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この症状は風邪じゃなくて花粉が原因だなんて?秋に起こる花粉症

増え続けている花粉症患者

花粉症の人にとっては毎年2月頃になると憂うつな気分になるものです。日本人に増えている花粉症は地域によっても異なりますが、毎年2月~5月頃に多く発症します。

花粉症というのは、花粉がアレルゲン物質になっている体質の人が花粉を体内に取り込むことでアレルギー症状を起こす症状のことです。花粉が体内に侵入すると外敵とみなしてIgE抗体ができ過剰に反応するために鼻水やくしゃみといった症状が引き起こされてしまうのです。

花粉症の原因のほとんどはスギとされています。スギ花粉は春先に飛散するために春先の花粉症患者が大量発生するのです。花粉症が年々増加している原因には

  • 50年ほど前に大規模スギ植林が行われスギが増えたため
  • 化学物質などに汚染された大気が花粉アレルギーを引き起こしやすくしていること
  • 都市化により花粉が大気中に残りやすくなったこと
  • ヒトの体内に寄生虫がいなくなりIgE抗体の攻撃相手がいなくなったため、という説
  • 住宅事情によって増えたハウスダストがアレルギーを引き起こしやすくしていること

などが考えられています。また、アレルギー体質が遺伝することも原因になっています。花粉症は一度発症してしまうと一生お付き合いすることになります。

花粉を吸わないようにしたりアレルギー専用の薬を使うことで予防や症状の緩和は可能なので、花粉症の人にとっては春が終わるのを我慢して過ごすしかないともいえます。しかし花粉症とは春以外にも起こるという事をご存知でしょうか。

花粉症の原因はスギ以外にも…

花粉症の原因はスギ花粉だけではありません。報告されている花粉の種類は60種類ほどとされています。つまり、スギ以外の花粉にもアレルギー反応を起こしてしまうということです。

花粉症の原因になる花粉で多いものには、スギのほか、ヒノキ科、カバノキ科、ブナ科、イネ科などがあります。そしてこれらは春以外の夏、秋に花粉を飛散させるものもあるので花粉症というのは春~秋に起こるといえます。

ただし、花粉症の人全てがこれらの花粉に対してアレルギー反応を持つのではなく、どの植物にアレルギーを持っているのかは個人で異なります。世界の3大花粉アレルゲンとも呼ばれているのがスギ、ブタクサ、イネ科です。

イネ科やブタクサはスギが終わってから花粉の飛散時期を迎えますから、スギ花粉症の人とは違う時期に花粉症の症状を引き起こします。

もしかして秋の花粉症?

ほとんどの花粉症がスギなので、春先に鼻炎の症状が出るとすぐに花粉症を疑うことが多いでしょう。しかし、花粉症が春以外に起こることはあまり知られていない事もあり、次に花粉症が起こりやすい秋にアレルギー症状が出ても花粉症が原因とは気づかれにくいこともあります。

夏~秋にはキク科のブタクサ、ヨモギ、イネ科のカモガヤ、アサ科のカナムグラなどの花粉が飛散します。これらは雑草として道端や河原に大量に生えていますから、比較的誰の身の周りにも存在している植物といえます。

もし、夏の終わり~秋にくしゃみ、鼻水、涙といった花粉症のような症状がみられ、熱がないのにしつこく続くようなら秋の花粉症を疑うことも忘れない方がよいでしょう。

スギ花粉症より症状が軽い場合も多いです。季節の変わり目で体調を崩して風邪気味なのかな?と思われることが多いかもしれませんが、気になる場合には受診してアレルギーの検査を受けてみるとよいでしょう。

花粉症の原因になる植物

スギ(スギ科)

2~4月に花粉が飛散する。風に乗って遠くまで飛散する。

ヒノキ(ヒノキ科)

スギと同じ春先に花粉が飛散する。スギ花粉アレルギーの人の大半がヒノキアレルギー。スギと重なって症状が重くなりやすいので気をつける。

コナラ(ブナ科)

春先に花粉が飛散する。山や林に生えている。

シラカバ(シラカバ科)

北海道に多い。春先に花粉が飛散する。

アカマツ(マツ科)

春先に花粉が飛散する。

イネ科

5~8月に花粉が飛散する。目、鼻のほか皮膚にもかゆみが出やすい。

ブタクサ、ヨモギ(キク科)

8~10月に花粉が飛散する。全国的に大量に分布している。

カナムグラ(アサ科)

8~10月に花粉が飛散する。全国的に大量に分布している。

雑草による花粉症を防ぐには

ブタクサ、ヨモギといった雑草は繁殖力が旺盛でどこにでも生えているため、ちょっと厄介な気はしますが、雑草の花粉は木の花粉とは異なり遠くまで広く飛散するものではありません。

ですから、雑草にアレルギーを持つ人は河原や野原といった雑草が大量に生えているような場所に近づかなければ花粉を体内に取り込むことを防ぐことがいくらか可能になります。

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