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長風呂では痩せられない!その理由と20分で体調を整える入浴法

やせるとは脂肪を落とすこと

汗をかいて体内の水分を減らすことで体重を落としても、筋肉を落とすことで体重を減らしても、それは痩せたということにはなりません。脂肪を1kg落とすには、7200kcalほど消費しなきゃなりません。

女性は一日ごろ寝の状態で1200kcalほど消費します。6日間、水分とビタミンとミネラルを補給しながら寝転んでいて、やっとこさ脂肪が1kg減るという計算です。もちろん、そう簡単にはいかないんですが。

水泳の消費カロリーは、驚くほど大きい

どこでもいいです。運動の消費カロリーを比較しているサイトを見てください。ウォーキングもランニングもスポーツサイクリングも、たいしたカロリーは消費しません。一時間せっせと歩いてこれか…、がっくりする人も多いかと思います。

それらの運動は、その運動そのもので消費されるカロリーより、体につく筋肉によるもののほうが大切なのです。筋肉が増えれば基礎代謝が上がります。例の一日じゅう寝転んでいて1200kcalというやつです。基礎代謝が100kcal増えれば一年で単純に36500kcal、5.14kgの脂肪が余計に消費されることになります。

ところで水泳。ほかの運動に比べて、一時間の水泳によるカロリーの消費量は2~4倍。そもそも水泳は全身運動、それに水を掻く動作のあいだじゅう筋肉に負荷がかかります。水中は圧力も高いので、末端まで血液を回してやるにも余計にエネルギーが必要です。しかも、水は空気にくらべるとはるかに熱伝導率が高い。

これは、熱を伝える力が大きいということです。キッチンのシンクに冷凍庫から出した氷を置くと、空気に触れている部分はまだ霜が張っているのに、シンクの金属に触れている部分は溶けはじめることがありますよね。これは、空気の熱伝導率は低いのに、金属の熱伝導率は高いせいで起こる現象です。

スイミングは水につかります。水は熱伝導率が高いのでどんどん体温を奪います。その中でクロールをします。筋肉がどんどん放熱しても、片端から水に奪われます。こうして他の運動に比べると、カロリー消費の桁の違う運動量になるのです。

お風呂に漬かっているあいだ、消費カロリーは小さくなる

お風呂では運動しませんね。一般家庭のお風呂には、泳ぐほどのスペースはないから当然です。もしすごく広い風呂だったとしても、40℃前後の水中で運動するのはおすすめできません。体が放熱できないのに運動したら、たちまち熱中症になります。

長風呂で体重が減るのは、発汗で水分が抜けたせいです。脂肪が消費されたわけではありません。水を飲めば元通り。37℃以上の湯につかれば、体温を奪われるどころか逆に上げられて、いずれのぼせてしまいます。

体温が1℃上がれば基礎代謝は1割から2割上がるとされています。でもそれは自分の中の糖質や脂質をつかって、みずから体温を上げた場合。風邪の発熱なんかそうですね。

周囲が温かくてその熱で体温が上がる場合は、むしろ基礎代謝は下がります。たとえば冷房病。あれは夏場、気温の高いところで代謝が下がっているのに、エアコンの効いた場所にいくと、体が気温の変化についていけず、低体温症になってしまうのです。

一日の基礎代謝を1200kcal、その6割が体温維持のために消費されるとして720kcal、それを24時間で割って30kcal、37℃以上の風呂2時間つかると単純計算で60kcalを消費し損ねることになります。

もちろん、これも計算みたいに単純にはいきません。体温を維持しなくてもよくても、生きていくためには、体温維持のためのシステムを動かさないわけにはいかない。そうして体はしんどくなる、疲れるということになります。暑いと疲れるのはそのせいです。

温かい風呂にリラックス効果があるのは、体がラクだからです。たとえば湯治。温かい風呂に長時間つかり、体温の維持に使わずに済むぶんの余ったエネルギーで体の傷を治します。冷房病の人も積極的に温かい風呂に入ったほうがいい。自分で体を温めることができなくなっているので、外から温めるしかありません。

カロリーを消費するのに長風呂よりも効果的なのは?

適切な運動で筋肉をつけながら汗をかくことです。たっぷり汗をかいて、適切なクールダウン。お風呂のお湯は40℃前後のぬるめ、湯量は心臓よりも下。脚をマッサージするときは爪先から心臓にむけて、腕をマッサージするときは指先から心臓にむけて、掌で押しながらやわらかく撫でる程度で。

お湯につかっている時間は4~5分で十分。体温より少しだけぬるい湯をうなじにかけたら、また手足のマッサージをしながら4~5分。それを3~4回くりかえします。筋肉に痛みがあるときは、シャワーで汗を流すだけにしてください。

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