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物忘れってどうして起こるの?その原因を探る

若い頃にはとても記憶力の良かった人でも、年を取るとどうしても避けられないのが物忘れです。しかもこれは日常的に起こってしまって避けられません。こんな忘れ方は前はしなかった、と思うようなことがあると、誰しもドキッとしたりショックを受けたりしてしまいますが、物忘れは、一体どうして起こってしまうのでしょう?

物忘れは一種類ではない

よくある物忘れというのは、日常生活は変わらずに出来ている中で、物や人の名前が出て来ないとか、鍵や携帯などの物を置いた場所を忘れてしまうとか、そういうタイプのものですね。これは、回数が増えたとしても、後で思い出せるのなら心配しすぎる必要はないと言われています。

一方、注意する必要のある物忘れは「日常生活に支障があることを忘れる」タイプです。例えば、今日が何月何日かが分からない、とか、食事をしたかどうかが思い出せずに、食べた後でも食事を要求してしまうような場合です。

他に、病気が原因で起こる物忘れもあります。脳梗塞など、脳の血管に影響のある病気を経験した人は、その後の記憶力が落ちている傾向にあります。うつ病を発症した人も、物忘れが悪化したと訴える人が多くいます。

そして、病気ではないしまだ若いのにうっかり忘れることが増えたという人の中には、睡眠時間が足りていなかったり、不眠で、横になっても熟睡出来ていないというケースがとても多く見られます。

意外なところでは、妊娠してから出産後までのしばらくの間に物忘れが増えたというケースもあります。これは一時的なもので、落ち着くと通常に戻ることがほとんどです。

これらは一見すると「物忘れ」という似たような症状と考えがちですが、それぞれの原因によって物忘れの種類が違うのです。

物忘れの原因を探る

こうやって見てみると、自分の物忘れがどの種類のものか、少し分かってくるでしょうか。

一般的には、物忘れの原因としてよく上げられるのが「老化」ですよね。しかし、種類別に見てみると、一概にそれだけとは言えないのがよく分かります。

脳の病気や、うつ病、不眠といった場合には、一番に注目するべきは「血のめぐり」です。例えば食欲が落ちて、必要な栄養がきちんと取れていないと血のめぐりはもちろん悪くなりますし、睡眠不足でも同じです。脳の病気の場合は脳の中の血管が詰まって起こりますから、やはり血が正しく流れる必要があることが分かります。

もうひとつは、ホルモンのバランスの崩れによるものではないかという場合です。妊娠中や産後にはどうしてもホルモンバランスが崩れがちです。

それぞれの物忘れの改善策を探る

これだけ原因が多岐にわたっていると、その対応もそれぞれに異なってきますよね。改善のためにと一時期いわゆる脳トレ、脳トレーニングというものが流行ったりしていましたが、ホルモンのバランスが原因の場合には、まずそこを改善しないといけないわけです。

脳の病気などは病院にかからなければいけませんが、例えば、うつ病や不眠の場合には、自分で出来る改善策もありますから、少しずつでも無理のないことから始めてみてはいかがでしょうか。

まずひとつめは、朝の光を、毎朝同じ時間に30分、浴びること。うつ病や不眠の場合、朝が苦手になって、起きる時間がだんだん遅くなってしまうケースが多いので、体が起きる時間を忘れてしまいがちなのです。

ふたつめは、きちんとした食事を食べること。どうしても食欲が落ちがちになったり、作る気力が無くなったりして、インスタントで簡単に済ませたり、1食2食抜いてしまったりする人が多いようです。栄養は体だけではなく脳にこそとても必要なものなのです。肉や魚、野菜をバランス良く、しっかり噛んで食べることで脳に栄養を届けましょう。

みっつめは、体や心の緊張を取るよう日頃から心がけることです。めんどくさいと思いがちかもしれませんが、一日の終わりには湯船にお湯を張って、ゆっくり体を温めましょう。お湯の中でゆっくりマッサージをするのも効果的です。お風呂は全身の緊張を解き、血のめぐりを良くしてくれる、とても良い習慣なのです。

物忘れは、放っておくのが一番良くないとされています。少しずつ進行して、将来的に認知症に繋がる可能性が指摘されているからです。まだまだ軽いうちにこそ、自分の物忘れがどの種類のものかを知って、その原因の改善に努めましょう。

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