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ゴルフのスイングで悲鳴を上げる肩!五十肩の本当の原因と改善法

皆さんはゴルフをやった結果、五十肩になってしまったというお話を聞いたことがありませんか?実はゴルフが原因で五十肩になったと訴える方が、かなり存在することは間違いのないところなんですね。

そうすると、何だかゴルフは健康に良いどころか、五十肩を引き起こしてしまうスポーツのように思えてしまいますよね。しかしながら、本来ゴルフは野球などのように物を投げるスポーツではありませんので、肩を酷使するような要素はありません。

それではなぜ、ゴルフを行った人の中から五十肩を発症する人がたくさんいらっしゃるのでしょうか?ここでは、ゴルフを行うことで五十肩になった本当の原因と、その改善方法についてご説明してまいります。

五十肩ってどんな病気ですか?

そもそも五十肩とは、どのような病気なのでしょうか?五十肩というのは俗称であって、正式名称ではありません。正式には、肩関節周囲炎と言います

また、以前は腱板損傷や石灰沈着性腱板炎なども一括りで五十肩と呼んでいたわけですが、最近は明白な疾患は五十肩に含めないようになってきております。ということで、未だ原因不明な五十肩は、下記のような条件に該当するものを呼ぶ傾向にあります。

  • 発症者の年齢が40歳以上であること
  • 肩や首の周辺に疼痛があること
  • 明白な原因がないこと
  • 肩を動かすことができないこと

ただし、最近は運動不足の若者が増えた影響からか、20代や30代でも同じような症状を訴えて、五十肩と診断されてしまう方も出てきているようです。70代や80代の人が発症することはほとんどありません。

肩がどうなってしまうんですか?

五十肩は、肩関節の周囲に炎症が発生することで引き起こされるわけですが、この炎症が発生するメカニズムと言いますと、肩関節にある上腕骨と肩甲骨のバランスが崩れることで、骨同士がぶつかって関節が損傷した結果なんですね。

五十肩を発症すると、肩から腕にかけて激しい痛みに襲われます。痛みは突然襲う時もありますし、徐々に痛みが現れてくることもあります。また、不幸中の幸いと言って良いのかもしれませんが、両肩が同時に発症することはほとんどありません。

ゴルフに関わる五十肩の原因

ゴルフをやっていたら五十肩になってしまったという方が、相当数いらっしゃるわけですが、前述した通り、ゴルフはけっして肩を酷使するようなスポーツではありません。ただし、ゴルフがきっかけになったのは間違いのないところでもあります。

ゴルフが原因で五十肩になってしまった人というのは、誤ったスイングに問題があるのです。また、ゴルフを始める年齢が40歳以上の人に多いということも、原因を分かりにくくさせている要因でもあるんですね。

40歳以上の初心者に多い五十肩

ゴルフに関わることで五十肩になってしまった人というのは、40歳以上の初心者に多いと言われております。そもそもゴルフのスイングというのは、体全体を使って行うものですが、初心者の人というのは腕先で振ろうとする傾向にあります

いわゆる手打ちになっているということですね。また、ゴルフは経済的にも余裕のできた40~50代の人たちが、業務上の付き合いや運動不足の解消を求めて始めるケースも多々見受けられます。

五十肩を発症しやすい年齢層の方たちが、ゴルフを始めて手打ちのスイングをする。夢中になりやすいゴルフのことですから、打ちっぱなしの練習に繰り出して誤ったスイングで無茶をする。こんな流れが「ゴルフは五十肩の原因になる」と言われる所以なのです。

専門家に指導を仰ぐべきです

五十肩を発症しやすい年齢層の方たちが、ゴルフを始めるということであれば、専門家に指導してもらうべきです。特に五十肩の原因となり得るスイングについては、予防する意味でも教えてもらうべきです

また手打ちのスイングで、絶対に打ちっぱなしなどの練習には行かないことです。少なくとも、正しいスイングを身につけてからやりましょう。仮に正しいスイングができるようになったとしても、過剰な練習は危険です。物事は、ほどほどにですね。

五十肩を発症してしまったら?

五十肩を発症すると、激しい痛みを伴うものです。そんな状態にあって、まさかご自身だけで何とかしようなどと考える方はいらっしゃらないと思いますが、迷うことなく整形外科のある病院に行って、診察してもらってくださいね。

ところで五十肩は、症状に合わせて三つの時期に分けて治療が行われることになります。その三つとは下記の通りです。

  • 急性期
  • 慢性期
  • 回復期

それでは個々に、みていくことにしましょう。

激しい痛みに襲われる急性期

五十肩を発症したばかりの急性期は、肩関節での炎症の状態も酷く、激しい痛みという症状となって現れます。急性期は、何をおいても患部を安静にすることが大切です

ただ、安静にすると言っても、身体を横たえておくわけではありませんから、三角巾などで腕を吊ることで極力動かさないようにしましょう。安静な状態にあっても痛みが激しいという特徴がありますので、我慢できない時は消炎鎮痛薬を使うことになります。

使用される薬には、飲み薬の内服薬、湿布薬などの外用薬、座薬などがありますが、患者さんの症状に合わせて主治医が処方してくれるはずです。就寝時に眠れないほど痛みが強い場合は、局所麻酔薬の注射という選択肢もあります。

痛みが鈍痛に変わる慢性期

ある程度の時間が経過して慢性期に入りますと、痛みも徐々に和らぎ始めて鈍痛に変化し、動かすと痛いという状態になります。この時期の内服薬などの服用は、痛みを我慢できない時だけにしましょう。

慢性期の治療は、温熱療法を中心に行われることになります。具体的に言えば入浴やカイロ、ホットパックなどを活用して、とにかく肩を温めることが大切なのです。

また、この時期は多少でも肩を動かせるはずですから、癒着防止のためにも体操を行うことが必要になります。

痛みも収束に向かう回復期

肩の痛みも収束する方向に向かう回復期は、手も動かしやすくなってまいりますので、積極的に運動療法に取り組む事になります。痛みがなくなってきたからといって、回復を喜んで何もしないでいると、癒着などによる運動障害が残ってしまう可能性があります

運動療法については色々な方法がありますので、主治医と相談しながらご自身に合った、そして続けることのできる、やりやすい運動を取り入れるようにしましょう。

五十肩を改善する運動療法

五十肩は、激しい痛みを伴う急性期はひたすら患部を安静にしてあげる必要がありますが、多少なりとも動かせるようになったら運動療法を始めるべきです。もちろん無茶をオススメしているわけはありませんから、あくまでも主治医と相談しながらになります。

疾患を厄介なものにしている一つに、人によっては痛みが年単位で続いてしまうことがある、という点をあげることができます。その期間を痛いからといって動かさないでいると、運動障害が残る可能性が非常に高くなってしまいます。

運動療法の体操を始めましょう

繰り返しになりますが、運動療法は痛みの激しい時に無理して行うものではありません。あくまでも、多少なりとも腕を動かせるようになっていることが前提です。そして、実際に動かせるのであれば、その可動範囲を広げる体操を始めましょう

運動療法の体操の基本は無理をしないこと、毎日続けること、そして入浴後などの関節を動かしやすい状態にある時に実施することです。ここで誰でも簡単にできる体操をご紹介しますね。

【五十肩を改善するストレッチ体操1】
(1)手首を脇につけるようなイメージで、肘を上に上げてください。
(2)肘で円を描くようにして、できるだけ大きく動かします。
(3)前回し、後ろ回しを無理をせずに行います。
【五十肩を改善するストレッチ体操2】
(1)腕を自然な状態で垂らしてください。
(2)この状態から肩を上げて数秒間維持します。
(3)そして肩を下げます。

どちらの体操も回数は多くなくてもOKですので、毎日続けることです。また、ストレッチ体操はYouTube上にも色々な動画がありますので、そちらを参考にしてもよいでしょう。

アイロン体操をご存じですか?

五十肩を改善する体操の中でも、一般的に広く知られているものにアイロン体操があります。アイロン体操は、例え痛みの激しい急性期であっても、物を持つことができれば実行すべきだと言われております。ただ、急性期に実行するのであれば、主治医と相談してくださいね。

【アイロン体操のやり方】
(1)テーブルなどに、痛みのない方の手をついて前傾姿勢で支えてください。
(2)痛みのある方の手にアイロンを持ちます。
(3)アイロンを持った手を前後左右にとゆっくり動かします。
(4)毎日続けて徐々に回数を増やします。

アイロン体操もまた、やり過ぎや無理は禁物です。やり過ぎたアイロン体操は症状を悪化させることになりますので、ご注意くださいね。

ためしてガッテン流の改善方法

NHKが放送しているテレビ情報番組に「ためしてガッテン」があります。この番組は病気のことなどを取り上げて、なかなか評価が高いものがあるんですね。そんな「ためしてガッテン」で、五十肩を取り上げたことがありました。

その回の放送は大きな反響を呼んだわけですが、「ためしてガッテン」の中で紹介された体操が「ひじまる体操」と呼ばれる五十肩を改善するための体操なのであります。この「ひじまる体操」が、なかなか評判がよろしいようですので、ここにご紹介しておきますね。

【ひじまる体操のやり方】
(1)ご自身の頭の後ろに手を回して、肩に近い襟を掴んでください。
(2)(1)の姿勢を維持したまま、肘をグルグル回します。
(3)小さな円から始めて少しずつ大きな円運動に移行します。
(4)左右の肘を交代で、右回りと左回りを1分間ずつ行います。
(5)両肘で一緒に右回りと左回りを1分間行います。

以上が1セットで行う「ひじまる体操」になります。慣れてきて余裕があればセット数を増やすとよいでしょう。ただし、無理をしては悪化の恐れがありますのでご注意くださいね。ちなみに(1)の姿勢は、ゼロポイントと呼ばれる肩の筋肉が非常にリラックスした状態だそうです。

ツボ押しは効果がありますか?

五十肩の治療といいますと、痛みや炎症を抑えるための薬物療法や、リハビリのための運動療法が中心となって行われることになります。そんな五十肩なのですが、激しい痛みを伴うことは一般的にも広く知られていると思います。

そんな時、ツボを刺激することで多少なりとも痛みを改善できる方法があるわけなんですね。もちろん、ツボ押しの効果というのは大きな個人差がありますので、実際に試してみなければ効果は分かりません。

しかし、五十肩に効果があると言われるツボはかなり種類がありますので、実行してみて損はないと思いますが、いかがなものでしょうか?

五十肩の効果のあるツボとは?

五十肩に効果のあるツボは、肩周辺と足の裏にあります。言葉での説明でよく位置が分からないということであれば、それぞれのツボの名称と「場所」を入力してネットで検査してみてください。そうすれば、画像入りで場所の説明が出てきます。

【肩周辺にあるツボ】
・肩ぐう(けんぐう)と肩りょう(けんりょう)…腕を水平の状態に維持した時、肩先から3センチ程度下のあたりに二つの窪みができます。胸の側にあるのが肩ぐうで、反対側にあるのが肩りょうです。一般的にも、よく活用されているツボは、この肩ぐうと肩りょうになります。
・肩井(けんせい)…肩先と首の付け根の真ん中に位置する窪みです。
・臑兪(じゅゆ)…肩甲骨の突起である肩峰(けんぽう)後方下限にあります。
・天宗(てんそう)…肩甲骨の中央に位置する窪みです。
・巨骨(ここつ)…肩甲骨と鎖骨の端との間に位置する窪みです。
・肩貞(けんてい)…肩の後ろで、肩と腕の境界付近、そして脇の下からすると1~2センチ程度上方にあります。
【足の裏にあるツボ】
・四十肩・五十肩点…それにしても、いかにも五十肩に効果がありそうなツボの名前ですよね。ツボの場所としましては、薬指と小指の間から直線的に下がった膨らんだところになります。このツボは、五十肩を発症した側の足裏で刺激してあげましょう。

五十肩は予防すべきものです

五十肩というのは、あの激しい痛みを伴う症状と治療期間の長さのことを考えれば、間違いなく予防すべきものなんですね。発症すれば、仕事にも大きく影響してしまうでしょう。ゴルフをする時に、手打ちスイングをしないで正しく振れば、発症しないというものでもありません。

特に、血のつながりのある人たちの中に五十肩発症者が存在した場合、発症件数が多いことから遺伝的な要素もあると考えられておりますので、より一層の注意が必要です。五十肩を予防するためには、日常生活の中で下記の点にご注意いただければと思います。

五十肩にならないために

・重いものを持ったり、あるいは手を上に上げた状態で作業する人は、適度に休憩を入れて肩を休ませてあげましょう。
・運動不足もまた五十肩の原因になりますので、日常生活に運動を取り入れ、肩のストレッチや全身運動を行うことで、肩周辺の血行を良くしてあげましょう。前述した「ひじまる体操」も予防の効果があります。
・肩を冷やすことは、血行を悪くして肩に負担をかけることになりますで注意が必要です。

日頃から、肩には負担をかけないような生活を心がけるべきです。ところで、五十肩のリハビリとしてゴルフをやろうとする方が、時折いらっしゃるのですが、リハビリとして行う運動としてはゴルフのスイングは激しすぎます。無理にスイングをしたら悪化しかねないので、ご注意くださいね。

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