多くの人が知っていることです。毎日ストレスの多い社会で生きているからこそ、体の芯に酸素を送り込む呼吸法を身につけてみませんか?

腹式と胸式の違い

このふたつの違いは、読んで時の如く、腹で呼吸をするか、胸で呼吸をするかということです。試しに、壁に背中をつけて立ってみましょう。その状態でゆっくり、大きく息を吸ったり吐いたりしてみて下さい。

この時、片手をお腹に、片手を軽く肩にあてておきます。呼吸をするたびに、お腹が動くか、肩が動くかで、今の呼吸が腹式か胸式か、簡単に分かります。

実は胸式呼吸では、吸うことだけが目的なので、吐くのはほぼ惰性の力になっているのです。驚きや悲しみ、ショックなど、強いストレスを感じた時や、体が疲れ切ってしまった時には胸が上下するような呼吸になりますが、これは、失われた酸素を補給しようとする無意識の動きです。

対して、腹式呼吸は、吐くことに重点を置いています。胸式呼吸が無意識で行われる「生きるための呼吸」なのに対して、腹式呼吸は呼吸のリズムのコントロールや、血圧が上がることを抑制する効果などを目的として行う場合もあり、ヨガなどにも積極的に取り入れられています。

本当は、生まれた時には人間は皆、腹式呼吸だったんですよ。赤ちゃんのお腹をよく見ると、泣いている時にはお腹がよく動いています。赤ちゃんの声がとても大きく、よく通るのはお腹いっぱいの力で声を出しているからなんですね。

それがどうして、大人になると胸式呼吸が増えてしまうのでしょう?それは、赤ちゃんの時には無駄な力をいっさい使っていないのですが、大人になるにつれて筋肉がつき、体の柔軟性はトレーニングをしないと保てないので、だんだん呼吸が上に上がってきてしまうからだと言われています。

呼吸で精神の安定が保てるか?

カッとなった時、どうやって心を鎮めますか?最近では自分の心の鎮め方を学ばずに成長してしまったがために、簡単にキレてしまう大人も増えたようです。

昔は色々な作業を人の手で行っていましたから、力を入れる時には必ずお腹の底に力を入れて踏ん張り、解放されると大きく深い呼吸を自然とお腹でする機会もありました。

しかし現代の生活では筋肉を使う機会がほとんどなく、力を入れたり抜いたりすることで発散されるエネルギーが行き場を無くしているようにも見受けられます。ここを意図的に呼吸でコントロールすることは、腹式呼吸なら可能になります。

よく、ボーカルを目指す人が、腹式呼吸を上手に行うために腹筋をつけるべきか悩んでいたりしますが、本来はお腹に力を入れるのではなく、お腹の力を抜いて、おへそよりももっと下に酸素を送り込んでやるのが正しい呼吸です。

神仏に仕える仕事の人達が瞑想をする時にも、呼吸は必ず腹式で行われます。まず鼻から吸い、息が鼻から喉、胸を通ってお腹に落ち、一番底までしっかり届いたら、次はゆっくり口から吐き出す。

口はすぼめて、細い糸を吐くようなつもりで吐き続けます。なるべくゆっくりと時間をかけて吐き切ったら、また鼻から吸う、これを繰り返すと、頭にのぼった血がゆっくりと降りてきます。血圧が上がる抑制に繋がるというのは、全身の血流の安定から来るのではないかと思われますが、これは全身の安定にも繋がって行きます。

よく、疲れたりカッとなったら深呼吸をして心を落ち着かせる、ということを言ったり、行ったりしている人がいますよね。この時に、胸でなく腹で呼吸をゆっくり繰り返すと効果がより高まります。

キレやすい人は口で呼吸をしている人が多い、という俗説もあり、口で息を吸うとどうしても呼吸は浅くなってしまうので、脳に酸素が回りづらいのではと考えている人も少なくありません。

腹式呼吸で深く酸素を吸うことは、全身の必要な酸素量をしっかり取れるということでもあります。だからこそ血流も安定し、血圧も落ち着くのです。様々なことに対処しなければならない現代だからこそ、呼吸を整えて、常に冷静に行動出来るようにしておきたいものですね。

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