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これは驚き!「健康になろう」と意識しすぎると不健康になる!?

日本人の健康に対する意識というのは年々高まりを見せています。昔の日本人が、今の日本における「健康ブーム」を見たら、きっと驚くことでしょう。

戦後間もない頃であれば、「生きるのに必死」という状況なので、「健康づくり」などということを考える余裕もありませんでしたし、高度成長期時代も、健康づくりよりも経済発展に国民の意識が集中していましたからね。

そうした歴史を考えると、「健康づくりということに、国民がしっかり意識をむけられる世の中になった」という今の状況は素晴らしいことなのです。・・・が、実はそこに大きな落とし穴もあるのです。

「過ぎたるはなお、及ばざるがごとし」ということわざがありますが、まさにその言葉のとおり、健康に対する意識が強すぎると、それがかえって害になってしまう、ということもあるんですよ。

フィンランドでの調査で分かった、興味深い結果

健康に対する意識が強すぎるとどうして害になるのか・・・それを解き明かすための参考となるのが、1974年にフィンランドのヘルシンキでおこなわれた、1200人規模の研究調査です。

この調査でどんなことをやったのか、それを簡単に説明すると・・・調査対象の1200人を、600人ずつの2グループに分け、片方のグループに対しては健康診断やこまめな健康指導、適切な投薬などをおこなったのです。そして、もう片方のグループには特に何もしませんでした。

ところが・・・15年後の結果を見てみると、健康指導等をして、一生懸命健康管理をしようとしたグループの人のほうが、病気にかかった率も、死亡率も高いという驚きの結果が出たのです。

この研究における現象は、通称「フィンランド症候群」と呼ばれているのですが、なぜこんな結果が出たのかというと、「厳しい健康管理などを意識するあまり、管理される側が不必要な緊張を抱えるようになってしまったからではないか」という説が有力となっています。

「フィンランド症候群」の例から考えた、健康管理のあり方

人は緊張を感じてしまうと、交感神経が優位となってしまい、「安らげない、ぐっすり眠れない」などという状況になってしまうというメカニズムを持っています。だからこそ、「健康づくりのための検診や指導を徹底的にやったほうが不健康になってしまった」という、フィンランドの研究結果のような例も出てきたわけですね。

このことを考えると、私たちの普段の「健康づくり」の意識においても、「ある程度は気持ちの余裕を持たせる」ということが大切なのだ、ということが分かってきます。

健康になることを意識して、運動したり、食生活を健康的な状態に持っていくことは大切ですが、ガチガチになりすぎて「絶対に守らなきゃ」「毎日、この手順のうち、どれかひとつでも欠けさせてはいけない」など、縛りつけすぎるのは考えものです。

「週に1~2日ぐらいなら運動をサボってもいいや」「今日くらいは好きなことをやろう」などという感じで、健康づくりにおいて、適度な「ゆるさ」を入れていくことも大切ですよ。

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