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日射病と熱中症と熱射病それぞれの違いと応急処置について

一昔前までは夏になると必ずニュースなどで「日射病に注意して下さい。」と注意喚起されていました。私が子供時代にも母親から「日射病になるから帽子をかぶりなさい。」とよく言われたのも覚えています。

でも最近では日射病ってどこからも聞かれなくなりましたね。その代わりに夏によく聞くのが「熱中症」と呼ばれる新たな名前です。昔から馴染みのある「日射病」や「熱射病」と最近よく聞く「熱中症」についての関連性や応急時の対応について調べてみました。

熱中症ってどのような病気なの?

熱中症は○○症と書かれているとおり、症状を表す表現です。これに対して日射病や熱射病は、○○病と書かれているので病気を表していることは理解できます。熱中症は様々な原因により、熱に中ること(熱中)により身体の機能に以上をきたす病気の総称になります。

つまり、人間が高温の環境に長時間おかれた場合、体温調整ができなくなり体温が上昇してしまい、脱水症状や発熱、痙攣(けいれん)などが起きてしまいます。このような症状を引き起こす様々な病気の総称なのです。

日射病は屋外において直接太陽からの熱で発症する熱中症の一つです。熱源が太陽に固定されている症状で、高温の室内で発症した熱中症は日射病とは呼びません。夏の強い太陽の光を浴びる続けることで、皮膚は乾燥し体温調節も出来なくなり体温も上昇してしまい意識障害や血圧低下により倒れてしまいます。

脱水症状になりやすく、水分補給や日陰での休息を怠ると死亡する可能性もある危険な状態になります。私の学生時代は夏場もグランドでランニングをやらされてまして、結構倒れる人がいましたがこれが日射病なんですね。

熱射病の熱源は太陽ではありません。今では温暖化の影響で夏だけではなく、春や秋口でも外気温が30℃を超す日も多くなってきました。そのような日は窓を閉め切っていると、室内も35℃近くになってしまい身体機能にも影響が出てしまいます。じっとしていても大量の汗が出てきて、水分や塩分が身体から流れてしまいます。

最終的には汗も出ず身体の体温調節が働かなくなり、体温は40℃にも達し意識混濁や脱水症状に陥るのです。最近ではお年寄りが高温の室内で、暑さに気がつかなく生活している状況で発症するケースが多いようです。

熱中症の症状を教えて下さい

熱中症には様々な症状を引き起こすケースがありますが、基本的には体温の上昇や発汗が上げられます。

<めまい状態:軽度>

軽いめまいや意識の混濁が見られ、低血圧状態になっています。

<けいれん状態:軽度>

高温の環境でスポーツなどを長時間行った場合には足などの筋肉にけいれんが起こります。これは水分や塩分を補給しないことで、血液濃度が高くなり発症します。

<疲労状態:中度>

大量の汗をかいている状態で、身体のだるさや頭痛、吐き気などを訴えている状況になります。体温は39℃位に達し、脱水症状も併発していることが考えられる。

<熱性発熱状態:重度>

汗がほとんど出ていない状態で体温が40℃近くある状態です。顔も青白く呼吸も荒いことがあり、意識がもうろうとしていることもあり重症化の可能性が高い状態と言えます。

熱中症の改善には塩分が必要

人間の身体の60%は水分で出来ていると言われていますが、その水分を調整するために塩分は重要な働きをしています。血液には0.9%程度塩分が含まれており、一定の濃度にあることで身体の水分量を調整しているのです。また塩分は消化液などの成分でもあり、人間が生きていく上で重要な要素です。

熱中症が発症した場合、大量の汗と共に塩分が失われます。この状況で水分のみを補給しようとした場合、血液中の塩分濃度が下がってしまい身体が給水の拒否反応を起こしてしまいます。

さらに、身体が塩分濃度を下げないために、補給した水を排尿してしまい水分補給にならないケースもあります。熱中症で水分補給をする場合は塩分と一緒に補給することが重要なのです。

熱中症発症時の応急処置について

熱中症が発症した場合の応急処置は慌てないでスピーディーに行うことが重要です。中度や重度の熱中症では病院に搬送することも考えて対応して下さい。

・涼しい場所に移動させる。外出時など外では木陰などの直射日光があたらない場所に移動する。

・衣服をゆるめ、呼吸のしやすい体勢をとらせる。

・濡れタオルや氷まくらなどで身体を冷やす。手足だけではなく、首の後ろなど血管が集中している部分を冷やすと、全身に効果があります。

・水分を補給させる場合は、スポーツドリンクが最適ですが、水に塩分を少しまぜたものでも大丈夫です。必ず塩分を含ませて下さい。

暑い夏には誰もが発症する可能性がある「熱中症」は適切な対応を行うことで軽度に抑えることが可能です。ぜひ実践してみて下さい。

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