TOP > > 市販の頭痛薬、自分にピッタリ合った種類を探し出すコツを教えます

市販の頭痛薬、自分にピッタリ合った種類を探し出すコツを教えます

頭痛薬はOTC薬(処方箋がなくても買うことができる薬)の中で最も種類が豊富で買い求める人も多い薬です。あまりにも多くてどれを買っていいかわからない時、困って、店の薬剤師や登録販売者に尋ねてみられた人は多いと思います。

その「お困り」に少しでも手助けになればと、市販の頭痛薬の成分について説明していきます。又、多少でも知っておけば、店の薬剤師や登録販売者の説明も今まで以上に理解できるようになると思います。

まずは自分の頭痛の型を知りましょう

頭痛には基礎疾患がない一次性頭痛(慢性頭痛)と、別の原因疾患による二次性頭痛があります。一次性頭痛には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛がありますが、このうちOTC薬の適応となるのは緊張型頭痛と軽度の片頭痛です。

二次性頭痛は他の病気の存在も考えられるため、OTC薬の適応からはずれます。緊張型頭痛は、頭頂部などの筋肉が収縮して、頭頂部から首筋にかけて締め付けられるような痛みや肩こりを伴うことが多いです。

緊張型頭痛は頭痛の発症が1か月の間に15日未満の反復発作性と、15日以上からほぼ毎日症状がある状態が6か月近く続く慢性タイプに分けられます。

一方、片頭痛ですが、片頭痛は頭痛の前にキラキラした星が見え、視界がかすむといった特徴的な訴えが多く、吐き気、嘔吐を伴うことがあります。又、光や音に過敏になったり、月経前に起こることもあります。

家の中にある頭痛薬の箱の裏をみてください

家の中に2個以上、頭痛薬をお持ちの人は全ての頭痛薬の箱の裏を読み比べてみてください。どれも似たり寄ったりのカタカナの薬の成分の名前が書かれていることに気づかれたと思います。そんな薬に少し漢方などを混ぜたりして、各々の頭痛薬の特徴を出しているのもあります。

主な解熱鎮痛成分

商品(ナロンメディカル)などの主成分イブプロフェンは、鎮痛解熱作用より抗炎症作用が強く、作用が発現するまでに1~2時間かかり、持続時間は3~6時間です。

商品(セデスハイ)などの主成分イソプロピルアンチピリンは、抗炎症作用より鎮痛作用のほうが強いです。中枢性で速効性があります。鎮痛、解熱薬と配合した時に、臨床効果が強いとされています。

但し、この成分に対してアレルギーを示す人は絶対に飲んではいけません。ピリン疹という薬疹が出現してしまいます。

商品(ロキソニンS)の主成分ロキソプロフェンナトリウムは、解熱、鎮痛作用に加えて抗炎症作用もあります。胃腸障害が少なくて、作用が発現するまでに15分~1時間と早く、持続時間は1~2時間です。

商品(バファリン)などの主成分アスピリンは、中枢性の知覚神経を抑制し、末梢性では痛覚の過敏状態を抑える働きがあります。作用が発現するまでに30分で早く、持続時間も約6時間と長いのが特徴です。

但し、アスピリン喘息が出易いため、喘息の患者さんが飲むことは禁じられています。このような人は他の解熱鎮痛剤でも喘息を起しやすいので、疼痛、発熱などの時は医療機関の受診をお勧めします。

解熱鎮痛成分エテンザミドは色んな頭痛薬に配合されています。エテンザミドは単独で使われることはなく、他の成分との併用で効果を発揮します。

アセトアミノフェンも色んな頭痛薬に配合されており、中枢性の解熱鎮痛作用があります。30分で効果が発現し、3~4時間、効果が持続します。

主な催眠鎮静成分

最近の市販の頭痛薬には催眠鎮静成分が配合されていないのもあります。眠くならない頭痛薬として販売されています。又、OTC薬で催眠鎮静成分が配合されている場合、大体、ブロムワレリル尿素かアリルイソプロピルアセチル尿素がほとんどです。

これらは意識の麻痺を起して鎮痛効果を高め、鎮静作用もあります。20~30分で効果が出現し、持続時間は3~4時間です。イソプロピルアセチル尿素はOTCの酔い止め薬にもよく配合されています。両方共、緊張性頭痛に薦められますが、眠気が強いので要注意です。

ストレスが強く、イライラがあったりした場合はこのような鎮静成分が配合された商品がいいかもしれません。その他にもカフェインとか、生薬、胃腸薬が配合されている頭痛薬があります。

出産予定日の12週間以内の人へ

ロキソプロフェンとイブプロフェンは15歳未満、出産予定日が12週間以内の人は飲むことができません。他の頭痛薬にも言えることですが、頭痛薬を2種以上の併用はできません。かぜ薬にも頭痛薬成分が配合されているため、併用不可です。

頭痛薬は薬物乱用を起しやすい薬の一つです。頭痛薬の箱に入っている添付文書をしっかり読んでから飲むことをお薦めします。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る