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ヨーグルトで胃がん予防!ピロリ菌を除菌する凄いヤツ!

最近まで日本のガンによる死亡率のトップにいた胃がんは現在でも発症率の高い病気です。胃がんが発症した場合、初期においても胃壁の切除や胃の部分切除、全摘出など難しい治療が必要になります。また胃がんは再発性のあるガンとしても有名で、術後の生活も重要な課題となっています。

胃がんとはどのような病気ですか

人間が食物を口から飲み込んだ場合、食道を経て胃に入ります。胃は袋状の臓器で、胃液(消化液)により食物を消化し十二指腸、小腸へと運びます。胃が分泌する胃液は強酸性の液体で、胃自体が傷つかないように胃壁はアルカリ性の保護粘液で覆われています。

胃がんは何らかの原因により、本来は保護粘液で守られている胃壁に悪性腫瘍ができる病気です。胃の粘膜で留まっている状態を「早期発見ガン」、胃の外壁にまで浸潤している状態を「進行ガン」と呼び管理しています。

胃がんは初期症状で発見するのが難しいガンであり、自覚症状はほとんど見られません。健康診断や人間ドッグなどの検査で発見されることが大部分であり、早期であれば治癒率も高くなります。

胃がんの原因とは何が考えられますか

現在、胃がんの原因として考えられる中で、一番の問題とされているのは「ヘリコバクター ピロリ(ピロリ菌)」です。ピロリ菌は1980年代に発見された細菌で、それまでは強酸性の胃の中に細菌が生存しているとは考えられていませんでした。

ピロリ菌は自己の生存環境を作り出すため、アルカリ性の酵素(ウレアーゼ)を作り出します。ウレアーゼは胃の粘膜である尿素を二酸化炭素とアンモニアに分解し、胃壁を傷つける結果になります。

傷ついた胃壁は炎症や潰瘍となり、胃がんへと進行するのです。ピロリ菌保菌者の全てが胃がんや潰瘍を発症する訳ではありませんが、胃がん患者の大部分がピロリ菌に感染しており関連性は明らかになっています。

ピロリ菌の感染は主に50歳以上の日本人に多く、衛生環境の整っていなかった昭和30年代以前に生まれた方の約70%が感染していると思われます。感染原因と思われているのは井戸水などで、現在でも注意が必要です。

ピロリ菌の除菌

ピロリ菌の除菌は比較的簡単に行うことが可能で、通常は抗生物質薬の服用となります。2種類の抗生物質と1種類の胃酸を押させる薬の3種類が処方され、1週間程度の期間で除菌が終了となります。

しかし、稀に抗生物質の効果が少ない方もおり、除菌が失敗するケースもあります。この場合は別の抗生物質を新たに服用する方法が取られます。この厄介なピロリ菌ですが、最近の研究ではヨーグルトの一部にピロリ菌の予防効果や除菌効果が期待出来ることが判明したのです。

ヨーグルトはどのように作られるの

もともとヨーグルトは動物の乳に乳酸菌を混ぜて醗酵させた食品です。ヨーグルトは健康食品として人気であり、様々な種類の製品が販売されている身近な食品と言えます。

一般的に乳酸菌とは本来は炭水化物などの糖から醗酵により、乳酸を作り出す細菌で、健康上においても重要な細菌なのです。ヨーグルトに使用される乳酸菌は「ビフィズス菌」などが有名ですが、最近では菌の研究が進み「ピロリ菌の除菌」にも効果のある乳酸菌が開発されました。

LG21菌はピロリ菌の除菌に効果あり

乳酸菌の一種類である「LG21菌」はビフィズス菌などとは違う属性を持つ乳酸菌です。LG21菌はラクトバシルス属に属している乳酸菌で、他には「カゼイ菌」などの種類があります。これらの菌は低栄養状態においても比較的沢山の乳酸を作り出す力があり、これがピロリ菌の除菌に大きな効果をもたらすのです。

ピロリ菌は胃酸などの強酸には強いのですが、乳酸菌の作る乳酸には弱いと言う性質があります。乳酸菌が増殖することでピロリ菌の生存場所が胃の中に無くなることが除菌につながるのです。

またLG21菌は胃の細胞での生存率が他の乳酸菌よりも高いこともピロリ菌除菌に適した乳酸菌と思えます。ただし、除菌に至るまでには長期間が必要であり、短期の除菌には向かないと考えられます。しかし、ピロリ菌の増殖を抑える働きは期待できるので、目的によって利用できます。

ピロリ菌の除菌の助けをする乳酸菌

ある乳酸菌を使用したヨーグルトを食べることで、抗生物質薬によるピロリ菌の除菌の際、副作用の発症を低下させる働きがあると報告されています。この乳酸菌は「L.ガセリ乳酸菌」であり、薬による除菌の副作用である「お腹の張り」「下痢」などが大幅に低下しました。除菌のみを目的にするのではなく、新たなヨーグルトの使い道が今も研究されているのです。

ヨーグルトによるピロリ菌の感染予防

実験では、LG21ヨーグルトを使用したピロリ菌の除菌において、80%以上の人に良い効果が見られ、その中には完全除菌された人も10%程度います。ヨーグルトでの除菌は副作用もなく、かえってお腹の調子も良くなるのですから一石二鳥と言えます。

ピロリ菌は子供の頃の感染が要因であり、大人になってからの感染の可能性は低い細菌とされています。しかし、全ての感染ルートが解明されていない状態であり安心はできません。

ピロリ菌の感染予防のために、普段からヨーグルトを食べる食習慣を持つと安心です。毎朝ヨーグルトを朝食の一品として食べることで、ピロリ菌の感染リスクが大幅に減少するだけではなく、整腸作用など体調管理面においても大きなメリットがあります。

また、抗生物質薬によるピロリ菌の除菌が成功した場合でも、再発する可能性は残っており予防が必要となります。そのような時にもヨーグルトを積極的に利用し、再発リスクを減少させることが重要なポイントです。

発症すると様々な危険が伴う「胃がん、胃潰瘍」などを予防するためにも、この便利で簡単な乳酸菌の力を利用しませんか?

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