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しもやけの治し方!原因と予防法を知っておこう

日本には「四季」があって、それぞれの季節ごとに過ごし方、その季節の楽しみ方があります。どの季節にも良い面、悪い面があるわけですが、一見悪いと思われる自然現象も、少し長期的な目で見ると、実は先々役に立ったり必要だったりすることもあります。

ですからどの季節が良くてどの季節が悪いということは一概にいえないですが、やはり長くて厳しい季節という意味では、「冬」が挙げられるのではないでしょうか。もちろん冬にもお正月やクリスマスをはじめとしたさまざまな行事やイベントがあり、そのいずれもが冬の風物です。

ただ、厳しい寒さが健康面にもたらすマイナスも考えられます。寒さによって血管の収縮の傾向が強まると、冬、あるいは長く厳しい冬を越えて春先に怖い病気を発症しやすくなります。脳疾患や心疾患など猶予が与えられない重篤な疾患は、比較的寒い時期に多いとされます。

今回は、基本的にはそうした重篤な疾患ではありませんが、放置すると重症化し、深刻な症状を招くこともありうる「しもやけ」についてお話していきます。しもやけはもちろん冬に特有のトラブルですが、いったいどんな傾向と対策が考えられるのか、さっそく迫ってみたいと思います。

しもやけはなぜできる?実は放置すると危険かも

これまでにしもやけを経験された人は多いと思います。しもやけに見られる最も典型的な症状は、「かゆみ」です。冬の時期ですから、もちろん外気温と密接に関係しています。気温が低ければ低いほど発症しやすいイメージがあるかもしれませんが、そうではありません。

実は、しもやけは3~5℃前後の気温のときに最も起こりやすいと考えられています。3~5℃前後というと、晩秋から初冬にかけて、そして冬の終わりから春先にかけての気温に当てはまります。この時期にしもやけが最もできやすい傾向があります。

かゆみとはいっても、同じ皮膚のトラブルであるじんましんや虫刺されのような猛烈なかゆみを伴うわけでもありません。鈍く痛むようなかゆみとでもいいましょうか、特有のかゆみを伴います。

では、いったいどうして気温が下がる冬の時期にしもやけができるのでしょうか?しもやけの原因・メカニズムを分析していくことにします。

まずはしもやけについて知ろう!実は放置すると危険?

しもやけは、専門的な医学用語では「凍瘡(とうそう)」と呼ばれる一種の病気(皮膚病)です。あまりなじみのない「瘡」という文字は、たとえば「ざ瘡」、「満身創痍(まんしんそうい)」などの用語で用いられます。前者は医学用語ですが、後者は比較的よく耳にすることばでしょう。

ざ瘡とは、「ニキビ」のことを指します。ニキビのように、「皮膚が部分的に腫れた状態」を「瘡」の字に充てることがあります。一方で、満身創痍は「全身傷だらけ」という意味ですが、こちらでは「瘡」を「切り傷」の意味で用いています。凍瘡(しもやけ)では、どちらの意味も含んでいます。

つまり、凍瘡=しもやけは、単にかゆみを発するだけではなく、患部が腫れることもあるのです。しかも、その状態を放置し、環境も改善しないでいると、患部に亀裂を生じ、出血を伴うこともあります。

傷ができるということは、そこからばい菌が侵入するリスクが生じることになります。

ですから、万一しもやけができてしまった場合、治療を行うこと、環境を改善することなどが重要であるといえるのです。

しもやけができるメカニズムは?

しもやけができるメカニズムは、実は完全に解明されているわけではありません。一般的には、寒さによって血流が滞ると、皮膚組織が部分的に破壊されることで起こる・・・などと説明されることが多いようです。もちろん、そうしたメカニズムにも一理あることは間違いありません。

ただ、それだけでしもやけができるメカニズムがすべて説明されることになるのかというと、実はだいぶ足りないところが大きいといわなければなりません。その根拠となるのが、上で触れた「しもやけが起こりやすい気温(3~5℃前後)」です。

もししもやけができる理由が、温度の低さによる血流の停滞だけにあるならば、0℃だってそれよりももっと低い温度だって、しもやけは同様にできやすい環境であるはずです。しかしそうではないということは、温度だけにしもやけの原因を求めるには無理があることになるのです。

ただ、皮膚組織の破壊が起こっているからこそ、かゆみや痛みなどの感覚異常、腫れが見られるということも間違いありません。ということは、しもやけの発症が患部付近の血流と無関係であるという考え方も、当然無理があると結論づけられなければなりません。

冬に見られる症状ですから、気温と関係があることも間違いありません。そこにもうひとつ、血流が停滞する原因に「血管」というファクターを取り入れると、しもやけができるメカニズムを幾分スマートに説明することができるようになります。以下の図をご覧ください。

しもやけが発症するメカニズムのイメージ画像

一番上の図は、暖かいときに血液が動脈(赤)から静脈(青)に流れ込むところを模式的に表したものです。真ん中は寒いとき(気温3~5℃前後)に血管が収縮した様子です。冒頭でも触れた通り、寒いときには、血管は収縮しやすいという特徴があります。

秋の終わりごろから冬にかけて、そして冬の終わりから春先になると、1日の中での温度差が10℃前後に及ぶことが多くなります。実は、しもやけできるメカニズムには、この「温度差」が深くかかわっているという説が近年有力視されているのです。

温度差が生じることで、血管の収縮と膨張が活発に行われるようになります。ただ、温度差による動脈の活動は、静脈の活動にくらべてより顕著であるという特徴があるのです。血液は、動脈部から静脈部に流れ込むのが普通です。このときに、大きな問題が起こるのです。

温度低下によって収縮した血管は元に戻ろうとするのですが、その際に、動脈血管だけが活発に拡張をすると、動脈から静脈に流れ込む際に、血液がオーバーフローを起こすのです。ここに、しもやけ発生のヒントがあります。

血流の低下によって皮膚組織が破壊されたのだとすると、患部はどちらかといえば青白い色を呈するはずです。しかししもやけの場合、どちらかといえば赤みを帯びて腫れあがるケースのほうが多いです。これは、血液が流れだして皮膚組織が炎症を起こしていることを示しています。

まだ完全にしもやけができるメカニズムが解明されたわけではないのですが、いちおうこの考え方が一番スマートなのではないかと推測されます。

しもやけは予防できる!しもやけを予防するための具体的な方法

しもやけは、温度や温度変化が関係しているわけですから、一見予防しづらい皮膚トラブルであるかのように感じられるかもしれませんね。しかし実は、しもやけは比較的簡単な方法で予防することができるのです。その方法についていくつかご紹介したいと思います。

日常生活の中でしもやけを予防する方法は?

再三お話しているとおり、しもやけは温度変化によって起こります。その際に、血管自体が破損しているわけではありませんが、血管から血液の一部が血管外にあふれ出していることが直接的なしもやけの原因になっていると考えられます。

これを予防するためには、ふだんから温度変化に慣れる予防方法が有効です。たとえば、しもやけができやすい手足をマッサージ(乾布摩擦)して普段から温度変化を与えるという方法があります。また、入浴時に湯舟で2~3分の手足マッサージを行うのも有効です。

寒い日の外出時にしもやけ予防を!

温度変化を最小限にとどめるという意味では、外出時に手袋をする、厚手の靴下をはく、複数枚の手袋や靴下を着用する、保温効果のある靴やブーツをはくといった方法が考えられます。また、手足以外にもしもやけができやすい部位があることにも注意が必要です。

経験している人も多いと思いますが、実は、「耳」もしもやけのターゲットになりやすい部位です。ですから、「耳あて」などを装着するといった工夫が、しもやけの予防には有効であるといえます。

ただ、あくまでも温度変化を最小限にとどめることが目的の対策ですから、温かい家の中で上記の服装や装備を採用しては意味がありません。あくまでも外出直前にそうした準備を整えることが大切です。

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食生活からしもやけ予防のヒントを得よう!

どんな病気や健康トラブルの予防の話題でもよく言われることですが、基本的には「栄養のバランスが取れた食事をこころがける」ことが重要です。これは、しもやけの予防にも通じることです。もちろんしもやけは、基本的には「気温」とのかかわりがより深い皮膚のトラブルではあります。

ですから、どんなに理想的な食事をして理想的な栄養を摂取していたとしても、条件によってしもやけができてしまうことはあると考えるべきではあります。ただ、「しもやけができづらい体質」を手に入れるためには、栄養のバランスが取れた食事をこころがけるのが近道です。

栄養のバランスが悪くなると、身体が冷えやすくなります。つまり、血流が悪くなるのです。しもやけは、血流の低下もその原因の一端となっていますので、ふだんから血流が悪い人は、そうでない人にくらべると、どうしてもしもやけを発症しやすくなるのです。

では、身体を温める効果のある栄養素、食材にはどんなものがあるかということになるわけですが、これについて以下に、簡単にまとめてみました。

身体を温める効果のある栄養素 身体を温める効果が現れるプロセス 食材
ビタミンB1 糖質をエネルギーに変える際に熱を発する 豚肉、うなぎ、大豆、小麦製品など
ビタミンB2 糖質、脂質、タンパク質をエネルギーに変える際に熱を発する 豚、鶏、牛などのレバー類、豚肉、いかなごなど
ビタミンE 血行を促進し、冷えを防止する アーモンド・ナッツ類、小麦胚芽、抹茶など

他にも、亜鉛やマグネシウム(基礎代謝アップの効果)、鉄(酸素の潤滑輸送)などの栄養素が、身体の冷えを予防します。

とはいえあくまでも「栄養のバランス」を重視することが大切ですから、しもやけ予防だからといって上記の栄養素や食材ばかりを摂取する必要はありません。

しもやけになってしまったらどうすべき?しもやけの対処方法

しもやけ、かさつき、ひび割れ、あかぎれ・・・冬の時期の皮膚のトラブルにはいろいろな種類があります。基本的には、知らないうちに治ってしまうことが多いと思います。ただ、しもやけの場合(ひび割れやあかぎれも)、切り傷のように出血を伴うケースがないわけではありません。

この場合、傷口からばい菌が侵入するおそれがありますので、まずは、患部を清潔にしてばい菌を侵入させないようにケアすることが大切です。切り傷としてのケアではなく、しもやけ全般のケアという意味では、上記の「予防」がヒントになる部分もあります。

自分でできるしもやけの治療方法は?

しもやけには、いろいろな要因が絡み合って発症するという特徴があります。その中でも、ふだんの生活の中でケアしなければならないファクターは、しもやけができてすぐ対処できるものではありません。しもやけ発症の原因のうち、すぐに取り除けるところだけ、改善を目指します。

いくつかあるしもやけの原因のなかに、「血行の不順」という要因は大きなウェートを占めます。血行の不順は、基本的にはふだんの生活の中で改善していくことが望まれますが、とりあえずの対処として改善を促すこともできます。血行促進の効果がある栄養素に着目するのです。

血行促進の効果が高い栄養素は、ビタミンEです。そこで、ビタミンEを豊富に含む食材を少し積極的に摂取するという大将方法が、とりあえずのしもやけの対処として適切でしょう。

あるいは、ビタミンEのサプリメントを摂取するという方法もあります。

ただ、上でも触れたとおり、基本的には「栄養のバランス」を重視すべきですので、あまり長期的なスパンでビタミンEにこだわりすぎるのは賛成できません。

サプリメントを使用する場合には、用法用量をしっかりと守らなければ危険が伴うことも考えられます。

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皮膚科など医療機関での治療方法は?

基本的には投薬治療になります。上記の「ビタミンEの補給」を病院で行うこともあります。患部につける薬としては、「ヒルドイド」、「ユベラ」の塗布が一般的です。比較的症状が重く、強いかゆみを伴うしもやけの場合、抗ヒスタミン剤を使用することもあります。

とはいえ、医療機関で治療する場合は、お医者さんの意見を聞きつつということになると思いますので、医療機関ごとの方法を受け入れるか否かという選択になるでしょう。

しもやけは冬場だけにできるとは限らない!?

しもやけというと、一般的には秋の終わりと春のはじめを含む「冬場」の時期に発症する皮膚トラブルであるとされます。それ自体誰もが認知するところだと思いますし、もちろん異存もありません。ただ、時期的にしもやけが「冬場」に発症する疾患であるとは限らない事例もあるのです。

夏の冷房でしもやけ!?

しもやけができる時期として「夏」の季節を挙げる人はほとんどいないでしょう。ところが、実際に夏の時期にしもやけを経験した人もいるのです。夏にしもやけができるはずはないではないか!という声も聞こえてきそうですが、しもやけの原因を考えると、可能性がないとは言えません。

しもやけは、血流の悪化、不順が根本的な原因です。そして、気温そのものではなく、「10℃以上温度差が生じる環境」が大きく影響しています。とすると、夏の猛烈な暑さとキンキンに冷房がきいた室内とでは、軽く10℃以上の温度差が生じ、しもやけの条件を満たします。

ですから、まさかとは思っても、夏の時期にしもやけができる可能性は否定できないのです。夏、冷房でよく冷えた部屋に長時間いる人は、ふだんから血行促進のケアを怠らないほうが、しもやけのみならず、さまざまな健康問題の予防になると考えるべきでしょう。

ふだんから「冷え」の予防をしておくことが大切!

しもやけの直接的な原因となる「血行の不良」は、冷えの原因になります。ですから、冷え性の人はしもやけができやすいなどといわれるのです。冷えの予防は冬場に限らず、ふだんから意識して行う必要があります。冷えの予防として有効なのが、運動です。

あまりにもハードな運動では、疲労物質の蓄積によってマイナスの効果をもたらすこともありますが、適度な運動は、血流を促進する絶大な効果があります。有酸素運動を中心に、継続的な運動習慣を日々の生活の中に組み込むよう努め、冷えの予防を実践しましょう。

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その症状、ほんとうにしもやけ!?類似の症状に要注意!

しもやけというと、かなり特殊な症状の特殊な疾患という印象があります。しかし実は、しもやけとよく似た症状を呈する疾患もあるのです。しかも、中にはかなり重篤な疾患であるケースもありますので、「しもやけだから放っておけばいい」というスタンスが危険を招くこともあります。

まずは、冬にできやすく、病名が似ていることから誤解されることが多い「凍傷」から説明することにしましょう。

しもやけは「凍瘡」、「凍傷」は別もの!

しもやけは、医学的には「凍瘡(とうそう)」と呼ばれるため、響きが似た「凍傷(とうしょう)」と間違われることが多いです。「凍」の文字が共通しているというところも、両者の混同の原因になっているかもしれません。しかしこの両者は、まったくの別もの、別の疾患であると認識すべきです。

凍傷という疾患は、しもやけ(凍瘡)のように「3~5℃前後」でより起こりやすい疾患ではなく、気温が-12℃あたりでよく起こる疾患です。ということは、当然発症のメカニズムも大きく異なります。ここでは、そのメカニズムまではお話しませんが、凍傷の症状は深刻なことが多いです。

というのも、凍傷が深刻化すると、皮膚組織や血管組織が壊死することもあり、対処・治療の遅れから凍傷部位の回復が不可能な状況を招きます。結果、指や腕、足、脚などの切断を余儀なくされることもあるのです。

他にもしもやけと似た症状がある!

しもやけは、気温、温度差、運動不足など生活習慣の乱れといった、ある一定の条件のもとに起こりやすい疾患です。その症状は、「かゆみ」と「腫れ」、「紅斑」などが見られるところが最も象徴的です。ただ、条件だけ異なるのに、しもやけと同様の症状が現れることもあります。

その場合、しもやけとは別の、何らかの疾患が症状として現れている可能性も否定できません。たとえば、ちょっとタチの悪い虫による「虫刺され」などでも似た症状が出ることがあります。しかし、場合によってはもっと深刻な疾患を疑う必要もあると言わなければなりません。

以下に、考えられるそうした疾患の候補を挙げておきます。

  • 全身性エリテマトーデス
  • シェーグレン症候群
  • 全身性血管炎
  • サルコイドーシス
  • 甲状腺機能低下症
  • 薬疹(薬の副作用の一種)

全身性エリテマトーデスとシェーグレン症候群は、「膠原病(こうげんびょう)」の一種で、難治性の免疫疾患です。しもやけ様の症状が改善されず、むしろ症状が悪化していくようであれば、上記の疾患を疑って精密検査したほうがよい場合もあります。ちなみに、膠原病は女性に多いです。

特殊な疾患である全身性血管炎の場合、多臓器疾患や発熱、体重減少などを伴い、強い倦怠感を伴うようになります。それだけに、わかりやすいといえばいえますが、ただ、しもやけのような症状ができるという知識がほとんどの患者にないため、発見が遅れることが多いです。

サイコドーシスについても、原因不明とされるケースが圧倒的に多いです。一説によれば、通常身体に影響しないはずの細菌類に対して免疫が過剰に機能することで起こると言われます。そういう意味では、上記の膠原病と似たメカニズムで起こる病気であるといえるかもしれません。

甲状腺機能低下症は、病名のとおり甲状腺の機能がさまざまな原因により低下することで発症する病気です。その症状も非常に多様で、しもやけ様の症状に限らず、いろいろな部位にいろいろな形の症状が現れます。ただ、早期発見してしっかり治療することで、ほぼ寛解に至ります。

※寛解(かんかい)・・・完治ではないものの、ほぼ健常者と同じ生活ができるレベルに、一時的にせよ回復すること。

知っておきたいしもやけの知識

それでは最後になりましたが、もう少ししもやけについて、補足的な知識に触れておきたいと思います。

しもやけは年齢や性別にも関係する!

たとえば、家族で雪合戦をしたときに、家族全員が一様にしもやけを発症しなかったという事例もあります。むしろ、家族全員でしもやけをつくるケースのほうが珍しいといえるかもしれません。それは、しもやけのできやすさが、年齢や性別とも関係しているからです。

実は、しもやけは成人男性にくらべて、女性や子供に多い皮膚トラブルなのです。男性にくらべると女性のほうが冷え性に悩む人が多いことからもわかるように、冷えとしもやけは深いかかわりがあります。これが、男性よりも女性にしもやけが多い理由のひとつといえるでしょう。

また、子供は大人にくらべて肌の露出が多くなる傾向があります。それだけに、外気温の影響を皮膚に受けやすいのが、大人よりも子供であるということも、しもやけが子供にできやすい理由といえます。

しもやけにかかりやすい人がいる!?

ところが、同じ大人、男性、女性、そして同じ子供どうしでも、しもやけができやすい人とそうでない人がいるのも事実です。その理由を考えると、ひとつは単に「体質」といえます。「冷え」などもひとつの体質ではありますが、原因が多様であるしもやけは、人によってなりやすいか否かが異なると考えられるのです。

また、しもやけのできやすさの偏りは「遺伝」によるものとも考えられます。そんなものが遺伝するのか!?と思われるかもしれませんが、そもそも「体質」自体が遺伝の要素が大きいですから、その体質によってしもやけを発症しやすいかしづらいかが決まっても不思議ではないのです。

他には、汗をかきやすい人のほうが、そうでない人にくらべてしもやけになりやすいとも言われます。あとは、再三お話しているように、食生活によってもしもやけになりやすいかどうかが変わってくると考えられます。

しもやけだ!というときの対処について

特にお子さんの場合、遊びに夢中になっていて、しもやけができたことに気づかないまま家に帰ってくるということも少なくないと思います。帰宅して手を洗っているときなどに、しもやけだ!という具合に、手の異変に気づいたりするものでしょう。

そんなとき、あわててストーブにかざしたり、お湯をかけたりする人は、子供に限らず多いと思います。ただ、しもやけ特有のかゆみの症状に大きな不快感を覚える人は、そこでちょっと踏みとどまる勇気も必要です。

というのも、しもやけは、患部を急に温めることで、かゆみを助長する可能性が大きいからです。しもやけは、血行不良が少なからず影響している皮膚トラブルです。そのため、急に患部を温めることによってその部位の血行も急に促進されることになります。

そうなると、血行が停滞していたときよりも、かゆみ自体は強く感じられることが多いのです。ですから、かゆみが強くなるのがちょっとイヤだな・・・と感じるなら、しもやけができていたとしても少し踏みとどまって、時間を置いてから温めるなどのケアをするとよいでしょう。

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症状が重いと感じたら迷わず病院へ!

しもやけは、寒冷地にお住まいの方なら誰にでも経験がある皮膚トラブルです。それだけに、しもやけができること自体、ごく当たり前のことだと感じる人も多いでしょう。ただ、しもやけにも軽重があって、重度の場合、皮膚へのダメージが大きくなる可能性もあります。

場合によっては、後遺症というと大げさかもしれませんが、皮膚のダメージが「痕」として残ってしまうこともあります。ですから、症状が重いと感じたら、(皮膚ダメージを最小限にとどめたいのであれば、)迷わず病院に行くことをおすすめします。

しもやけはごく身近な皮膚トラブルだからこそ、ちょっとした工夫で予防できます。しかしいざというときには、医療機関の力を借りることも視野に入れておきましょう。

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