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梅雨~夏だけじゃない?実は秋に多発している食中毒の実態

食中毒とは

食中毒というのは、細菌、ウイルス、カビ、自然毒、寄生虫などを含む食品を食べたことで起こる感染症です。特に細菌やウイルスに感染することで起こる食中毒事故の件数が多いです。

細菌は気温の高い時期に繁殖しやすいため、梅雨から夏には食中毒が起こりやすい時期として注意が呼びかけられます。この時期には自治体によっては高温多湿の日に食中毒警報(注意報)が発令されることもあります。

確かに一年を通して、食中毒件数が多いのは梅雨から夏にかけてですが、忘れてはいけないのが秋なのです。気温が下がってきたこの時期にも食中毒は多発しています。なぜ秋にも食中毒が多発しやすいのでしょうか?

秋だからと油断してはいけない温度

梅雨から夏のように高温多湿の時期には食べ物が傷みやすいので、調理や食べ物の管理には気を配る主婦の方が多いはずです。

9月以降になると気温が徐々に下がり、過ごしやすい気候になっていきます。この時期になるとどうでしょう。猛暑の時期ほど食中毒の可能性は少なくなったように思われがちです。

しかし、秋はまだまだ気温の高い日もあり、時には夏日に戻る日もあります。秋だから夏ほど神経質にならなくても食中毒は起こらないだろう、という油断は禁物です。

行楽シーズンでお弁当が大活躍

食中毒を起こす細菌というのは調理から時間が経過するにつれ、その環境でどんどん繁殖していきます。そのため、食中毒が起こりやすい食事というのは調理から時間が経過した弁当や惣菜です。

秋は運動会、遠足、お祭りなどが多く、行楽シーズンでもあるので弁当を持参する機会が増える時期です。秋に食中毒の件数が増える理由には、秋が弁当の活躍する時期であることが大きいです。

また、秋は朝方が涼しいようでも日中には気温が上がりやすく、高温多湿によって細菌が繁殖しやすくなります。

弁当を食べたことによる食中毒というのは、調理の段階や管理の状態に気をつけることで予防が可能になります。弁当を準備する際には細菌が繁殖しないように対策を心がけます。

秋は腸炎ビブリオ菌に感染しやすい

食中毒を起こす細菌のひとつに腸炎ビブリオ菌があります。この細菌による食中毒は生の魚介類を食べることによって引き起こされやすいです。

この細菌は塩分を含む水を好み、海の魚介類についています。秋に腸炎ビブリオ菌に感染しやすくなるのは夏に海水の温度が上昇するために菌が増えるからとされています。

腸炎ビブリオ菌による食中毒の症状は、上腹部痛、嘔吐、下痢、発熱です。原因は刺身などの魚介類の生食であることが多いです。

真水では生きていけない細菌なので、調理の際に水道水で良く洗浄することは食中毒予防につながります。

秋は体調が崩れやすい

体の抵抗力が弱くなっていると細菌に感染した時に発症しやすく症状が重くなりやすくなってしまいます。

秋は気温が変化しやすい時期で体調を崩しやすいため、体の抵抗力が弱くなりがちです。食中毒を予防するには体調管理に気をつけることも必要になります。

秋の食中毒を予防するには

食中毒の最も大きな原因は細菌の感染なので、細菌に感染しない、繁殖させないという対策が必要です。

調理したら早めに食べる

細菌は繁殖の条件が揃うと時間の経過につれてどんどん繁殖していきます。作り立ての食事に細菌が微量についていても食べることで食中毒が起こる可能性はほとんどありませんが、細菌の数が大量に増えた食事を食べると食中毒を引き起こしてしまいます。

低温で保管する

もし調理してすぐに食べない食事の場合は、冷蔵庫や冷凍庫といった温度の低い環境で保管します。

一般に細菌は温度が10~60℃の環境で繁殖し、特に30~40℃で最も繁殖しやすくなります。保管する時は10℃以下または60℃以上の状態が菌の繁殖を抑えます。

できれば65℃以上で1分以上加熱し、5℃以下で保管するのがおすすめです。この時、ゆっくり冷ましているとその間に菌が繁殖する可能性があるので、なるべく早く冷蔵庫等に入れて一気に温度をさげることがのぞましいです。

調理従事者が衛生に気をつける

家庭の主婦など調理を担当する人が細菌をひろげないように厳重に気をつけることが必要です。調理前には石鹸でよく手洗いし、清潔な手で調理を行います。また、調理器具は良く洗浄して乾燥させたり消毒するなどして細菌を除去します。

弁当が傷まないようにする

弁当を作る際に傷みにくくすることがポイントです。

  • よく冷ましてから弁当箱に蓋をする
  • 生ものを入れない
  • 熱い物と冷たい物をくっつけない
  • 酢、梅干し、香辛料など殺菌力のある物を使う
  • おにぎりはラップで握る
  • 弁当は冷却剤と保管する
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