TOP > > 飽食のツケがこんなところに!?今からでも間に合う痛風対策

飽食のツケがこんなところに!?今からでも間に合う痛風対策

飽食がもたらした新しい病気

50年前にはほとんど患者数はいなかったのですが、今では80万人にも上り予備軍は600万人以上といわれている現代病が『痛風』です。患者は圧倒的に男性が多く、女性は稀です。

生活習慣が原因であることは明らかです。風が当たっただけでも飛び上がるほど痛い症状が特徴的で、関節であればどこでも発症しますが、特に足の親指の付け根に多く発症します。原因は、血液中に余剰な尿酸と呼ばれる物質がすべての原因です。

プリン体と尿酸

最近は「プリン体」というと、ほとんどの方が聞いたことがあると思います。ビールのCMでも『プリン体ゼロ』と宣伝しています。さて、プリン体っていったいなんでしょうか?

プリン体はほとんどの食べるものに含まれ、細胞1つにプリン体が1つ含まれています。コレステロールと混合しがちですが、コレステロールが高い食べ物でも必ずプリン体が高いとは限りません。

比較的細胞の多い魚卵(数の子・たらこ。これらは卵の1粒ごとにプリン体が1つずつ含まれていますので非常に多い計算になります)、赤味の肉や鳥のササミ、マグロ・カツオの刺身

(健康的な食材なので意外と思われますが、脂肪にはプリン体は含まれていません)、鳥のレバー(肝臓は人間と同じように細胞が密集しています)などが多い食品となります。

ダイエット中の方にはお馴染みの食材なので、びっくりされている方も多いと思います。これらプリン体は、人間の体の新しい細胞を作る時には絶対不可欠な『材料』なのです。

プリン体が分解するときにできるのが、「尿酸」です。尿酸が必要量より多くなると、通常は尿と一緒に排出されますが、あまりにも余剰になると結晶として血液中にたまり始めます。

健康診断の血液検査項目で「尿酸」というのがありますが、この値が『7.0』以上になると結晶(顕微鏡でみるとトゲトゲです)がたまり始める目安です。また、アルコールの摂取も大きな影響があります。

各種アルコール飲料にはプリン体の量は非常に少ないのですが(ウイスキー・焼酎等の蒸留酒にはほとんど含まれていません)、尿酸値を増加する働きがあります。これらの理由で痛風は、ぜいたく病といわれる所以です。

痛風発作(痛みの始まり)

血液内にある余剰分の結晶は、各関節にたまり始めます。これが痛風の始まりですが、この時点では痛みを感じないことが多いようです。血液中の尿酸値がかなり高くても、痛みを感じない方がいるのもそのせいです。

ところが、固い靴を履いたり突き指や捻挫をするというイベントが発生すると関節にたまった結晶がその衝撃で飛び散ります。そして、人間の免疫反応でこの飛び散った結晶を、白血球が外敵とみなし一斉に食べ始ますが、量が多いと対処しきれなくなり、炎症物質を排出し始めることで初めて痛みを感じるということになります。

この痛みを感じた時点で、尿酸値がかなり高くなっていると猛烈な痛みが襲うようになります。ほとんどの場合、革靴は履いて歩けないほどの痛みが出ます。

赤く腫れて熱を持ちますので、緊急措置としては捻挫と同じように足を高く上げ、氷などで冷やして痛みを抑えます。そして、すぐに医療機関を受診しましょう。

痛風の治療と生活習慣改善

痛みの激しい場合は、炎症を抑える薬が処方されますので、まず炎症と痛みを抑えることが最優先です。尿酸は、尿酸値を下げる薬を服用してもすぐには下がらないので、生活習慣を改善することが大切です。

また、中には痛みを感じない方もいます。しかし、痛風だけでは、生命の危険がないからと放置しておくと、腎機能障害・心筋梗塞・脳梗塞等の合併症になる危険性もありますので注意が必要です。

特に、痛風は腎結石・尿路結石等併発している可能性もありますし、医師の指示を守ってきちんと治療しましょう。また、治療と同時に生活習慣の改善も非常に大事です。特に食生活については、極端にプリン体を含む食材を避けるようにならないように気を付けてください。

プリン体は、細胞を作る材料ですので、人間の体に非常に重要です。男性は、野菜をあまり好まないようですが、野菜や海草類を積極的に摂取するようにして、肥満にならないように注意をします。

また、水をたくさん飲むことも大切です。1日に2リットルを目安にしましょう。アルコールも極端に減らしたり、やめることによるストレスの方が体に悪影響を及ぼします。

適量であれば問題ありません。そのかわり、積極的に体を動かすことを習慣づけましょう。わざわざ、トレーニングウェアに着替えなくても、一番手軽なのはよく歩くことです。

エスカレーターを使わずに、階段を利用したり日常生活で工夫することで毎日実践することが可能です。薬に頼らず、毎日コツコツと行うことで尿酸値も徐々に下がることでしょう。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る