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ゴーヤの仲間は食べると危険?ウリ科による夏の食中毒に注意

ゴツゴツしたユニークな形と強烈な苦みが特徴のゴーヤ。体にとても良い野菜として全国で人気が上昇しています。ゴーヤの仲間であるウリ科のヘチマやユウガオも食用にされることがあります。

実はこれらを食べて食中毒がしばしば起こっていることをご存知でしょうか。食中毒の原因となる成分はゴーヤにも含まれています。ゴーヤは食べても大丈夫?ウリ科の植物による食中毒を防ぐにはどうすれば良いのでしょう。

食中毒の原因となるウリ科の成分とは

ヘチマやユウガオといった、ウリ科の植物の食中毒を起こす成分の正体は「ククルビタシン」です。ククルビタシンは植物に含まれるステロイドの一種で苦みがあり、特にウリ科の果実のヘタに多く含まれています。

そしてゴーヤのあの苦みを構成する成分でもあります。もしククルビタシンをたくさん摂取すれば、食中毒を起こし、舌や唇のしびれ、腹痛、吐き気、嘔吐、腹痛などの症状を引き起こしてしまいます。

ピリピリしたしびれは口の中をすすいでもしばらくは消えません。命に別状のない事例がほとんどですが、毒性としてはまれに死に至ることもある強さも持っているので、ウリ科の植物を食用にする際には注意が必要です。

ウリ科のこんな植物は食べないで

ククルビタシンの含まれる主な植物は次になります。

ゴーヤ、キュウリ、メロン、スイカ、ヘチマ、ヒョウタン、ユウガオ

食中毒の可能性があるので注意したい植物は、ヒョウタンとユウガオになります。ヒョウタン、ユウガオの果実には高濃度のククルビタシンが含まれている可能性があるからです。ヒョウタンの果実は、小学校の学習教材として育てた物を誤食した集団食中毒事故の事例があります。

ユウガオの果実はカンピョウの材料になるものの、一般家庭では誤食による食中毒が起こりやすいので、むやみに食べないほうが無難です。またヘチマの果実は食用にもなりますが、しばしば高濃度のククルビタシンを含む株が存在するため、食中毒が起こらないとは言えません。

ククルビタシンが高濃度に含まれていれば、口に入れた時点で強い苦味に気付くはずです。この苦味を個性ととらえて無理に食べてはいけません。上記の植物に強い苦味を感じたら食用を避けるようにしましょう。

ゴーヤやキュウリは食べても大丈夫?

ではゴーヤ、キュウリ、メロン、スイカに食中毒の心配はないのでしょうか?これらに含まれるククルビタシンの量はごく少量です。食中毒を起こす可能性はないので、安心して食べることができますよ。

ところでゴーヤがあれだけ苦いのに、ククルビタシンの量が少ないというのは意外に思われるかもしれません。ゴーヤにはククルビタシンだけでなく、モモデルシンという苦み成分が入っているために苦みが強くなっているのです。

モモデルシンと少量のククルビタシンは健康効果も期待される成分です。活性酸素を除去して生活習慣病やガンを予防するとも言われています。ゴーヤは栄養価が高く、夏バテを予防するビタミンB群やビタミンCが豊富に含まれています。

旬にはたっぷり食べたい野菜ですね。ヘチマやユウガオも煮物や汁物に使われることがあります。ただし食中毒の可能性を持つ食材であることを是非知っておいていただきたいと思います。

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