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子供が鼻に異物を詰めちゃった!正しい取り方と耳鼻科受診の目安

子供と細かいおもちゃ

小さな子どもに多く見られる鼻腔内異物のトラブル。鼻腔内異物とは、子どもが興味を持った小さなもの、例えばビー玉や豆などを鼻の中に押し込んでしまい、自力で取り出せなくなってしまうトラブルです。

1歳前後の乳児はなんでも口に入れてしまう傾向がありますが、もう少し大きくなると鼻や耳になにかものを入れてしまうことが増えていきます。

鼻腔内異物のトラブルは2~5才の小さな子供に一番多く見られ、ひとつ間違うと大きな事故につながる可能性もあります。 このくらいの小さな子供は、大人では想像もつかないようなものを面白半分で鼻に入れてしまったりするのです。

またこの場合、無理に取ろうとしてよけい奥に押し込んでしまったり、異物が小さいと気管に入ってしまうこともあるのであまく見てはいけない状況です。

まずはこのようなことが起きないように周りの大人たちが注意することが大切ですが、それでも子どもはスキを見ていたずらしてしまうこともあります。今回はそんなときに備えて、子どもが鼻の中に物を詰め込んでしまったときの対処法を紹介します。

子供が鼻に何かを詰めてしまった!対処法、正しい取り方は?

基本的には何もしないで耳鼻科に行くことが賢明です。しかし詰まっていない方の鼻と口で呼吸ができているうちはまだいいですが、もしそのまま吸い込まれ気管を塞いでしまうと大変危険ですので一刻も早く取り除く必要があります。

鼻の中に詰まったものが見え、指で簡単につまみだせそうであれば慎重に取り出して見ましょう。

そのように手で簡単に取り出せそうなときは取って構いませんが、ピンセットなどの道具を使用しなければ取り出せそうにない場合は何もせずすぐに耳鼻科で受診しましょう。

へたにピンセットなどでいじるとよけい異物を奥に押し込んでしまったり周りの皮膚を傷付け出血してしまうとさらに取り出すのが困難になってしまいます。

ピンセットで簡単に取り出せそう、と思っても子どもは嫌がり頭を振ったり動くのでなかなかスムーズにはいかず、いざ耳鼻科へ行ったときの治療を難しくしてしまうので絶対にやめましょう。

鼻の異物除去にピンセットは禁忌

鼻をかめる子どもの場合(4~5才以上)
指ではつまみ出せそうにないと思ったら、異物のはいっていない方の鼻の穴を塞ぎ思いっきりフンっと鼻をかむように勢いよく息を吐かせてみましょう。大人が実演して見せると子どもにもわかりやすいでしょう。

鼻に詰まっているものが小さな場合、鼻をかめる子ども(4~5才以上)であればこの方法で取れることがあります。また鼻からうまく出せなくても、指で取れる位置まで降りてくることもあります。

ただしこの方法は2~3回以上はあまり繰り返さないようにしましょう。あまりやりすぎると鼓膜にダメージを与え、中耳炎を起こしてしまう可能性も出てきてしまいます。速やかに耳鼻科に相談しましょう。

鼻のかめない子どもの場合(1~2才)
まだ鼻のかめない子どもであれば原則、そのまま何もせず耳鼻科を受診します。どうしてもその場で対処したい場合は、子どもの異物が詰まっていない方の鼻の穴を塞ぎ、もう片方の異物が詰まっている方の鼻の穴を大人が口で覆い吸い取る方法があります。

しかしこの方法を行う場合にも決して無理にとろうとしてはいけません。かえって子どもにとって負担になることがあります。

触った感じで異物が鼻からなくなり、子どもが激しく咳き込んだりなど様子がおかしい場合は気道に異物が入った可能性があります。様子をみて苦しそうであればすぐに救急車を呼びましょう。

豆類やボタン電池は特に危険!早急に受診しよう

鼻に詰まると危険な豆類とボタン電池

鼻に詰めて放置してしまうと特に危険なものの中に、小豆などの豆類とボタン電池があります。

小豆などは時間が経つと鼻の中でふやけて膨張してしまいます。そうなると除去が困難になりますし、また取り出そうとすると崩れてしまいさらに取り出しにくくなってしまう可能性があります。

ボタン電池は様々なものに使われていて、サイズ感も見ためも子どもの目にも止まりやすいものですがこれが大変危険で、鼻に入ったまま気づかず放っておくと鼻腔の粘膜が壊死してしまいます。

実際に気付かないまま1か月ほど放置してしまい、鼻腔の一部が溶けてしまったケースもあります。

これら丸いものは簡単に取れそうですが、ピンセットなどでつかもうとするとより奥に入り込みやすいものでもあります。口腔にまで滑り落ちると気管に入ってしまうこともありますので、夜間や休日であっても早急に受診することをおすすめします。

取れない場合はすぐに耳鼻科へ!

子どもが鼻にものを詰めたくらいで病院なんて大げさだと思い、受診をためらう方も少なくないかもしれません。

しかし鼻の中の異物除去は思っているより簡単ではなく、へたをすると出血したりよけい奥に入れてしまったりするのでなかなか家庭での除去は困難です。

また場合によっては大きな病院での処置が必要になることもありますので、鼻に何かを詰めてしまった可能性があるなら、痛がる様子もなく普通に過ごしているようであっても、基本的には翌日でも耳鼻科へ行くことをおすすめします。

耳鼻科に行くとだいたいの場合、鼻鏡検査で異物が見つかることが多数ですが状況によってはX線写真で中の異物の位置や形を確認してから除去を行う場合もあります。

病院での鼻腔内異物除去法としては、まず抗生剤の入った軟膏を局所に塗布し、さらに抗生剤を飲むこともあります。

その後鉗子、また特殊な器具を使用し異物を取り去る方法や、異物が詰まっていない方の鼻の穴を塞ぎ、人工呼吸のように口から息を吹き込む方法などを行います。最後に異物が残っていないかファイバースコープで確認して処置は終了です。

まずは未然に防ぐようにすることが大切!詰めてしまわない対策

一つ間違うと大変危険な鼻腔異物。また場合によっては子どもにとっても辛い処置を受けなければならないことも。なのでやはりこのようなことは起こらないのが一番ですよね。

下記に、小さなお子さんを持つ親御さんは特に注意していただきたい点をまとめました。これらを気を付け、子どもが誤って鼻にものを詰めてしまうことを防ぎましょう。

鼻に入りそうなものは子どもの手に届く場所に置かない

子どもがよく鼻に入れてしまうものの一例として、以下のようなものがあります。

鼻に詰める危険性が高いもの

  • 小豆などの豆類
  • おもちゃの部品
  • ボタン電池
  • ビーズ
  • ティッシュ
  • 丸めた紙
  • ビー玉やBB弾の玉
  • ちぎった消しゴム
  • シャープペンシルに付いている消しゴム

など

これらはあくまで一例であり、子どもは思いもよらないものでも鼻に入りそうなサイズであれば何でも入れてしまう可能性があります。これらのものは極力子どもの手に届かない場所に保管するようにしましょう。

こんな症状があれば要注意!鼻に異物が詰まっているのかも

ある年齢以上の子どもは誤って何かを鼻に詰めてしまったとき、正直に言うと叱られるなどと考えあえて親に隠すことがあります。

詰め込む現場をの目撃した大人がいない場合、問い詰めても認めようとしなかったり、感染症などが発症するまで黙っていることもあります。

鼻の中に異物がある状態で放置することは大変危険なのでできるだけ症状を見極め、異常を感じたら耳鼻科に連れていくという判断も大切になります。

初めはわかりやすい症状が出にくく気付きにくいかも知れませんが、徐々に下記のような特徴的な様子が見られるようになることがあります。

  • いつも鼻を気にしている
  • 息が荒くなる
  • 片方の鼻だけ詰まっている
  • 機嫌が悪い
  • 痛みを感じてぐずる
  • よく鼻血が出る
  • 鼻や息が臭くなる
  • 鼻から血の入り混じった鼻汁が垂れている
  • 悪臭を放つ、膿のような鼻汁が垂れている

鼻の異物に気付かず何日も放置しておくとこのような症状がでる場合があります。異物そのものが劣化・腐敗したり細菌感染を引き起こし重大な事態になる可能性もあります。

鼻に詰めたかもしれない心当たりがあったり、上記すべてに当てはまらなくてもいくつが当てはまるなら一度耳鼻科を受診して下さい。

2~5歳の子どもに近くに小さなものは置かない

子どもは、大人には想像もつかないような行動をとることがあります。思いもよらないものに興味を抱き、2~5歳の子どもは特にそれらを鼻に詰めてしまう傾向があります。

またそれらで遊ぶことをなるべく止めたくないという場合はひと時も目を離さないことが大切です。ビーズなどで遊ぶ時は数が多く初めに数えておくということも難しいと思うので、より注意が必要になります。

ピンセットを家庭で使うことは鼻の周辺組織に傷が付いてしまう危険性があるのでおすすめできません。

それでも使いたいという場合は、本当に鼻の穴からしっかり見える浅い位置までで止まっており、かつ紙など引っ張りやすいものである場合のみ使用しましょう。鼻の穴の中をいじることは絶対にやめて下さい。

また片方の鼻を塞いで思い切り息を吐く方法で無事に取り去ることができたとしても、ビーズなどですと一つ取れてほっとしていてもまだ鼻腔にいくつが残っているということも少なくありません。

本当にすべて取れているか、鼻腔に傷がついていないかを確認した方がいいので念のため耳鼻科を受診する方が賢明です。

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