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検査で胆石が見つかった!落ち込むよりもまずは食事を改善しよう

今まで何の症状も出たことはなく、意識すらしていなかったのに、健康診断で偶然胆石が見つかってしまったらショックかもしれません。胆石の痛みは「激痛」だと聞きますから、不安になりますよね。

そんな時には落ち込んでいないで、できることからやってみましょう。胆石の最大の原因は食生活にあると言えます。まずは、その食生活を見直すことから始めてみてください。

最近、胆石のある人が増えている

日本人の15%前後は、胆石を持っているとされます。最近胆石のある人が増えていて、これは食生活が欧米化したためと考えられます。また胆石は歳を重ねるほど増えやすいため、高齢化も原因のひとつでしょう。

検査機器の発達も、胆石が増えた原因と思われます。今までは痛みが出てから気づくことが多かったのですが、最近では全く症状がなくても、健康診断で発見されるというケースがあります。胆石があると、必ず痛みが出るというわけではありません。

胆石があっても一生症状が出ないという人もいます。これをサイレントストーンと呼びます。胆石のある人の半数は、何の症状もないままに一生を過ごせるとされます。そのため胆石が見つかったからといって、すぐに治療を始める必要がないこともあります。

特に症状がなければ、治療はしないで様子をみていくこともあるのです。ただ、今症状が出ていないからといって、そのまま放っておいてよいわけではありません。胆石がある以上、いつかは痛みが出てしまう可能性もあるのです。そのためにも、まずは食生活を改善することから始めてみてください。

胆石のための、理想的な食生活とは

胆石とは、胆汁中の成分が石のように固まってしまったものです。通常なら胆汁の中に溶けていたコレステロールやビリルビンという成分が、何らかの原因で溶けきれなくなって、出てきてしまったのです。

胆汁は、脂肪の消化を助ける働きをしています。肝臓で作られ、胆のうというところで濃縮して貯蔵されています。食事をして、その中の脂肪分が十二指腸にまでくると、胆のうが反応して収縮し、胆汁を十二指腸へ送り出します。

そして脂肪の消化を助けるのです。胆石ができてしまう最大の原因は、食生活にあります。 そのため胆石が見つかった後も、同じような食生活を続けていたのでは、状態はどんどん悪化していってしまいます。それを防ぐためにも、まずは今の食生活を見直してみてください。

1日3食、規則正しく食事をとる

食事で脂肪分が入ってくると、そのたびに胆のうが収縮して胆汁を排出し、脂肪の消化が行われます。規則正しく食事をしていれば、規則正しく胆汁は排出されていくのです。

しかし食事を抜いたり、食事と食事の間が開きすぎてしまうと、胆汁が排出されない時間が長くなってしまいます。そうなると胆汁は徐々に濃縮されていってしまい、胆石ができやすくなってしまうのです。

そうならないようにするためには、規則正しく食事をとることが大切です。特に、朝食を抜いてしまうのはよくありません。朝食をとらないと、前日の夕食から昼食までの十数時間もの間、胆汁が排出されないということになってしまいます。

また仕事が忙しくて、なかなか食事がとれないというような時にも、途中で何か軽く食べるようにしましょう。逆に食事を抜いた後、次の食事でその分を大食いしてしまうというのも避けてください。

腹八分目にしておく

肥満気味だと、胆石ができやすくなります。そのためにも食事は早食いをしないで、ゆっくりよく噛んで食べることが大切です。暴飲暴食は止めて、腹八分目くらいに抑えるように心がけましょう。

食べ方を工夫することで肥満にならないように、また肥満を解消していけるように努力してください。またダイエットをして、食事量を極端に減らすこともよくありません。食事量が減ると、消化に必要な胆汁の量も減り、胆のうの中で胆汁が澱んでしまって、胆石ができやすくなってしまいます。

脂質をとり過ぎない

脂質のとり過ぎは、胆石の痛みを引き起こすきっかけになります。食事で脂質をとると、その消化のために胆のうが収縮して胆汁が出てきます。それによって胆石が移動し、痛みを引き起こしてしまうのです。

脂質が多いと、胆のうは何度も強く収縮し、痛みも出やすくなります。揚げ物やステーキ、中華料理のような脂っこい料理を食べた後ほど、胆石の発作は起きやすくなります。脂身の多い肉は、脂身部分を取り除いて食べるようにしてください。

ヒレ肉、モモ肉、鶏のムネ肉、ササミなどがよいでしょう。脂質は細胞膜やホルモンの合成のため、適度には必要とされます。ただ極端に少食でない限りは、不足することはありません。

コレステロールをとり過ぎない

胆石の多くは、コレステロール結石と呼ばれるものです。これはコレステロールをとり過ぎたことで、胆汁中にコレステロールが増え、結石になってしまったものです。コレステロールをとり過ぎると、コレステロール結石を増やしてしまいます。卵、魚卵、レバーなど、コレステロールを多く含む食品は、食べ過ぎないように気をつけてください。

食物繊維をとるようにする

食物繊維は腸内で胆汁酸と結びついて、そのまま便として排出してくれます。胆汁酸の原料はコレステロールで、それが排出されることで、体内のコレステロールを減らすことができます。また便秘になってしまうことも、胆石の発作を起こしやすくしてしまう原因です。そのためにも野菜、きのこ、こんにゃく、海藻などをなるべく食べるように心がけてください。

ビタミンも十分にとるようにする

ビタミンC、Eにも、胆汁酸を排出する作用があり、胆石を増やさないようにすると考えられています。野菜や果物などをしっかり食べましょう。

香辛料は控える

香辛料は胃液の分泌を促します。胃液の分泌が増えると胆のうは収縮しやすくなり、胆石の痛みも出やすくなってしまいます。香辛料の効き過ぎた料理は、控えるようにしましょう。同じような理由から、アルコールやカフェインも少し控えたほうがよいでしょう。

バランスの良い食事にする

バランスの良い食事をとることも大切です。炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を、バランスよくとるようにしてください。外食の時には、ラーメンやカレーなどの一品料理ではなく、定食を選ぶようにしましょう。またいろいろな種類の食材を食べるように心がけると、栄養バランスも良くなります。

食生活以外で気をつけることは

胆石があると言われた方は、食生活以外にも気をつけておいたほうがよいことが、いくつかあります。

肥満解消のために運動をする

肥満になりやすい生活をしていると、ますます胆石が作られやすくなります。適度に運動もするようにしましょう。特にウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動がお勧めです。無理をしないで長く続けられることを目指してください。運動を続けることは胆石だけでなく、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の予防にもなります。

定期検診は続けて

今現在は痛みがなくても、胆石がある以上はいつ痛みが起きてもおかしくありません。気づかないうちに数が増えていたり、大きくなっていたりすることもあります。そのため年に1~2回くらいは定期検診をするようにしておきましょう。もし何か変化があれば、痛みが出る前に治療を始めることもできます。

こんな時には受診して

通常、胆石の痛みは食事の1~2時間後に起きます。特に脂っこい食事をすると、みぞおちから右上腹部辺りに強い痛みが起き、冷や汗が出たり吐いてしまうこともあります。そして1時間くらいで、痛みはウソのように治まります。

ただ痛みが治まっても胆石はまだあるため、また同じような痛みが出てしまう可能性があります。そのため、このような激しい痛みがあった時には、その後痛みが治まっていても、医師に診てもらったほうが安心でしょう。

その際には、どこにどの程度の痛みがあったのかということ以外にも、医師に伝えたいことがあります。それは痛みが出る前にどんな食事をしていて、その食事からどのくらい時間がたってから痛みが出たか、またどれくらいで痛みが治まったかです。

胆石の発作は、激痛が起きるということが多くなりますが、人によっては何となく張ったような鈍い痛み程度ということもあります。ひどい痛みでなくても気になることがあれば、受診してみてください。

もしも黄疸が出ている、発熱してしまっているなどということがあれば、すぐに病院へ行くようにしてください。場合によっては命に関わることもあります。

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