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過労死ラインは残業80時間!過労死の原因と前兆で現れる症状に注意

過労で倒れる男性

ある大手の広告代理店が注目されています。女性社員が日々の激務から自殺した事件で労災が認定されたのです。

この女性は入社から1年も経っておらず、試用期間がやっと過ぎた時点だと言います。しかし月に100時間を超える残業が、彼女の精神を追い詰めていたのは間違いのない事実です。

日本社会で「過労死」が問題となってからもう10年以上経過しますが、まだまだ無くなることはないようです。働き過ぎの人は特に考えてもらいたい過労死について紹介します。

過労死には精神的なものと身体的なものがある

過労死は年間で2500件以上もあると想定されており、ここ10年で倍近く増加しているそうです。

過労死は長時間に渡る仕事が原因で死亡するもので、大きく分けて「精神的な過労死」と「身体的な過労死」に分けられます。

精神を圧迫して自殺に追い込むのが精神的な過労死

明るい性格の木下さんは、大学卒業と同時に念願の商社に就職することができて前途洋々に感じていました。しかし実際に入社して配属された部署は、海外とのやり取りもある部署で必然的に毎日深夜まで作業する必要がありました。

また新人なので雑用もあることから、毎日終電で帰宅する様になり、日によっては会社の机で寝ることも珍しくはありませんでした。

その生活が半年ほど過ぎたところ彼に異変が起こったのです。明るかった彼の性格はみるみる暗くなり、顔色も悪く目もうつろになったのです。

家族が心配して聞いても「大丈夫だから…」と言うだけで、会話も少なくなった感じを受けます。少ない休みも「ぼーっ」と部屋に閉じ籠もるだけで、周りからみても精神的なストレスが溜まっているのが解ります。

さらに「もう辞めたい…」と話すようになり、退職の相談を上司としたのです。しかし会社からは「甘えるな」「勝手に辞めるなんて」などと叱責されてしまい、ついに彼は自殺をしてしまったのです。

幸い直ぐに家族が気付いたことで、死亡には至らなかったのですが、彼の傷ついた心はそれからも彼と家族を悩ませる結果になったそうです。

この木下さんのケースでは、長時間の勤務により精神的に追い込まれ、うつ病の状態になり、最終的には自殺を選ぶしか方法がありませんでした。

特に仕事を辞める決意をひっくり返されることは、行き場を失うことと同じに感じてしまったのかもしれません。

精神的な過労死の原因の多くは「自殺」です。毎日の激務が精神的なストレスになり、それがうつ病などの精神疾患を引き起こしてしまいます。

そのまま放置することで、症状は悪化してしまい自殺へと追い込んでしまうこともあります。

木下さんは家族と同居していたことで、母親が日々の変化を感じ取っていたことから、自殺は未遂で終わりましたが、一人暮らしであったなら結果は違っていたかもしれません。

身体に異常をもたらす身体的な過労死

加藤さんは自動車メーカーに務める会社員です。彼の仕事は工場勤務で交代制の24時間勤務でした。

週によって様々なシフトに分けられるシフト勤務は、眠る時間も不規則になりやすく常に疲労が彼を襲っていたのです。加藤さんには奥さんと子供がいましたが、特に深夜勤務で朝に帰って来る日などは家族も気を使っていたそうです。

そんなある日、加藤さんが勤務する自動車メーカーである事態が発生します。新しく発表した人気車種が販売好調で、生産台数を増加することが決まったのです。

これにより加藤さんの勤務環境は大きく変化してしまいます。残業は増えて深夜勤務でも、8時上がりが昼前まで仕事をしなくてはいけません。さらに次の勤務が夜から待っているのに…

毎日4時間以上の残業を繰り返すうちに、彼の身体はだんだんと疲れてしまいました。そうなると「頭痛」「目眩(めまい)」などを感じるようになり、食欲も低下して体力も無くなってきました。

そしてある日、いつも通り仕事に出かけた加藤さんですが、そのまま仕事場で倒れてしまったのです。原因は「脳血管疾患」であり、彼はそのまま亡くなってしまったのです。

加藤さんのケースでは仕事による疲労が、体調を悪化させて脳血管疾患を引き起こしてしまいました。疲労が蓄積されると身体の自律神経が乱れることから、高血圧などの障害が出ることがあります。

また睡眠障害が起こると脳にも大きなダメージを与える恐れがあることから、「突然死」を起こしやすいと考えられています。

過労は精神的にストレスを増加させるだけでなく、肉体的にも異常をきたし突然死を招く可能性があったのです。

過労死とは一体どのような病気なのか?

過労死には精神的要因と肉体的要因がありますが、実際にはこの2つには大きな違いがあります。精神的要因では死亡する直接原因は「自殺」です。それに対して肉体的要因では「突発的な疾患」であることが多いのです。

「自殺は自殺であって過労死でない」との意見がありますが、それは正しい意見なのでしょうか?たとえ死亡原因が自殺であっても、それを行わせる要因が「脳疾患」であるのであれば、両者に大きな違いはないでしょう。

特に精神的なストレスはうつ病を引き起こす原因であり、うつ病の多くは気持ちの問題ではなく脳神経の障害であることが解明されています。そうであれば自殺も病気が誘発した死と考えられます。

つまり精神的な要因であっても肉体的な要因であっても、過労死は過労による病気が原因と考えてもよいと思います。

過労死には様々なストーリーがありますが、全てが悲しい物語です。残された家族にとっても悔みきれない思いが残るのです。

過労死の前兆を見つけることが大切!前兆でみられる症状や特徴

日本では痛ましい過労死の話題はなくなることがありません。話題に登るたびに企業は様々な対策を取るのですが、半年も過ぎれば元の木阿弥になってしまいます。

たしかに過労死を防ぐには法規制や企業の意識改革が必要ですが、働いている個人個人が過労死に関してもっと考える必要があると思います。残業を命じるのも人間、残業を行うのも人間なのですから。

月の残業が80時間を超えると過労死の危険が

現在の行政では「過労死ライン」と呼ばれるものがあり、月の残業が80時間を超えると過労死の危険性が増えるとされています。つまり週休2日制の会社であれば、1日の残業が4時間になると80時間に達するのです。

もともと過労死ラインとは過労死で亡くなった人の遺族が、労災認定を受けるための基準でしかないのですが、過労死が起こりやすい目安として覚えておくのは大切です。

特に月に100時間を超える残業では休日出勤も必要になることから、精神的にも肉体的にも大きな負担がかかってきます。

実際にはこのような長時間の残業は違法であるため、中には残業代の申請をさせなかったり、固定残業と称して一定金額しか支払わなかったりする企業もあります。

過労死ラインは給与明細ではなく、実際には会社で過ごす時間で判断することが大切なのです。

それでは過労死ラインを超えた状況で、特に気をつけなくてはいけない「過労死の前兆」について紹介します。

【過労死の前兆1.】目眩(めまい)は脳のSOS

朝起きて何となく周りがボヤーっと見えることがあります。また視界が回転して急に立つと立ちくらみやふらついてしまうこともあります。

これは目眩の症状で原因は、疲労によって脳の疲れが改善されていないことが原因と考えられます。脳が疲労してしまうと、正しい判断を下すことができなくなり、言われるままに過労を続けてしまうこともあります。

目眩は脳のSOSだと考えて休息を十分取ることが過労死を防ぐことになります。

【過労死の前兆2.】疲れているのに眠れない

普通であれば疲れているとすぐに眠ることができますよね。しかし過労死に近づいた状況ではそうではありません。

つまり身体は疲弊しているのに、眠ろうとしても眠れなくなるのです。これは疲労によって脳にストレスがかかり、自律神経が乱されている状況だと推測されます。

つまり毎日の仕事による緊張が長時間続くことで、「交感神経」が優位に立ったままで、「副交感神経」へとスイッチできなくなっているのです。

自律神経は活動期には交感神経、睡眠などリラックス期には副交感神経が優位になくてはいけません。つまり過労で一日中交感神経が優位になっており、眠ろうとしても筋肉が緊張していることから眠れなくなるのです。

毎日の残業で遅く帰って、身体もフラフラなのに、布団に入っても眠れない…そのような状況は過労死が近づいているのかもしれません。

【過労死の前兆3.】高血圧や頭痛

身体の疲労は自律神経を乱してしまいますが、思わぬ所に影響を与えてしまいます。それが血管であり過労によって高血圧を招いてしまうことがあります。

身体的な要因での過労死の多くが、高血圧と関係しており、過労が血圧を上昇させることは事実だと考えます。過労と高血圧の関係をまとめてみました。

  • 疲労回復のために血液を多く循環させる
  • 交感神経が刺激されることで血小板が活発になる
  • 筋肉の緊張が取れずに血管を圧迫する
  • 食事が不規則になりやすく高脂血症を起こしやすい
  • その他

急に高血圧を起こすと頭痛などの症状を発症することもありますので、頭痛を感じたら血圧の変化を検査することも重要です。

過労死ラインを超えた状態で、急に血圧が高くなったら、過労死の兆候かもしれません。十分に休息を取るようにしましょう。

【過労死の前兆4.】耳鳴りや難聴

目眩の症状で有名な「メニエール病」ですが、その原因は内耳に体液に溜まることによる、機能障害と考えられています。つまり平衡感覚機能が体液により乱されることで、「目眩」や「耳鳴り」「難聴」などの症状を引き起こしているのです。

メニエール病の発症プロセスは未だに解明されていませんが、ストレスや疲労と大きな関係があると推測されており、特に過労における発症は少なくありません。

特に耳の聞こえが悪くなったり、静かな所でも耳鳴りがしたりする場合は、内耳に体液が溜まっているメニエール病の発症かもしれません。

過労ラインを超えた状況での耳のトラブルは、疲労が原因と考えて十分な休息を取るようにしましょう。

【過労死の前兆5.】消化器の異常

疲労が蓄積されると胃や腸の機能が低下してしまいます。得に「胃もたれ」「消化不良」を起こしやすく、下痢が続くことも珍しくはありません。

また胃がムカムカして「逆流性食道炎」のような感覚を覚えることもあります。

胃は疲労に対して敏感な臓器であり、疲れがそのまま胃に現れることもあります。胃もたれや下痢が続く場合は、過労死の危険があるので注意が必要です。

【過労死の前兆6.】風邪を引きやすくなる

過労は身体を疲れさせるだけでなく、身体にある「免疫機能」を低下させてしまうことがあります。

免疫機能は身体に入り込んだ「ウイルス」「細菌」などを攻撃して排除する大切な機能で、これが弱まると感染症にかかりやすくなってしまいます。

疲労した身体で「ゴホゴホ」としょっちゅう咳をしている場合は、免疫機能が大きく低下している可能性があります。

免疫機能の低下は過労死の原因になりますので、休息と栄養補給を行い、免疫機能を活性化させるようにしましょう。

【過労死の前兆7.】手足の痺れ

過労で自律神経が乱れると、血流が悪くなり神経にも影響が出ることがあります。手足の「痺れ」はこのように、自律神経の乱れが引き起こす症状なので、身体が疲弊している状況と考えられます。

また身体の血流が悪くなることで痺れを引き起こすこともあるので、症状が現れたら身体を温めて休息を取るようにしましょう。

【過労死の前兆8.】息ができない

過労が続くことで呼吸に異変が起きることがあります。これは「過呼吸」と呼ばれる症状で、自律神経が乱れることで発症することがあります。

疲労で自律神経が乱れると、酸素を得るために「浅く早い」呼吸を行ってしまいます。そうすると体内の二酸化炭素が減って、酸素が過剰に増えてしまう現象が起こるのです。

私達の身体には二酸化炭素も必要であり、これが減りすぎると脳は呼吸を制限しようとはたらきます。しかし本人は息苦しいので、更に激しい呼吸を行ってしまい過呼吸が増す結果になります。

過呼吸が発症した時に、口に袋を当てて呼吸すれば改善する理由は、吐いた息を再度吸うことで二酸化炭素を増やしていたのです。

過労が限界に近づくとこのような過呼吸が出やすくなります。それは自律神経が呼吸を上手にコントロールできていないことと、疲れから酸素の消費量が増加していることが原因です。

特に運動も行っていない状態で「ハァハァ」息をするようであれば、過労対策が必要でしょう。

【過労死の前兆9.】胸の締め付け

過労によるストレスは心臓に対しても悪影響を与えます。「心不全」「心筋梗塞」などの疾患は、うつ病と大きな関係性があることが解っており、精神的なストレスが心臓の機能を低下させる原因になります。

そのため、過労でストレスが蓄積されると心臓の機能が低下して、胸の痛みなどの違和感を覚えるのです。

疲労が蓄積された時点で胸に違和感のある人は、循環器科で専門医に検査を受けるようにしましょう。

【過労死の前兆10.】生理不順

女性は男性と比較して体力がなく、疲労を蓄積しやすいと考えられています。特に女性ホルモンは疲労が蓄積されると、その分泌量が少なくなってしまい、生理に悪影響を与えてしまうことがあります。

症状としては生理が止まったり、生理中の出血や痛みが酷くなったりしますが、それらは疲労による女性ホルモンの異常から引き起こされます。

過労死ラインを超えた労働状況で生理不順が発生したら、すぐに身体を休ませる対策をとるようにしましょう。

【過労死の前兆11.】頭が回らなくなる

疲れが溜まるとつい「ボーッと」していませんか?これは誰にでもある症状ですが、過労死の前兆ではこの症状が強く現れます。例えば朝からぼんやりしていて、話しかけても返事をしません。

何度か繰り返すことで返事はするのですが、全くこちらの話しを聞いていなかったりします。また答えもチンプンカンで、話が理論だって出来なくなってしまいます。

この状況は脳の疲労で思考が上手くできなくなっていることが考えられます。このような状況になると、極端な考えしかできなくなり、自殺を選択する可能性があります。

明らかに思考が働いていない状況には注意が必要です。

【過労死の前兆12.】うつ症状が出る

うつ病は脳の神経伝達物質である「セロトニン」の分泌異常で発症することの多い精神疾患ですが、それを引き起こす要因がストレスと疲労と考えられています。

うつ病の発症は精神的過労死の前兆として大切なポイントなので見逃さないようにしましょう。

うつ病の初期症状

  • 夜は眠れないのに昼間は眠くなる
  • 食欲がなく体重が減少してしまった
  • 趣味に興味がなく何もやりたくない
  • 動悸や息切れをするようになった
  • 肩こりや頭痛が時々起こる
  • 急に汗をかいたり寒気がしたりする
  • 性欲が減退する
  • その他

疲労が蓄積された状態でこのような症状が出た場合は、うつ病の初期状態かもしれません。そうなると過労死へつながる可能性がありますので、早急な対応が必要になります。

過労死の前兆を甘く見てはいけません。単なる疲れと勘違いすることで悲劇が起こるのです。

過労死の前兆を察知した時に行うこと

疲労は少しずつ着実に心と身体に蓄積し、それがある日過労死となって襲いかかってきます。実は精神的要因であっても、身体的要因であっても過労死の根っこの部分は同じです。

疲労とストレスを解消しなくては、過労死をなくすることはできないのです。過労死を予防する対策について考えてみましょう。

自分だけでなく家族や友人の理解が重要

家族が「毎日のように仕事で残業をして、休日にも出勤をする」としたら、皆さんはどう感じますか?「身体が心配?」または「会社に不信感?」などの感情が出てくると思います。

しかし中には「よく頑張っているな!」「ガンバレ!」と、その状況を好意的に見る人も少なくないのではないでしょうか?

日本で過労死が減らない理由として、この間違った応援があります。スポ根大好きな日本人は、苦境に陥った人を応援するのが大好きです。間違っても「そんな仕事辞めてしまえ」なんて言えません。

しかしこの状況がますます疲労を蓄積させて過労死へと勧めてしまうのです。働いている当人は、脳の疲労でまともな思考ができない状況にあるかもしれません。

家族や友人など周りにいる人が冷静に見て、止めるべきはしっかり止めることを行って下さい。

仕事から引き離して十分に休息を取らせる

「疲れているのではないの?」と家族が心配しても、当の本人は「大丈夫だよ」と会社へ行こうとします。明らかに顔色が悪く疲労が滲み出ているのに、意にかえさないのです。

ここで注意してもらいたいのが、疲労は一定以上蓄積されることで、脳の機能低下により疲労を感じなくなってしまうのです。

つまりどんなに疲れていても、自分では疲労を感じることができなくなっていたのです。この状態を放置するとますます身体は衰弱して、過労死へのカウントダウンが始まってしまうことでしょう。

このような症状を察知したら、強制的にでも仕事を休ませて十分な休息を取らせるようにしましょう。

逃げ出すことも効果的な対策だ

「負けるな!」「ファイト」「お前なら勝てる!」うーん、素晴らしい言葉の数々ですが、この言葉によって命を失った人は少なくありません。

過労で追い込まれた人の中には、無責任な叱咤激励によってさらに追い込まれ、病気や自殺により命を落とすことがあります。

人間には限界があってそれは人によっても違いがあります。男性と女性では男性の方が筋肉も多く、体力がありますし、精神的なストレス耐性も個人差があります。

つまり「俺ができるのだからお前もできる」は全くナンセンスな話しで、そうであれば誰もがオリンピックで金メダルを採れることになります。

自分の体力やストレス耐性で、無理な仕事であれば、その環境から「逃げ出す」勇気を持つようにしましょう。過労から逃げ出すことは、自分を守る上で大切な行動です。

世の中は広いので自分に合った世界が、たくさんあることを忘れないようにしましょう。

法律をよく理解して働くようにしよう

近年「ブラック企業」との言葉をよく耳にしますが、これは違法状態で従業員に作業を行わせる企業の総称です。過去には「居酒屋チェーン」「牛丼チェーン」などが話題になり、最近は「広告代理店」に注目が集まっています。

日本は法治国家で全ての労働者は法律で守られています。しかし一部の会社は法律を無視して、重労働を行わせていることから過労死の問題が後を絶たないのです。

そこで大切なのが労働者の全てが、法律を熟知して違法な労働環境について「NO」を突きつけることです。法律を無視して従業員を働かせるブラック企業を見極めるポイントを紹介します。

  • 早朝出勤や深夜帰宅が多い
  • 定期的な休憩時間がない
  • 有給休暇を申請できない
  • 残業が月に60時間を超える
  • 残業時間を少なく申請させられる
  • 残業代込の基本給となっている
  • 労働契約書がない
  • 各種社会保険に入らせてくれない
  • 基本給よりも手当が多い
  • 入社後の試用期間が長い
  • 上司が威圧的である
  • パワハラ、セクハラが横行している
  • プライベートに会社が干渉してくる
  • 強制参加の会社行事が休日にある
  • 通勤費が自腹
  • その他

ここに書かれたポイントは一部ですが、特に「サービス残業」が日常的であったり、60時間を超える残業を慢性的に行っていたりする会社は、過労死を出しやすいので注意が必要です。

過労死はこのような労働環境で発生しやすい問題なので、過労死の前兆が出た人がこのような労働環境にあるならば、直ぐに休ませるなどの対策を取るようにしましょう。

必ず病院で検査を受けることが大切

過度の疲労で休んでいても、精神的な疲労のケースでは回復できないことがあります。一度乱れた自律神経を整えるのは、簡単ではなく医師と相談しながら行うことが大切です。

また初期のうつ病では、自室で休んでいるだけで症状が進行してしまう危険性もあることから、過労死の前兆が見つかった人は必ず病院での検査を受けるようにしましょう。

【肉体的要因が強い過労】

肉体的要因が強い過労の場合は、内科で検査を受けることが大切です。血液検査や心電図で身体に異常が出ていないかを検査してもらいます。また胃などの消化器の異常を調べてもらうのも大切です。

機能に問題がなくても身体は疲れているので、必要な処置(ビタミン剤の投与など)を受けて十分に休息を取るようにしましょう。

【精神的な要因が強い過労】

精神的な要素が強い場合でも、まずは内科で健康状態を検査してもらうことが大切です。また医師と相談の上、「精神科」「精神神経科」などで、精神的な問題を治療することも必要です。

「心療内科」は精神的な問題で、症状が身体に現れている場合に適応する診療科なので、ここを利用するのもよいと思います。

精神的な要因が強い過労で、内科的な治療のみを行っても、過労は回復しないことが多いので、必ず精神科や心療内科を受診するようにして下さい。

過労死の前兆が出たら、病院へ行くのが大切です。素人判断で考えると思いがけない問題となることもあります。

昔と今では違うことに気が付いて貰いたい

ある大学の教授が「100時間程度の残業で自殺をするなんて、弱すぎる」との発言をしたそうです。ネットでは様々な意見がありますが、少なからず同調している人も見かけます。

しかしこれは誤った判断で、ストレス耐性には個人差があり、月に200時間残業しても平気な人もいるし、40時間でも精神的な負担になる人もいます。

昭和生まれの私の若い頃は、給与の大部分が残業代で、これがないと食べていけない時代でした。平気で100時間もの残業を行っており、徹夜や休日出勤も普通のことでした。

でもそれは昔のこと…現代ではとうてい受け入れられない昔話だと理解しましょう。私も昔はできていたことが、今やるとなると絶対に過労死してしまいますよ。

これからの若者、家族を持った大黒柱…このような人達が、突然過労死することのないように、働きすぎの人は過労死の前兆を理解して頑張りすぎないようにして下さい。

「仕事で死ぬのは本望だぁ」…これってダサいですよ。

キャラクター紹介
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