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どうして1日3食より2食の方が太るの?~肝臓で作られる脂肪 後編~

空腹でないと体脂肪は減らない?

ダイエットで食事の回数を減らしている方がおられます。それまで1日に3食であったものを2食に減らしているケースです。たしかにそれぞれの食事量を3食のときと変えずに、その内の1食を抜けばそれだけ1日の摂取カロリーが減り、痩せていくことに繋がりそうな気もします。

しかも体内に溜め込んだ体脂肪を消費させるためには、本来空腹である方が効率的です。人間の体は食事として取り込んだ糖質などの栄養素を先に使い、その後にようやく体脂肪が使われるようになるからです。体内の脂肪を真っ先に減らしたいのであったら、取り込む栄養素などない方が──すなわち空腹であった方がいいわけです。

それにも関わらず1日に3度も4度も食事をしていれば、その度に新しい栄養素がどんどん体の中に入ってくるわけですから、蓄積した体脂肪の使われる場面など、一向に訪れては来ないことになります。とはいえ人間の体が、果たしてそう計算通りにうまく機能してくれるでしょうか?

空腹であると体脂肪が増える?

前編では、肝臓が脂肪を作り出すというお話をさせていただきました。肝臓がアルコールを分解するとその脂肪合成能力に拍車がかかり、よりたくさんの脂肪を作り出してしまうというお話です。

しかし、脂肪合成能力に拍車がかかって、よりたくさんの脂肪を作り出してしまうのは、何もアルコールを分解する際だけとは限りません。肝臓は空腹であった時間が長いほど、やはり脂肪合成能力を促進させてしまうのです。

それだけではありません。人間の体は飢餓状態になると、その次に食べた食物を有効的に栄養として使おうとする働きがあります。普段人間の体は、摂取した食事のすべてを栄養として吸収しているのではありません。

もし、食事のすべてを栄養としていたならば、痩せの大食いは存在しないわけです。ところが飢餓状態になりますと、すべてとはいかないまでもその食事の内容を可能な限りまで吸収して栄養にしようとします。

それらが重なって影響し、その分肝臓ではより多くの脂肪が合成されてしまい、その結果1日2食の方が太りやすいと言われているのです。実際問題、1日3食を2食に減らしてみて痩せることができましたでしょうか?

肝臓の脂肪合成能力を高めさせない生活習慣がダイエットのコツ

私の知り合いには、1日1食なのにガッチリと太っている方がおられます。──というより、そもそも太っている方の中には、食事の回数の少ない方が多いのです。相撲取りが1日2食なのも有名な話です。

お相撲さんは朝食を食べません。それどころか朝から猛烈な稽古をしますので、激しい空腹状態が長時間続き、ようやくその後でチャンコ鍋などの大量の食事を一気に摂取します。

相撲取りとしての体を築き上げるためるに、わざとこのような体重を増加させる生活習慣を取り入れているのです。ダイエットを行っている方は、単純に食事の回数を減らすという方法よりも、肝臓の脂肪合成能力を高めさせない方法に切り換えた方が理論上は効果があるといえます。

そのためには、お酒はほどほどに、おつまみを食べ過ぎない、長時間の空腹状態を作らない、もしそのような状態になってしまったら、そのときには一気にたくさん食べない、などが具体的な方法としてあげられます。

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