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妊娠出産に影響するバセドウ病の症状は?太るのを防ぐ食事・運動法

検査を受ける女性

バセドウ病は甲状腺機能亢進症とも言われるように、甲状腺ホルモンの分泌異常が原因で起こる病気です。

芸能人やスポーツ選手にも闘病者がおり、それを自らカミングアウトした事で以前に比べて病名は多く知られるようになっていますが、男性に比べて女性の方がバセドウ病になるリスクが高く、特に若い女性に多いのも特徴です。

大きな悩みのひとつとなる症状が「食欲が異常に出てしまう」ということですが、体重は食べる量に反して減って来るケースが多く見られます。

しかし中には逆に太ってしまうという人もいます。治療中は痩せていたのにその後太ってしまって肥満に悩む人もいて、体重のコントロールはなかなかに難しいようです。

なぜそうなるのか?太る原因をまず探り、何に気を付ければ肥満を抑えられるのかをあらかじめ考えておかなければなりません。

自己免疫機能の暴走で起こるバセドウ病の症状をチェックしよう

甲状腺は喉の少し下にありますが、通常は手で触っても確認できません。バセドウ病になると甲状腺が腫れる事があり、喉のあたりが盛り上がり見た目にも変化が確認出来る場合があります。

甲状腺ホルモンは新陳代謝をコントロールする働きがありますが、バセドウ病になると甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるので、それに伴い新陳代謝もスピードアップします。

代謝が活発になるのは一見良い事のように思えますが、この場合は異常な上昇となりますから免疫機能に異常をきたし、自分の細胞を攻撃してしまうのです。

本来は攻撃される事のない、正常な細胞を自らの免疫機能が狂い攻撃を開始するので、様々な症状が現れます。

バセドウ病のサイン

バセドウ病はいくつかの症状がありますが、他の病気や単なる体調不良と症状がよく似ている事も多いので、見過ごしてしまいがちです。

中には特徴的な症状もありますが、必ずいくつかの症状が複合しますので、思い当たる場合は軽視せず病院を受診してみましょう。

  • すぐに疲れてしまう
  • 激しい運動をしていないのに、動悸や息切れがする
  • 冬でも暑いと感じ大量の汗をかく
  • 眼球が突出してくる
  • 喉仏のあたりが腫れる
  • きちんと食べているのに痩せていく
  • 些細な事でイライラしてしまう
  • 眠れない、眠ってもすぐに目覚めてしまう

眼球が突出してきたり喉仏のあたりが腫れたりというのは、バセドウ病の特徴的な症状ですが、全ての人にこの症状が出るとは限りません。

単なる体調不良と思い込んでしまう人も多いと言われていますが、原因不明の体調不良が長引く場合は、体が発する何らかのサインであり、バセドウ病の可能性もあるかもしれません。

バセドウ病は睡眠障害を招く

バセドウ病にかかるとエネルギー代謝が異常に高まり常に興奮状態になってしまいます。その為体が疲れても脳が活発になってしまい、夜なかなか寝付けず疲労困憊してしまう人も多いようです。

また寝付けたとしても1時間ぐらいで動悸と息苦しさで目覚めてしまい、そのまま寝付けなくなる症状も有るようです。

バセドウ病の様々な症状の中でも、一番つらく、また治療の障害になるのがこの睡眠障害と言えます。眠ることが出来ないと、治る病気も治りません、治療に時間がかかる一つの要因かもしれません。

バセドウ病が20~30代の女性に多い理由は甲状腺の形とホルモンに関係している

バセドウ病になる年齢層は幅広く、男性もなる可能性はあります。統計では男性1人に対して女性4人という数字も出ているように、圧倒的に女性の方が多いのは事実であり、最も多いのが20代~30代の女性です。

年齢を重ねていくと甲状腺は形が変わるため、特徴的な症状が出にくくなる傾向があります。このためバセドウ病とは思わず、違った解釈をしてしまい発見が遅れます。

甲状腺の形が変わる前の若い世代は、症状が出やすく自覚しやすいため確認しやすいというだけであって、実際には30代以上の女性にもバセドウ病患者は多いのです。

また甲状腺ホルモンは女性ホルモンとも大きく関係していて、女性ホルモンが優位になると甲状腺ホルモンの分泌が低下する事があります。

バセドウ病は甲状腺ホルモンの過剰分泌が原因になりますが、実は甲状腺ホルモンの量が低すぎても異常をきたす事があります。

若いうちは女性ホルモンの分泌量も多く、ストレスや過激なダイエットなど無茶をする傾向もありますね。これにより女性ホルモンのバランスが崩れ、甲状腺ホルモンのバランスにも影響し、バセドウ病の原因となってしまいます。

こういった理由もあって、若い女性にバセドウ病が多いと言われているのです。しかし実際には40代の女性でもバセドウ病になる事はありますし、男性もかかるリスクはあるのです。

バセドウ病は寝ていてもマラソンをしている状態になる

バセドウ病は甲状腺機能亢進症。甲状腺からは代謝を上げるホルモンであるサイロキシンが出ているのですが、バセドウ病はそのサイロキシンが出すぎる病気です。

バセドウ病の症状は、循環器に出るのがいちばんわかりやすい。サイロキシンが過剰に分泌されると、脈拍がはやくなります。私はその当時、一分の脈拍数が安静時で120くらいでした。寝ているあいだですら、常に小走りでいるようなものです。

24時間ジョギングをしていれば、人よりたくさんのカロリーを使います。よほど食べないと追いつかない。だからバセドウ病の人はたいがい痩せている。ダイエットなんて考えたこともない人が多い。

逆に太っている人もいないこともない。症状の比較的軽い人で、イライラするせいで食べすぎ、摂取するカロリーが消費を上回れば太る。太っていてもバセドウ病の可能性がないわけじゃない。

私はたぶん、東京の田舎で暮らしているあいだも、バセドウ病だったんでしょう。でも症状が軽かった。汗っかきで困ることはあったけれども、そんな人どこにでもいます。しょっちゅうイライラしていましたが、自分は短気なんだとおもっていました。自覚がまったくなかったわけです。

それが地元に戻ってきて、寒さという物理的なストレスにさらされた。寒いと体は代謝を上げなければならない。すでに十分、必死でがんばっていた甲状腺が、もっとがんばれと尻を叩かれたかっこうになって、はっきり症状が出てきた。腫れてきたわけです。

バセドウ病は命にかかわる!危険な甲状腺クリーゼとは

バセドウ病の人の体は簡単い言ってしまえばものすごく頑張っている状態なので、余裕がありません。

この人が風邪にでもかかったら?すでに代謝が高いのに、ウィルスと戦おうとしてインターロイキンが発熱をうながすので、

  • 異常な発汗
  • 手の震え
  • 呼吸が荒くなる
  • 筋肉に力が入らなくなる
  • 意識障害

という症状を起こします。

循環器はすでに何年間も必死で走り通してきたような状態なのに、もっと走れと鞭を入れられたようなものです。いつ心不全を起こしたっておかしくないですよね。

この体がぎりぎりまで追い詰められた状態を甲状腺クリーゼといいます。甲状腺クリーゼに陥った人の死亡率は、5割を超えるといわれています。

バセドウ病に気づかないままの妊娠は流産のリスクにも…考えておくべき妊娠への影響

バセドウ病は20代~30代の若い女性に多いと言われていますが、この年齢は妊娠をする可能性もあります。

甲状腺ホルモンが女性ホルモンのバランスに影響する事から、妊娠への影響も考えておく必要があります。

甲状腺ホルモンの過剰分泌が続くと、生理周期や排卵にも影響を与えます。甲状腺ホルモンのバランスが崩れた事で、女性ホルモンのバランスも崩れ、不妊症や流産のリスクを高めてしまう事があるからです。

何度も流産を経験した人が詳しい検査をしたところ、バセドウ病だったとわかったケースも報告されています。

もちろんバセドウ病でも妊娠や出産をする事はできますが、自身がバセドウ病だと気づかないまま妊娠すると、流産のリスクが高くなるので注意が必要です。

バセドウ病の自覚症状が無い場合も、妊娠を希望しているなら念のため、甲状腺の検査を受けておいた方がいいかもしれません。

バセドウ病にかかると痩せる、そして治療後に太る原因

食欲があっても痩せる場合は、代謝が通常より活発になっている状態です。しかし逆に太ってしまう場合には、薬の効果でホルモンの値が下がって来た時に見られる症状で、副作用が原因ということではなく、むしろ「治療が効いている表れ」です。

極端に痩せるのはホルモンが出過ぎて新陳代謝に異常が出ていたためで、その状態こそあまり良くない状態なのです。太るからと言って薬を怖がる必要はないので、きちんと医師の処方通りに服薬しましょう。

逆に治療後に太る原因は、主に甲状腺の摘出手術後にはホルモンの値が下がるため、代謝が落ちて太りやすくなると言われています。

ホルモンが出過ぎている時の体の状態というのは、例えるとずっとマラソンをしているようなもので代謝の高さは相当なものです。服薬や手術で走り続けている体を止めるのですから、代謝が落ちるのは仕方のない現象と言えますね。

太らないために食事で気を付けるべきこと

食事制限やカロリー制限を始める人も多いのですが、気を付けるべきは制限をしすぎないことです。あまりにもカロリーを抑えすぎると、体は飢餓への備えから「蓄えよう」としてしまい、痩せにくい体になる可能性があるのです。

お相撲さんが太るために食事の回数を減らしていることは有名な話ですよね。必要な栄養はしっかり取りつつ、負担の少ない軽めのストレッチなどをゆっくり続けて、カロリーを消費出来る体作りを目指してみましょう。

バセドウ病は消耗性の疾患であるため多くの栄養素が不足しがちになります。必要な栄養素を見極め、正常化に向けて必要なものは摂取し、異常をきたすものは避けるようにしましょう。

バセドウ病の発症を予防する食品

ゴイトロゲンを豊富に含む
  • キャベツ
  • ブロッコリー
  • 芽キャベツ
ビタミンB群を豊富に含む
  • 玄米
  • 豆腐
  • 納豆
  • その他大豆製品
ビタミンAを豊富に含む
  • うなぎ
  • かぼちゃ
  • ほうれん草
  • 人参
バセドウ病を悪化させる食品

  • 唐辛子
  • アルコール
  • 昆布、昆布だし(ヨードが多く含まれる)

バセドウ病で太らないためのストレッチ

バセドウ病は動悸が症状として出やすいので、過度な運動は控えるように言われることもあります。

運動らしいことを始められるのは体調が安定して体が楽になってからですが、個人差が大きいので体調を見ながら医師と相談して決めると良いでしょう。

安静にしている期間が長いと、どんなに若い人でも筋力は落ちてしまいます。いきなりウォーキングや階段の上がり下りなどを始めるのは危険ですから、まずはほぐすことから始めましょう。

例えばイスに座ったままで行えるような体操が理想的です。

最初はストレッチから始めましょう。イスに座って左右に体をひねる運動です。

  1. 右へひねって5つ数える
  2. ゆっくり左へひねってまた5つ数える

呼吸は止めずにゆっくり続けましょう。

ひねりのストレッチはウエストのくびれにも効きますから、根気よく続けてボディラインをまた整えることを目標にしても良いですね。

肩や首もゆっくりと回しましょう。息が上がって来るようなら休みながら行います。

脚は、片足ずつ胸に引き寄せる感じで抱きかかえるストレッチや、まっすぐ伸ばしてつま先をピンと伸ばしたり、緩めたりを繰り返すストレッチなどがあります。

筋肉が充分ほぐれて、少々歩いても息切れがしないくらいに回復したら、少し長い散歩などをして体を慣らし、ウォーキングなどが出来るようになればもう少し活発な体操を取り入れてみましょう。

バセドウ病を撃退する最終手法「オルゴール療法」とは

最初にも言いましたが、バセドウ病に代表される甲状腺ホルモンの異常増加現象は本来、免疫となり身体を守るはずの物質が何らかのはずみで異常に増加し、逆に身体を痛める形となってしまっているのです。

つまり、バセドウ病のみならず病気というものは、アナタの身体が悲鳴を上げているサインになるのです。

そんな身体の内なる声に効果を発揮するのが、「オルゴール療法」なんです。オルゴール治療では高周波と低周波の響きによって、以下の効果が生じると言われています。

  • 自律神経を正常に活動させる
  • ホルモン分泌の調整をする
  • 脳の血流を回復させる
  • 体温を上昇させる
  • 免疫力を高める

つまりオルゴール療法は、薬や手術などを使用せず人間の神経やホルモン状態を正常な状態に自然の力で戻そうとする力があるのです。

オルゴール治療に始まる自然療法の根底は、1つ1つの表面化した病気をそれぞれ1つずつ対処するのではなく、表面化する前に自然に免疫することです。そして症状として発生しても人間本来の力で治していくことですなので。

オルゴールであれば何でも良いわけではありませんが、高周波と低周波の響きを持った曲目を聞き続けることによって、心身のバランスが正常化されていきます。

これをきっかけに対症療法ではなく、オルゴール療法をはじめとする自然療法を始めてみませんか。

バセドウ病による睡眠障害を緩和させるハーブティー

睡眠中の動悸で起きてしまう、という睡眠障害はバセドウ病の初期によく見られる症状です。1ヶ月ほどで治まっていくようですが、この症状が出ている間は、食事は寝る3時間前には済ます、就寝近くなったら安静に努めるなど、なるべくゆとりをもって睡眠へ入れるよう努めてください。

なかなか眠れないというのもバセドウ病の特徴の一つですが、これは気長に付き合っていくしかありません。

少しでも心地よく睡眠に入るためにはハーブティーが有効です。ハーブの香りは気持ちをリラックスさせてくれ、またホルモンを正常に保つ働きも有ります。

寝る前に飲むと良いハーブティーの種類ですが、

  • カモミールティー
  • ローズマリー
  • ラベンダー
  • レモンバーム

などがリラックス効果も高く良いでしょう。また好きな香りのハーブを寝室に漂わせるのも良いですね。

バセドウ病は治療できます!日頃の体調管理でサインを見逃さないで

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バセドウ病は未だ解明されていない部分も多いのですが、治療はできます。大きな原因は甲状腺ホルモンの過剰分泌なので、甲状腺ホルモンをコントロールすれば症状を抑える事ができます。

症状によっては手術で甲状腺を摘出するという選択肢もありますが、甲状腺機能が著しく低下するのでホルモンバランスを維持するため、生涯に渡りホルモンを補充する治療を続けなければいけません。

治療方法も人により違ってきますが、発見が早いほど回復もしやすく、放置している期間が長いほど体へのダメージは大きくなり、その分自分に返ってくる事になります。

バセドウ病に限った事ではありませんが、どんな病気も大切なのは早期発見と早期治療です。心当たりがあればすぐに甲状腺の検査を受けておきましょう。

男性よりも女性、特に若い世代の女性はバセドウ病のリスクがあるのは否定できませんので、自身の健康管理は重要です。

何か異常を感じたら、それは体からのサインと考え、軽視せず早めに原因をはっきりさせておくよう心がけてくださいね。

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