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ボツリヌス菌があなたの悩みを解決するかも!?毒素を使った最新治療

ボツリヌス菌をご存知ですか。食中毒の原因菌として名前が上がることの多い細菌です。最新医療では、このボツリヌス菌が作り出す強力な毒素が活躍してるんです。

食中毒を引き起こすボツリヌス毒素

ボツリヌス菌が食中毒の原因となるのは、ボツリヌス毒素と呼ばれる成分を作ってしまうためです。ボツリヌス毒素が人間の体に入ると、8時間から36時間(1日半)程度で吐き気がしたり、目が見えにくくなったり、ろれつが回らなくなったりという症状が出ます。

適切な治療を受けないと30%が死亡してしまうといわれています。これらの症状は、神経毒と呼ばれる、人間の神経を麻痺させる作用に由来するのです。

ボツリヌス毒素の麻痺作用を保険医療に利用

病気の中には、筋肉が緊張しすぎているために症状が出てしまうものがあります。顔面痙攣、痙性斜頸、上肢痙縮、下肢痙縮など。漢字で書くとわかりにくいのですが、顔面の筋肉が痙攣してしまう病気、首の筋肉や腕、足などの筋肉が痙攣しながら収縮してしまい、動かしにくくなってしまう病気などのことです。

これらは、意思とは関係なく、筋肉が痙攣してしまうため、患者さんは非常に苦しんでいます。この症状に対して、筋肉を痙攣させる信号を止める作用をするのがボツリヌス毒素です。

ボツリヌス毒素を痙攣している筋肉に注射すると、筋肉の過剰な痙攣を止めることができるのです。また、ボツリヌス毒素は、汗腺から汗を出すための信号も遮断します。

そのため、わきの下や手のひらなどから出る汗が、通常よりも多い方に対しても、この治療が有効です。わきの下や手のひらなど、気になる部分にボツリヌス毒素を注射して、汗を出すための信号が途絶えさせ、汗が出にくくします。

美容医療にも使用されるボツリヌス毒素治療

筋肉の過剰な収縮が原因である症状として、眉間に皺ができる、というものもあります。意識してしていなくとも、眉間に皺が深く刻まれてしまう皺に対しては、ボツリヌス毒素を眉間、眉頭などの5ヵ所程度に注射します。

すると、意識をしてもしなくとも眉間にしわが寄らなくなるのです。眉間の皺は、他人に対して怒っているような印象を与えてしまいがちです。

また、眉間の皺があると、実年齢よりも老けて見えるという美容医療に関する研究や、眉間の皺を取ると患者本人のストレスが減るという調査結果が報告されています。

近年では、眉間の皺取りに使用できるボツリヌス毒素の注射剤が厚生労働省の承認を受けたことから、治療を受ける方が、老若男女問わず増えています。

医師の手技も向上しているので、安心して受けられる治療となってきています。ただし、美容医療では、医療費が全額自己負担となるため、医療費が高額になってしまう傾向にあります。

ボツリヌス毒素治療の持続期間

ボツリヌス毒素治療は、現在、筋肉注射のみが行われています。患部に細い針で注射するだけですので、基本的には、腫れたり赤くなったりすることはありません。

注射をした当日は、特に変化が感じられませんが、2~3日後から、徐々に症状が改善され、治療後2週間程度で最大の効果が出、その効果が3ヵ月程度持続するといわれています。

3ヵ月を過ぎたあたりから、効果が徐々に薄れて来るといわれていますので、継続して治療したい場合は、定期的な注射が必要です。眉間の皺、多汗症、多汗症がげんいんのワキガなどにお悩みがある場合、ボツリヌス毒素治療を行っている病院に相談してみましょう。

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