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食が細くなったら考えて!胃潰瘍・十二指腸潰瘍の症状と対応

最近、食が細くなったと感じることはありませんか?加齢とともに胃腸の機能が衰えると、食が細くなるという症状が起こります。これは胃腸の機能が低下しているためで、胃潰瘍や十二指腸潰瘍のような胃腸病にかかりやすい状態です。食が細くなったら気をつける胃潰瘍・十二指腸潰瘍の症状と対処法を紹介します。

加齢とともに食が細くなる理由

生きていくために必要な体を維持するエネルギーが基礎代謝です。基礎代謝は、年齢とともに減少していきますから、若い頃のようにたくさん食べられない、食欲がわかないということは、それだけ体がエネルギーを必要としないということで、食が細くなるというのは、ある程度は自然なことなのです。

しかし、年齢とともに胃の機能が弱くなり、胃酸の分泌が減るので、食欲の低下や食べ物の消化に時間がかかることも、食が細くなる原因です。

食が細くなると起こりやすい胃潰瘍・十二指腸潰瘍

食が細くなるということは、胃腸の機能が若い頃に比べて弱くなっている、ということも言えるのですから、胃腸の病気にかかるリスクも高くなります。特に、加齢によって胃の粘膜が弱くなることで起こりやすいのが、胃潰瘍や十二指腸潰瘍です。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、胃の粘膜を保護する防御因子と胃の粘膜を攻撃する攻撃因子のバランスが崩れた時に起こりやすくなります。高齢者の場合は、胃の攻撃因子となる胃酸の分泌は少なくなるのですが、防御因子となる胃の粘膜も薄くなるので、少ない胃酸でも胃腸に炎症が起こり、潰瘍を起こしやすくなるのです。

胃の粘膜の厚さは、20代の頃に比べて50代で約半分、60代以降になると3割くらいにも減少します。この胃の粘膜が薄くなることが、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因になるのです。

尚、十二指腸潰瘍は、胃の出口のすぐ下にある十二指腸にできる潰瘍なので、胃酸の分泌や胃の機能低下に影響を受けて発症するので、胃潰瘍と十二指腸潰瘍は、ほぼ同じ要因によって起こると考えて良いのです。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の症状

胃潰瘍・十二指腸潰瘍で最も顕著に現れる典型的な症状は、胃痛です。胃潰瘍は、胃酸によって胃の粘膜が剥がれたり減っていくことによって、胃壁がただれて起こります。胃の粘膜に神経はありませんが、胃壁には神経があるため胃潰瘍ができると胃痛が生じるのです。

また、胃潰瘍ができやすい場所は、年齢とともに胃の上部に上がってくる傾向があるので、高齢者ほどみぞおちの辺りに潰瘍ができやすく、鈍い痛みを感じることが多くなります。逆に十二指腸潰瘍は、比較的若い人に起こりやすい傾向があります。

暴飲暴食などによる急性の胃潰瘍の場合は、胃全体から激しい痛みを感じます。潰瘍の場所によっては背中が痛むこともあります。いずれにしても胃の痛みが起こったら、胃潰瘍であるか、その前段階の可能性が高いと考えて下さい。

一般的に、胃潰瘍の場合は食後に痛みが起こりやすく、十二指腸潰瘍の場合は空腹時や早朝に痛みが起こりやすいのが特徴です。ただし、胃の痛みと潰瘍の大きさとはほとんど関係がありません。胃の痛みがそれほど強くなくても、大きな潰瘍になっていることも多いので、軽く考えずに対処することが必要です。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍が疑われる時の対応のしかた

胃潰瘍や十二指腸潰瘍かどうかは、正確には胃の中を見てみなければ分かりません。特に高齢者の場合は、胃の迷走神経が衰えて痛みを感じにくくなっていますので、少しでも痛みを感じた場合は、検査をすることが必要です。

痛みと胃潰瘍の程度にはほとんど関係がありませんから、痛みの程度に関わらず検査を受けるようにして下さい。また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を引き起こす大きな原因となるのが、ピロリ菌の存在です。

医師の診察を受ければ、ピロリ菌の検査も奨められると思いますが、胃潰瘍患者の60%以上、45歳以上では80%以上、十二指腸潰瘍の場合は100%、ピロリ菌が見つかっています。普段から胃の調子が悪いと感じることが多い場合は、ピロリ菌に感染していないか調べておくことも予防につながります。

とどのつまり、胃の不調の多くは胃の粘膜が弱くなり、胃酸によって刺激を受けることによって起こります。胃潰瘍の症状が進行してしまうと、胃に穴が開く胃穿孔が起こったり、胃がんに進行することもありますので、日頃から胃腸の調子に気を配ることを心掛けて下さい。

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