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速効!ツラ~イ二日酔いを回復させる食べ物・飲み物12選

にゅうめん

うっかり深酒してしまった翌朝、起き上がると頭痛がガンガンして吐き気で目が回る…後悔しても遅いのが「二日酔い」ですよね。

二日酔いが起こるメカニズム、辛い二日酔いから回復するための食べ物・飲み物についてチェックしておきましょう。

起きたら最悪の気分…なぜ飲酒の翌日に「二日酔い」が起こる?

二日酔いは、飲酒し過ぎた日の翌日に起こるさまざまな不調のこと。お酒を飲んでいる最中の楽しい「酔い」と異なり、非常に不快な症状を伴うのが特徴です。

なぜ飲酒すると二日酔いが起こるのでしょう。飲酒すると「酔い」「悪酔い」「二日酔い」が起こりますが、これらはそれぞれ性質が異なります。まずは、そのメカニズムを説明していきます。

酔いのメカニズム

酔いは、お酒の主成分アルコールに含まれるエチルアルコール(エタノール)が脳を麻痺させるために起こる現象です。

体内に入ったアルコールは次のようなメカニズムで体に作用します。

1.飲酒すると、お酒に含まれるアルコールは小腸を経て肝臓へ吸収されます。

2.肝臓は栄養の代謝・有害な物質の解毒を担当する臓器です。肝臓はアルコールの分解を始めますが、分解が間に合わないアルコールはそのまま血液へ吸収され、体内をめぐります。

3.飲酒してから30分立つと、血流に乗ったアルコールが脳にたどり着きます。アルコールには大脳を麻痺させる作用があるため、理性や緊張を保つ機能が鈍くなります。そのため酔うとリラックスして開放的な気分になります。

4.肝臓では、アルコール脱水酵素のアルコールデヒドロゲナーゼ(ADH)とミクロソームエタノール酸化系(MEOS)が、アルコールを酸化させて「アセトアルデヒド」という有害な物質に代謝しています。

5.アセトアルデヒドは、次にアルデヒド脱水酵素のアルデヒドデヒドロゲナーゼ(ALDH)によって、無害な酢酸から最終的に二酸化炭素と水に分解され、体外に排出されていきます。

6.小腸から吸収されたアルコールと一度血液に吸収されて全身をめぐったアルコールは肝臓で分解され、アルコールがなくなると酔いは醒めます。

アルコールが分解されるしくみ

アルコールの血中濃度が低い場合は「ほろ酔い」で楽しいお酒になりますが、飲み過ぎのために血中濃度が高くなると、運脳機能を麻痺させ「酩酊」や「泥酔」を引き起こし、千鳥足になったり記憶を失ったりしてしまいます。

さらに脳の全体が麻痺すると「昏睡」に陥り、呼吸中枢が麻痺すると死に至ります。

悪酔いのメカニズム

アルコールの分解と排出がスムーズに進めば問題ありません。しかし血液中にアセトアルデヒドが増えると、飲酒中に頭痛や吐き気などの不快な症状を引き起こす「悪酔い」が起こります。

悪酔いは、アセドアルデヒドを分解する能力の低い人(お酒に弱い体質の人)や飲み過ぎた人の体内で、アセトアルデヒドの分解と排出に時間がかかるために起こる現象です。

アセトアルデヒドは毒性が強く、

  • 心拍数・呼吸数の増加
  • 吐き気
  • 皮膚の紅潮
  • 頭痛

などの症状を引き起こします。アルコールにも動悸や吐き気などの作用があるため、お酒を飲み過ぎるとアルコールとアセトアルデヒド両者の作用が出て、不快な症状が強くなってしまいます。

二日酔いのメカニズム

翌日になってもアセトアルデヒドが体内に残っていると、二日酔いが起こります。これはアルコール摂取量の多過ぎることが原因です。

アルコールは一度全身を巡って酔いを起こしてから再び肝臓へ戻り肝臓で代謝されるので、アルコールが完全に体外へ排出されるには時間がかかります。

さらに大量のアルコールを摂取するとアルコールが体外へ排出されるまでにもっと長く時間がかかるので、お酒を飲み過ぎると二日酔いを起こしてしまうのです。

また、アルコールに利尿作用があるため、飲酒後には体が水分不足となり、脱水症による不快な症状が起こりやすくなります。飲酒後の脱水については、次のようなデータも報告されています。

アルコールの利尿作用は血液中の抗利尿ホルモンの分泌を抑制することで生じ、50gのアルコール摂取で600~1,000mlの利尿効果があると推定されています。

ある調査では、ビール1リットルを飲むと尿が1,100ml出て、100mlの脱水状態になるとされています。

就寝中は数時間もの間に水分を補給することはできないので、翌朝は余計に脱水が起こりやすくなってしまうのです。

さらにアルコールの代謝で糖質と酸素が消耗されるため、飲酒後の体は、糖質と酸素が不足してスムーズにエネルギーが作られなくなり、体にエネルギーが行き渡らず倦怠感や筋肉痛も伴いやすくなります。

そのほか、アルコールの刺激で胃腸の粘膜が傷ついたり、日本酒のアルコールに含まれるアデノシンが頭痛を引き起こす場合もあり、お酒に含まれている成分がさまざまな影響を体に及ぼして、次に挙げるような二日酔いの症状をもたらします。

二日酔いの症状

  • 吐き気・嘔吐
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 倦怠感
  • 動悸
  • 胸やけ
  • 胃痛
  • 下痢

朝の水分・栄養補給にこの1杯!二日酔いを回復させる飲み物

二日酔いになってしまったら、まずは安静と水分補給を行います。特に体が脱水状態になっているため、水分補給は絶対に欠かせません。起きたらしっかり水分を補給しましょう。

飲酒後の脱水を解消する基本の水分補給は、水またはスポーツドリンク(または経口補水液)です。

スポーツドリンクは、アルコールの分解で消耗した糖質とミネラルがバランス良く配合され、飲むと体にすぐ浸透するので脱水の予防と解消に最も適した飲み物です。

二日酔いを早く治す方法としては、次に挙げる飲み物を朝食に取り入れるのがおすすめです。これらは用意するのも難しくなく、気分が悪くても朝食として摂取しやすい飲み物です。

二日酔いに効く飲み物①:コーヒー

コーヒーで緩和できる症状…頭痛

コーヒーに含まれるカフェインには、脳の血管を収縮させて頭痛を緩和する作用があります。

甘いコーヒーが好きな人は砂糖をたくさん入れるのも良いでしょう。普段は「血糖値や肥満を招き良くない」と言われる砂糖も、飲酒後の血糖値が低下している体にはむしろ必要な栄養素です。

アルコールで胃が荒れている人は、コーヒーに牛乳を入れて胃の粘膜を保護しましょう。

ただしカフェインには利尿作用があるため、コーヒーだけ飲むと脱水が進んで逆効果なので、必ず水も飲むようにしてください。

二日酔いに効く飲み物②:日本茶

日本茶で緩和できる症状…二日酔いの症状全般

日本茶は昔から二日酔いに効くと言われてきた飲み物です。

日本茶もコーヒーのようにカフェインが多く、頭痛を緩和する作用があります。渋みのもと「タンニン」はアセトアルデヒドを体外に排出する作用があり、二日酔いを早く解消して諸症状をしずめる効果が期待できます。

また、日本茶は意外にもビタミンCが多く含まれています。ビタミンCはアセトアルデヒドの分解に必要な栄養素です。

日本茶の中でカフェインやビタミンCが多いのは玉露ですが、こだわりなくお好みでほかの日本茶(せん茶、抹茶)を飲むのも良いでしょう。

コーヒーと同様に利尿作用があるため、二日酔いの際は水を飲むこともお忘れなく。

二日酔いに効く飲み物③:しじみのみそ汁

しじみの味噌汁で緩和できる症状…吐き気、倦怠感や不快感、筋肉痛

しじみの味噌汁も二日酔いに効く飲み物の定番です。

しじみに含まれるオルニチンは、肝機能を高めることで注目を浴びていますよね。飲酒前にしじみやオルニチンのサプリメントを摂取すると、悪酔いや二日酔いを予防する効果が期待できるのです。

一方、二日酔いの時にしじみを摂取するとオルニチンが疲労物質アンモニアの分解を促進するので、しじみの味噌汁を飲むと二日酔いのだるい感じや筋肉痛を緩和する効果が期待できます。

また飲酒後は尿量が増え、尿と一緒にたくさんのナトリウムが失われていますが、ナトリウムは胃液の材料として欠かせないミネラルなので、飲酒後は胃液のペーハーバランスが崩れて、吐き気が起こりやすくなります。

味噌には塩分が含まれているので、味噌汁を飲むと適度にナトリウムを補給することができ、吐き気を緩和させることができます。

飲酒の前後にいただきたいですね。インスタントでも効果があるのが嬉しいです。

二日酔いに効く飲み物④:自家製のフレッシュジュース

自家製のフレッシュジュースで緩和できる症状…二日酔いの症状全般

生の果物をまるごとジュースにしたフレッシュジュースを飲むと、飲酒後に不足する糖質、ビタミンC、カリウム、水分がひとまとめに摂取でき、アセトアルデヒドの分解を促進して二日酔いの症状全般を緩和する効果が期待できます。

ジュースなら市販品も種類が豊富にありますよね。手軽で便利なのですが、二日酔いには自家製のフレッシュジュースが有効です。

というのも、ビタミン群には加熱や酸化で破壊されるものが多く、加熱消毒された市販のジュースよりも、生の果物でしぼりたての自家製ジュースのほうが二日酔いの解消に適しているためです。

フレッシュジュースは、家庭にあるどの果物を組み合わせて作ってもかまいませんが、ビタミンCと疲労回復効果のあるクエン酸を併せ持つかんきつ類(オレンジ、グレープフルーツ、いちご)は、ジュースにもしやすく、朝の1杯におすすめです。

野菜でビタミンCが多くジュースに適しているのはケール、トマトです。飲みやすくするためにレモン果汁を加えると、ビタミンCとクエン酸の量もアップします。

もし街中に、自家製のフレッシュジュースや青汁が飲めるジューススタンドや青汁スタンドがあったら、価格は少しお高めですが会社に行く前に立ち寄ってグイッと1杯飲んでいくのも体が喜ぶでしょう。

二日酔いの解消には、野菜の中でもビタミンCが豊富なケールを使った青汁を選ぶのもおすすめです。

二日酔いに効く飲み物⑤:牛乳

牛乳で緩和できる症状…胃痛・頭痛

牛乳は「お酒を飲む前に牛乳を飲んで胃を保護すると悪酔いや二日酔いの予防になる」と言われてきましたが、お酒で牛乳が洗い流されるため、実はあまり効果がないのだそうです。

むしろ牛乳は飲酒後に飲むのがおすすめです。血管を収縮させて頭痛を緩和させたり、胃酸のpHを上げて胃の荒れを抑えてくれる作用が期待できます。

コーヒーを牛乳で割ってカフェオレにするのは最高の組み合わせです。フレッシュジュースを作る時には牛乳を入れて、喫茶店のミックスジュース風にして飲むのもおすすめです。

二日酔いを回復させる飲み物まとめ

  • コーヒー
  • 日本茶
  • しじみのみそ汁
  • 自家製のフレッシュジュース
  • 牛乳

朝食に取り入れて元気復活!二日酔いを回復させる食べ物

朝は食欲が湧きにくい上、二日酔いで食べ物を口にする気が起こらないかもしれませんが、二日酔いの回復のためには栄養素も必要です。朝食に、できる範囲で二日酔いに効く食品を取り入れましょう。

二日酔いに効く食べ物①:はちみつ

はちみつで緩和できる症状…倦怠感、疲労感

はちみつには、速やかにエネルギーへ変換される果糖とぶどう糖がバランス良く含まれ、疲労回復効果のあることがよく知られます。

はちみつを摂取すると、飲酒後の低血糖状態を速やかに回復させることができ、体にエネルギーが行き渡って倦怠感や疲労感が緩和されます。

そのまま大さじ1杯ほど舐めるのも良いですし、朝食ならパンや牛乳、ヨーグルトに入れてもおいしいです。

アセトアルデヒドの分解を促進する作用もあるので、よくお酒を飲む人は家庭にはちみつを常備しておきたいですね。

二日酔いに効く食べ物②:バナナ

バナナで緩和できる症状…倦怠感、

バナナは、消化が良いエネルギー源のでんぷんと果糖、ぶどう糖を豊富に含み、スポーツ選手がエネルギー補給に好んで食べることも多い食品です。

飲酒後にバナナを食べると、低血糖状態を速やかに回復させ、アルコールの分解で失われたカリウムやビタミンCが効率良く補給できるので、バナナは二日酔いをした朝食にぴったりです。

少量でもカロリーが高いので、食欲がなくてバナナを食べれば、効率良くエネルギー補給でき、二日酔いの倦怠感や疲労感が緩和されます。

また果肉は柔らかく酵素も含まれているので、消化しやすく胃に負担をかけません。アルコールの刺激で胃が弱っている人にもやさしい食品です。

朝食では、そのまま1/2~1本食べたり、はちみつをかけたり、ヨーグルトのトッピングにして食べるのがおおすすめです。フレッシュジュースの材料にもぴったりです。

二日酔いに効く食べ物③:柿

柿で緩和できる症状…二日酔いの症状全般

柿の旬を迎える秋には、二日酔いをした日に是非柿を食べてください。柿も二日酔いに効くと言われる定番の食品です。

柿は、あの甘さからも分かるように糖分が高く、果物の中でも特に果糖が豊富に含まれているため、食べると低血糖状態を速やかに回復させることができます。

また柿1個のビタミンC含有量は、1日に必要な量に該当する約100mgと豊富です。実は、ビタミンCが多いことで知られるレモンやイチゴより効率良くビタミンCが補給できる果物なのです。

さらにアセトアルデヒドの分解を促進するタンニンや酵素「カタラーゼ」も含まれ、二日酔いの諸症状を早く解消させる効果が期待できます。

二日酔いに効く食べ物④:トマト

トマトで緩和できる症状…二日酔いの症状全般

健康に良い食品の話題に必ず挙がってくるトマトは、もちろん二日酔いにも有効です。食べるのはトマト、ミニトマトのどちらもでもOKです。

トマトの健康成分としておなじみの赤い色素「リコピン」は、アルコールやアセトアルデヒドを早く分解する作用を持つことが分かっています。またトマトに含まれるビタミンCやナイアシンもアセトアルデヒドの分解を促進します。

トマトは果物の中でも糖質が多く含まれ、低血糖状態の解消にも役立ちます。またトマトの酸っぱさのもととなるクエン酸は倦怠感・疲労感を解消させます。

朝にトマトが用意できない場合は、リコピンを摂取するため朝食にトマトケチャップを使ってみてください。コンビニでトマトジュースを買って飲むのも効果が期待できます。

二日酔いに効く食べ物⑤:卵

卵で緩和できる症状…二日酔いの症状全般

卵は、完全栄養食品」と呼ばれることもあるほど栄養素がバランス良く含まれています。

卵を食べると、アルコールの分解で失われたビタミン・ミネラルをひとまとめに補給することができ、肝臓に栄養を与えてアセトアルデヒドの分解能力を高める効果が期待できます。

特に、卵に含まれるアミノ酸「L-システイン」が、肝機能を高めアセトアルデヒドを解毒する作用を持っています。

卵は和食にも洋食にも合い、どの家庭にも常備してあるので、朝食には使いやすい食品です。どのような食べ方でも良いので二日酔いをした朝に卵を1個食べましょう。二日酔いの諸症状を解消するのに役立ちます。

二日酔いに効く食べ物⑥:キャベツ

キャベツで緩和できる症状…胃の不快感

キャベツには「ビタミンU(S-メチルメチオニン)」が含まれています。別名を「キャベジン」といい、胃薬に配合されています。

ビタミンUには傷ついた胃粘膜を修復する作用があり、アルコールで荒れた胃の痛みを緩和し消化機能を改善する効果が期待できます。

またキャベツなどのアブラナ科の野菜に含まれる「スルフォラファン」という成分は肝機能を高めアセトアルデヒドの分解を促進するといわれています。生キャベツを食べるとビタミンCの補給も期待できます。

二日酔いに効く食べ物⑦シーフード

シーフードで緩和できる症状…二日酔いの症状全般

シーフード(いか、たこ、貝類など)には、肝機能を高めるタウリンが豊富に含まれているので、食べるとアセトアルデヒドの分解を促進する効果が期待されます。特にイカはタウリンを豊富に含んでいます。

またタウリンは健康ドリンクの有効成分に指定されているように、疲労を回復する効果があるので、二日酔いの倦怠感や疲労感の解消にも役立ちます。

もちろんしじみのみそ汁も有効です。症状が残る場合には会社に行く前にコンビニに立ち寄って、カップスープのクラムチャウダー、おつまみのするめも買って持参するという手もあります。

二日酔いを回復させる食べ物まとめ

  • はちみつ
  • バナナ
  • トマト
  • キャベツ
  • シーフード

嘔吐も辛い!吐いた後に食べられるやさしい食べ物・飲み物は

二日酔いの嘔吐は辛いですが、まずは我慢せずに嘔吐して胃の内容物は出してしまってください。

今は食べ物を受け付ける状態ではないと思いますが、飲酒と嘔吐で水分とミネラルを大量に失っているので、少なくとも水分だけは補給するようにしてください。スポーツドリンクや経口補水液を少しずつこまめに飲みましょう。

そして、少し気分が楽になって何か胃に入れたくなったら、二日酔いの体にやさしいメニューで水分と栄養を補給してみてください。二日酔いで嘔吐した後に食べやすいメニューの一例を紹介します。

胃にやさしい定番の「梅干しのおかゆ」

ご飯があれば、鍋にご飯と水を入れて弱火でコトコト煮て、柔らかめのお粥を作ってみましょう。

ご飯は効率の良いエネルギー源で低血糖状態を速やかに解消します。またデンプンが多いので消化が良く、お粥にすることでより消化の良いメニューになります。

お粥はそのまま食べても良いのですが、お粥の共といえる梅干しを入れると酸味で食欲も増し、梅干しに含まれるクエン酸が二日酔いの倦怠感・疲労感の緩和に役立ち、より二日酔いの解消に効果的です。

梅干しに含まれる「ピクリン酸」は肝機能を高める作用があるといわれています。また梅干しは塩分が含まれるので、嘔吐で失ったナトリウムの補給につながります。

もう少しボリュームを出しても大丈夫そうなら、お粥と相性の良い卵を入れるのもおすすめです。ご飯だけでは補給できないアミノ酸が完璧な形で補給でき、肝臓に充分な栄養を与えることができます。

口当たりの良い「にゅうめん」

にゅうめん(温かいそうめん)は、つるつると口当たりも良く、食欲がない時のエネルギー補給にぴったりです。温かいので、胃が冷えて消化が悪くなる心配もありません。

そうめんはご飯と同様にデンプンが多いので、速やかにエネルギーを補給したい時に役立ちます。また煮ることで柔らかくなり、さらに消化が良くなります。

味付けは胃を刺激しないやさしい味がおすすめ。油を含む物は使わず、麺つゆや味噌で味付けしてやさしい味に仕上げるのが良いでしょう。しじみのみそ汁にそうめんを入れると味も良く、より効果が期待できます。

吐き気を止める「生姜紅茶」

吐き気があって、胃が固形物を受け付けない場合は、吐き気を止める「生姜紅茶」を飲むのがおすすめです。生姜紅茶は、紅茶にすりおろした生姜、はちみつ(または黒糖)を少量加えるだけで簡単に作ることができます。

生姜に含まれる辛味成分「ジンゲロール」は、乗り物酔い、つわりなどあらゆる吐き気を止める作用があることで知られ、生ですりおろしたものが有効です。

生の生姜があればすりおろしたものを使い、なければ、市販のチューブになっている物で代用します。

紅茶、はちみつも二日酔いを解消する食品です。はちみつの代わりに黒糖を使うと糖質のほかにミネラルも補給できます。

紅茶がない場合はお湯にすりおろし生姜とはちみつを入れて溶かした「生姜湯」を飲むのも良いですよ。 生姜湯も「体をポカポカ温め風邪に良い」として昔から家庭で親しまれてきた民間療法ですね。

健康を害するおそれも…二日酔いでしてはいけないこと

二日酔いになったら、まず水分補給と安静。そして体の必要な栄養素を補給する事ことが大切です。

間違った対処をすると、大切な肝臓にダメージを与えてしまうかもしれません。二日酔いは適切な対処でなるべく早めに解消させましょう。

二日酔いを放っておくと?

肝臓は生命維持に必要な500以上もの化学処理を行う大切な臓器です。

二日酔いを起こすほどの量を飲み続けると、肝臓はアルコールの処理に追われ、エネルギーを作ったり、脂肪や糖質を代謝するといった肝臓本来の仕事がおろそかになり、消化や疲労回復能力が低下するだけでなく、肝機能の低下や、ひいては肝疾患にもつながるので注意が必要です。

また、飲み過ぎてこれだけ辛い目に遭っているというのに、さらに「迎え酒」を飲んで二日酔いを征しようとするツワモノもいますが、迎え酒は良くない習慣なのでやめましょう。

迎え酒とは二日酔いをしている時にお酒を飲むことで、迎え酒にはスッキリする効果があると言われています。

迎え酒のすっきり感はアルコールの麻痺作用によって感覚が鈍くなるために起こる「錯覚」で、迎え酒のアルコールがアセトアルデヒドに変わると、再び気分の悪さが復活するので、二日酔いを治すことにはなりません。

また迎え酒を繰り返すと、体がアルコールなしではいられなくなってしまう「アルコール依存症」に陥ってしまうおそれがあります。

後で後悔するような飲み方にならないよう、酔いのメカニズムや自身のお酒の強さ・弱さを把握し、お酒に溺れないようにすることを忘れてはいけません。

二日酔いしやすい?アルコール分解能力をセルフチェックしよう

しょっちゅう二日酔いをするというあなたは、自身が持っているアルコール分解能力を超えるほどお酒を飲んでいるのかもしれませんよ。アルコールを分解する能力は、生まれ持ったアルコール分解酵素の量で決まります。

アルコール分解酵素(ALDH2)を持っている体質かどうか、自分で簡単にチェックすることもできます。独立行政法人国立病院機構久里浜アルコール症センター樋口進氏が考案した「エタノール・パッチテスト」を紹介しますので、是非試してみてください。

用意する物
消毒用アルコール(アルコール度数70%)
薬剤のついていない絆創膏
方法
  1. 消毒用アルコールを2~3滴、絆創膏にしみこませる。
  2. 上腕の内側など皮膚の柔らかいところに貼る。
  3. 7分後に絆創膏をはがし、皮膚の色を見る。
  4. さらに10分後に(すなわち最初に貼ってから17分後)皮膚の色を見る。

エタノールパッチテスト

判定結果
  • 7分後に貼った部分が赤くなった場合→お酒を飲めない体質
  • 17分後に貼った部分が赤くなった場合→お酒に弱い体質
  • 変化がなかった場合→お酒を普通に飲める体質

※アルコールを毎日飲む人は、正しく出ない場合があります。

パッチテストで皮膚が赤くなった人は生まれつきALDH2をあまり持っていない体質なので悪酔いや二日酔いが起こりやすいということになります。また、お酒が飲める体質の人は油断して飲み過ぎてしまうため、二日酔いや病気を引き起こす危険性があります。

このテストは未成年もチェックが可能です。これからお酒が飲めるようになる若い人も先に自分の体質を知っておくと、お酒の失敗がなくなります。

日本人はアルコール分解能力が弱い…飲み過ぎはダメです!

「二日酔いを解消する飲み物・食べ物が分かったから、飲んでも安心。」ということではありません。楽しいお酒になるよう、くれぐれも飲み過ぎには注意してくださいね。

外国では、酒場で度数の強いお酒をガンガン飲んで盛り上がる光景も珍しくないかもしれません。これは欧米人やアフリカ人のアルコール・アセトアルデヒドを分解する能力が高いからできることです。アジア人種はアルコール分解酵素が少ないため、大酒は危険です。

日本人は、大して飲んでないのにダウンしてしまったとしても「情けない」「かっこ悪い」と思う必要はありません。日本人は世界の中で最もアルコールを分解する能力が弱い人種で、ほとんどの人がお酒に弱いからです。

日本人の私達は悪酔いや二日酔いにならないよう、ゆっくり少量のお酒を楽しむとしましょう。時に羽目を外して二日酔いになってしまったなら、今回紹介した対処法をお試しください。

キャラクター紹介
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