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感染する!?ミュータンス菌(虫歯菌)の怖さと対策

今や虫歯が1本もない人を探す方が大変と言われるくらい虫歯で悩み歯医者に通っている人も多いと思いますが、また逆に虫歯に気づいていても治療していない人、虫歯になっていることにすら気づいていない人もたくさんいるようです。

歯の役割

私たちは毎日ものを食べるときに歯を使って噛んでいますが、歯の役割はそれだけなのでしょうか。歯の役割でまず一番初めに出てくるのが、この【食べ物を噛む】ことですが、これは胃腸の消化を助ける役割でもあり、噛むことによって唾液の分泌を促したり歯周組織の血行を良くしたりといった働きもしています。

次に【食べ物を味わう】ということを歯は助けているのですが、舌は甘い、辛いなどを味わっていますが、歯ごたえや歯触りといったことなども大切な味わいなのです。

3つ目は、【話をする】ということも助けてくれていて、歯を抜いた時や、詰め物が取れた時に、口から空気が抜けるようで上手に話せなかった経験がある人は多いと思いますが、歯があるからしっかり話せるのです。

最後にスポーツなどをしている時、【歯を噛みしめて】その筋肉で頭部を固定しているから、バランスよく強い力が発揮できるので、強く噛むことがいいことではありませんが、適度な緊張が出てバランスを保てるのです。

このように歯には大事な役割がたくさんありますので、使えなくなってしまうと体全体に及ぼす影響も多きいと言えそうです。

歯は何からできているの?

『歯』の本数は、乳歯は20本、永久歯は32本(親知らずを4本を含めています)で、歯の構成ですが、目で見える『歯冠』と、眼で見えない『歯根』からできていて、歯冠は一番外側にエナメル質、その内側に象牙質、また更に内側に歯髄があり、歯根は、一番外側にセメント質、その内側に象牙質、更に内側に歯髄があります。

歯冠のエナメル質は人間の体の中で最も硬いとされているもので、象牙質が歯の痛みや歯に栄養を与える歯の代表的な組織で、また歯根のまわりには歯周組織があり、これがあるから歯が固定されよく噛むことができるのです。

虫歯の原因

一度虫歯になってしまうと、治療しなければ絶対に治ることなく、また放っておくとどんどん進行していきますが、虫歯の原因には大きく分けて【生活習慣病】【感染症】の2つがあります。

虫歯になる人は、なぜなるのかという原因について【甘いものが好きだから】【歯を磨かないから、また磨き方が下手だから】【親が虫歯だから】などど思っている場合が多いようですし、私も実際小さい頃から、歯をきちっと磨けば虫歯にならないというようなことを聞いてきましたし、親に似て遺伝だとも思ってきましたがどうもそれだけではないようで、虫歯の大きな原因の一つに感染症があるということです。

「ミュータンス菌」という虫歯菌があり、これは生まれた後に感染するもので、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には存在しない菌で、母親やそれ以外の大人たちが持っているので、赤ちゃんにものを食べさせるときに口からや、同じスプーンなどを使うことにより唾液を通じて感染させてしまうのです。

母親のミュータンス菌が多いと赤ちゃんにも多く感染するといわれていますので、従来の生活習慣を治すだけではなく、この感染症の予防が大切ということになります。

虫歯のメカニズム

ものを食べて口の中に残った食べかすをもとに、ミュータンス菌が歯垢を作りますが、菌は甘い食べかすが大好きでなので歯垢の中で糖分が分解されて歯を溶かしてしまう、これが虫歯の始まりです。

虫歯には『C0』から『C4』という進行段階があり、『C0』は黒くなったりして穴が開くほどまでは進行していない虫歯で、『C2』はエナメル質が菌に溶け始めている状態で、まだ自覚症状もほとんどなく、『C3』は神経まで虫歯が達していて傷みのひどい状態、『C4』は虫歯の穴が広がり殆ど歯がない状態で歯茎の中で骨が溶けてしまっていることもあります。

虫歯はこのように進行していきますが、C4になると抜歯しかない状況になってしまいます。

ミュータンス菌を予防するには?

ミュータンス菌は歯に強烈に付着する性質を持っていますので、バイオフィルムという細菌のスクラムを作り出しますが、このバイオフィルムがエナメル質を溶かすことによって虫歯の進行が早くなりますので、これを破壊できればいいわけです。

殆どの人がミュータンス菌に感染していますので、定期的に歯科でクリーニングをしてもらいバイオフィルムを破壊すること、糖分の摂取を抑え、キシリトール(天然素材の甘味料)を使うことによってミュータンス菌の活動を弱めたり、感染を防いだりする等の方法があります。

長い人生をできるだけ自分の歯で過ごせるようにミュータンス菌を知って、日々気をつけましょう!

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