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不妊の原因にも!薬剤の効かない淋病が日本で発見ってホント?

性行為感染症とは?

ウイルスや細菌に感染することで引き起こされる病気を感染症といいます。身近な病気で言えば風邪やインフルエンザも感染症の一種です。

感染症にはたくさんの種類があり、それぞれ感染の方法には特徴があります。どの病気もかかりたくないものですが、中でもあまり人には言いづらい感染症もあります。例えば性行為感染症(STD)です。

STDは、主に性的な行為によって感染する病気です。梅毒や淋病などが昔からよく知られ、これらは性病とも呼ばれています。

STDは発症した人が症状に苦しむだけでなく、パートナーに菌をうつしてしまう可能性がありますし、女性の場合は妊娠した時に悪影響が出る場合があるなど、本人だけの問題では済まないこともあります。ですから性行為の際にはSTDのことも頭に置いて予防にも努めなければなりません。

増えている淋病

STDの中では淋病にかかる人が増えています。淋病というのは性的な行為を通して「淋菌」という菌に感染することで起こる病気です。

発症しても治療で抗生物質を投与することにより数週間ほどで治癒することができていましたが、淋菌は薬への耐性ができるために薬が効かなくなってくることもあるのです。

また、近年は日本から従来の抗生物質に耐性を持つタイプの株も発見されており、世界保健機構では世界的な脅威になる恐れがあるとして警告を促しています。

淋病とは

淋病は、性行為によって感染者の粘膜や体液から相手の粘膜へ感染します。好発年齢は20~40代です。喉頭、性器、直腸のほか目の結膜にも感染します。

淋菌に感染すると数時間~1週間ほど経ってから発症します。1回の性交渉だけでも相手には30%と比較的高い確率で感染します。菌自体は粘膜から離れると感染力が弱まります。

淋病とは、尿道が炎症で狭くなって尿がぽたぽたとしずくのように少しずつしか出ない様子をあらわす「淋」という文字から来ています。名前の通り、尿道に感染して炎症を起こす病気です。

「淋病の症状」

男性…淋菌性尿道炎により膿、発熱、排尿や勃起時に激痛を伴う。精巣上体炎になると陰嚢に痛みが起こることもある。
女性…子宮頸管炎により、おりもの、腹痛、不正出血が起こる。無症状のこともある。

「治療法」

受診して抗生物質を使用することで治癒しますが、肝心なのは完治するまで薬を中断せずに使用するという事です。菌が残っていると耐性菌が出てくることもあり、厄介です。

不妊症の原因にも…

淋病を放置するなどして症状が進行してしまうと、不妊症を引き起こすことがあるので注意が必要です。女性の場合は、淋菌に感染することで卵管炎や骨盤腹膜炎を引き起こすと不妊、子宮外妊娠の原因になってしまいます。男性の場合は精巣上体炎が悪化すると無精子になることもあります。

特に女性の場合は自覚症状がなかったり、他の病気と間違えて淋病の治療がなされないなどから症状が進む場合がありますので注意が必要です。もし妊婦が感染すると胎児に母子感染します。

胎児が淋菌に感染した場合、母親が治療せずにすると出産すると胎児は目を侵されて失明の危険など重いリスクを背負います。ただし、妊婦健診では検査で感染が発見できます。

予防対策は?

不特定多数の相手と性的な行為を行うことはSTDにかかる可能性が高くなりますから注意が必要です。性行為の際はコンドームを使用することもSTDの感染リスクを低くします。

また、疑わしい症状がある場合にはすぐに受診(男性は泌尿器科、女性は婦人科、喉頭に症状がある場合は耳鼻咽喉科など)します。パートナーがいる方は相手に打ち明けにくいかもしれませんが、二人とも淋菌に感染している可能性高いので、二人とも受診して検査することをおすすめします。

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