TOP > > 食生活にお悩みですか?塩分と胃がんの関係で見る昔の日本の食生活

食生活にお悩みですか?塩分と胃がんの関係で見る昔の日本の食生活

かつて胃ガンは日本におけるガンの死亡率の1位でしたが、現在は2位となっています。しかし、発症率は依然として高く身近にあるガンと言っても良いのではないでしょうか?胃ガンの発症原因は様々な要因がありますが、食生活とも密接な関係を持っていると推測できます。

海外で日本食が人気だと聞きます。その理由はヘルシーで健康的なイメージによるものだそうです。日本人の食生活は本当にヘルシーで健康的なのでしょうか?日本古来の食生活と胃ガンの関係から、その事実を探ってみましょう。

日本古来の食生活とはどのようなものか

「日本人の食生活は欧米化した」「昔の日本人の食生活は健康的だ」なんて話をよく耳にしませんか?テレビなどで聞かれるパターンですよね。本当に現在の食生活が、昔の食生活と比較して悪いものなのかを考えてみました。

日本人は農耕民族であり、穀物を主食として生活してきました。主食は米ですが、米(ご飯)には基本的には味をつけません。そのためにおかずが必要で、「ご飯、おかず、汁物」が日本の昔ながらの食事なのです。

おかずや汁物には塩分が多く含まれており、その塩分によりご飯を食べるスタイルが日本式と言っても良いのではないでしょうか。

塩分と胃ガンの関係

胃ガンとは胃の粘膜組織に出来る悪性腫瘍のことで、進行すると他の臓器やリンパに転移し命にも関わる重大な病気です。胃ガンの原因は「ヘリコバクターピロリ菌」の感染によることが多いと考えられますが、食生活による発症も指摘されています。

胃ガンの発症には胃壁の粘膜の損傷が重要な要因となりますが、塩分の多い食事を慢性的に行うことは胃壁の粘膜を傷つける結果を招きます。傷ついた粘膜は炎症を起こし、発ガン性の物質による影響が強くなるのです。

塩分の過剰摂取による慢性胃炎は胃ガンの発症原因となり、食生活による発ガンとも言えるのではないでしょうか?

日本古来の食生活と胃ガンの相関関係

日本の伝統的な食品と言えば「漬物、佃煮、塩辛」などがありますね。これらの共通点は多量の塩分であり、長期保存が可能なように大量の塩分が使用されています。特に漬物は日本全国で食べられている国民食と言っても良いでしょう。

漬物は本来は食品の少ない冬場の保存食として進化して来ました。特に東北地方などの北国では、漬物を中心とした食文化が浸透したのでした。

実は胃ガンは漬物を多く食べる地方に多く発症していることが判明しています。新潟県や秋田県、山形県などでは胃ガンの発症が多く、その原因が漬物による塩分の過剰摂取と考えられています。

鹿児島県と秋田県では秋田県の方が約2倍も発症率が高くなります。漬物文化の薄い沖縄県との比較では5倍もの差が出ているのは驚きとしか言い表せません。つまり、秋田県の人は沖縄県の人より、5倍も胃ガンが発症しやすいと言うことなのです。

漬物以外にも魚卵塩蔵品(たらこ、すじこ、うになど)を好んで食べる地方にも、胃ガンが多いことが解っています。塩分の過剰摂取は高血圧の原因にもなります。胃ガンが多い地方では高血圧も多く見られ、その共通の原因が塩分なのです。

日本古来の食生活は健康に良いのか?

日本古来の食生活は一時ヘルシーと、もてはやされた時代がありました。それは特別な日本食に当てはまることで、日常の食生活には当てはまらないのではないでしょうか。高炭水化物、高塩分である食生活は、見直される時期がきているそうです。

胃ガンを誘発させない食生活とはいったいどのようなものか考えてみましょう。

・塩分摂取を控える調理法を実践して下さい。日本独自のダシ(昆布、カツオ)により旨みを補い、塩分を減らす。

・タラコなどの塩蔵品は毎日食べないように心がけて下さい。魚卵の塩蔵品を食べない人と毎日食べる人では、約2倍も胃ガンの発症率が違う統計があります。

・漬物は塩分を減らすことに注意して下さい。お茶請けなどに漬物を食べる風習の地域もありますが、これはオススメできません。

・野菜などの食物繊維を含んだ食品を多く食べましょう。

・味噌も日本古来の高塩分食品です。味噌汁は濃くしないように注意して下さい。(おかわりは控えるように)

こうやって調べてみますと、「昔の食事は質素で健康的だった~」と言う話も首をかしげてしまいますね。結局はほどほどと言うことです。日本食スタイル、欧米食スタイルと両方の良いところを取って、健康的な食生活を楽しんで下さい。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る