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自分の親を見て学ぶ、病気予防に役立つ3つのポイント

健康診断の問診票の質問にあること

子供の頃から、何度となく健康診断の度に問診票の質問にあるのが、自分の既往症と親や親族の病歴です。この理由は、病気には先天性のものと後天性のものがあるからです。

先天性の病気は、生まれる前に何らかの原因があって、生まれたあと症状が出てきた病気です。遺伝性のものもあれば、お腹の中で母親から感染したもの、染色体の問題など色々あると思います。それに対して後天性のものは、生まれたあとに原因があって病気になったものです。

簡単にいえば、生まれつきかどうか、という感じでしょうか。問診票で聞かれるのは、こういったその人が持つ病気の原因となりうる状況を把握し、実際の診察のデータや検査の数値と摺り合わせてお医者さんが診断するためです。

お医者さんの診断ではなくても、親や親族の病歴というものを自分で把握して、自分の遺伝的体質を知り、将来の病気予防に役立てることができます。また、病歴だけでなく、生活習慣や体型なども、わかればわかっただけ、自分の身体を知ることの手助けになります。

蛙の子は蛙

ことわざ自体の本来の意味は、あまりいいものではありませんが、カエルから生まれた子はカエル、つまり親の持っている物と殆ど同じものを子が受け継いでいるということです。人間も、親と同じDNAを受け継いでいるので、意識しなくても同じような姿形や、癖が出ることはよくあることです。

遺伝のことを、○○ゆずり、と表現することがよくありますね。おじいちゃんゆずりとか、お母さんゆずりといったコトバが、遺伝的な要素を表しているのです。

もう少し詳しく考えてみましょう。もともと同じ家に暮らし、同じものを食べていれば、似たような体質になるものですが、なぜか好き嫌いは家族全員が同じというわけではありません。それは、いくら似ていても、クローンのようにその人をそのまま写したわけではなく、父方と母方の両方を混ぜて引き継いでいるからです。

どの要因を一番強く受け継いでいるかによって、能力や体質や病質までが同じ兄弟でも違ってくるわけです。中でも体質遺伝を客観的に考えてみましょう。

例えば、好みが似ている、体型が似ていると言われるその人の病歴がわかれば、自分もその病気を発症するかもしれないという予測ができます。一番顕著な病気は、糖尿病です。親や親族、兄弟にどれくらい糖尿病の人がいるかどうかで、自分が糖尿病になる確率もかなり違ってきます。

たとえ確率が高くても、生活習慣に気を付けて、ならないように予防すれば必ずしも糖尿病になるとは限りません。それ故に、まずは周りに(自分の血統に)糖尿病の人がいるかどうかを調べてみることです。

自分で改善できる体質遺伝

遺伝による病気の中には、自分の生活習慣の改善だけでは、どうにもならないものもあります。極論ですが、日本人の両親から生まれて、日本人の風貌を持っているのを、生活習慣を変えることでフランス人のような見た目になることはできないのです。

でも、体質なら改善の余地はあります。また、生活習慣病を引き起こすような体質であれば、ならないような生活をすることで、発症しない場合もあるでしょう。

太りやすい体質であれば、食べ物の種類や量に気を付けて太らないようにするとか、運動をして筋肉をつけて、代謝が上がるようにして脂肪を溜め込まないようにするとかできるということです。

祖先のことがあまりわからないようでしたら、一番身近な祖先である、親を観察することです。親が好んで食べる物、親の持病などを、何かに書き出してみるというのも一つの方法です。その他に、食卓にいつも出ている調味料は何なのか、その調味料にはどういう物が入っているかというのも食習慣のバロメーターとして役に立ちます。

自分の身体は、親から受け継いだDNAという設計図に基づいて、食べた物を分解して、身体の細胞や骨や諸々を常に再生しています。当然遺伝子を書き換えることはできませんが、食べ物は選ぶことができます。親と自分の体質を考えて食べ物を調整することで、再生に使われる材料が変わってくるのです。

病気は、なってしまってから嘆くよりも、なる前に予防して、ならないようにする方が大切です。身体に悪いことをしないだけでなく、身体に良いことをどれだけ取り入れるかでも変わってきます。そのための指針として、親や血統の親族からヒントをもらうのです。

想像だけでなく、実際にやってみるとわかってくると思います。ある意味反面教師のように、良くないことは継承せず、良いことだけを受け入れながら、自分にできる範囲で自分の生活習慣を改善していくといいと思います。

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