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歯の詰め物が取れた時の正しい応急処置と絶対NGな行為3つ!

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ガリッと食事中に変な音がしたと思ったら、ポロッと歯の詰め物や被せが取れてしまった!

そんなことってありますよね。すぐに歯科医院に駆け込めたら良いのですが、忙しくて時間が作れない時だってあります。また土日だと月曜日の診察日まで待たなくてはいけません。

今回はそんな時に知っておきたい適切な応急処置法と、逆にこれはやってはいけない!という大切な注意点をご紹介したいと思います。

応急処置をしよう!とりあえずそっと口から出す

いきなり食事中にガリッときたら一瞬びっくりするものです。しかし、ここで再び噛んでしまうと詰め物や被せの変形、割れ、また口内の怪我に繋がります。

それ以上は噛まないように気をつけて外れてしまった歯の詰め物をそっと口から出しましょう。

取り出した詰め物や被せが欠けていないか、割れていないかを確認します。欠けている、または割れている場合は欠片が外れてしまった元の歯の中や口内に残っている可能性があるので、鏡で確認しながら、慎重に飲み込まないよう全部取り出して下さい。

詰め物や被せが外れてしまった歯は神経が残っている場合と、神経がすでにない場合とで処置の仕方が変わってきます。

神経が残っている

神経が残っている場合は、詰め物や被せが取れたことによって刺激を受けやすい部分が外に露出してしまっている状態です。ですから熱いものや冷たいものを飲食する時は気をつけなければいけません。

熱いコーヒーを飲んで、すぐに冷たいアイス、というような食べ方も避けましょう。たとえ詰め物や被せが取れた跡が浅くても、そこから受けた刺激が歯の神経にまで届き、何らかの悪い影響が出てしまう可能性があります。

そのリスクは詰め物が取れた跡が深いほど大きくなるので注意してください。

そして神経が残っているということは痛みを伴うことがあります。またその時に痛みがなくても次の日には痛みだすかもしれません。ですからどんなに忙しい時でも、できるだけ早く応急処置をしてもらいに歯科医院にいくことをおすすめします。

神経がない

神経がない場合は一週間程度であれば問題ありません。しかし詰め物や被せが取れた所は穴が開いたり欠けたりと不衛生になりがちです。丁寧に歯磨きをして歯科医院に行くまで清潔を保ちましょう。歯磨き粉がしみる場合はなしでもかまいません。

穴が大きく、食事がとりにくい場合は清潔な脱脂綿を丸めて詰めておきましょう。

絶対NG!やってはいけないこと3つ

それでは次に歯の詰め物が取れた時に、やってはいけない以下のポイントをチェックしておきましょう。

  • 取れた詰め物をティッシュにくるんで保管してしまう
  • 接着剤でつけてしまう
  • はめ戻してしまう

取れた詰め物や被せをティッシュにくるんでおく人はたくさんいます。しかしこれは詰め物が乾燥してしまう原因になるため良くありません。保管はティッシュではなく小さなプラスチックケースなどの容器に入れておきましょう。

また次にやってはいけないことが自分で接着剤で装着してしまうことです。とくに前歯など人前ですぐ気づかれてしまう部分が取れた場合にその場しのぎで、ついやってしまいがちですが、これは絶対にやめておきましょう。

中には自分で接着剤を何度も付け直して歯科医院に行かず、そのまま日常生活を送る人もいます。しかし、どんなにきれいに接着できたと思っても隙間から食べカスが入り虫歯が進行してしまい、結局は歯科医院に駆け込むことになります。

このようになってしまえば、虫歯の進行により詰め物や被せの作り直しとなってしまいます。また最悪は抜歯ということにもなりかねません。

また、取れた詰め物や被せを自分ではめ戻すのも良くありません。取れてしまったのには何らかの原因があります。ですから無理にはめ戻してもまたすぐに取れてしまう可能性がありますし、詰め物や被せが変形してしまう恐れがあります。

もしも詰め物を飲み込んでしまったら?

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歯の詰め物が取れてしまう時はほとんどが何かを食べている時です。ですから稀にそのまま取れた詰め物や被せを食べ物と一緒に飲み込んでしまう場合もあります。

しかし慌てず落ち着きましょう。詰め物や被せがよほど針のような鋭利な物でなければ、胃から腸を通過し、2,3日後には便と一緒に排出されます。

どうしても不安な人は内科医でレントゲンを撮ってもらうこともできます。ですが歯の詰め物や被せが金属の場合はレントゲンで確認することができても、それ以外の材質の物は確認することはできません。

歯の詰め物や被せを飲み込んでしまうと誰でも不安なものですが、このように食道の場合はそれほど問題することではないので安心してください。

気管に入った時は病院へ!

しかし詰め物や被せが食道ではなく気管に入り込んでしまった時は別です。ごく稀に欠片が咳き込んだ時に気管から肺に入り込んでしまうことがあります。このような時は内視鏡などを使って手術により取り出さなければいけません。

またたとえ食道であっても飲み込んだあとに、痛みがある、息苦しいなどの症状があるときはすぐに病院にいってください。

詰め物や被せが取れる原因

では詰め物や被せがとれてしまう原因はなんでしょうか?

  • 詰め物、被せをつけていた接着剤が劣化した
  • 長期間の使用による変形やヒビ
  • 虫歯になり、詰め物や被せの間に隙間ができた

詰め物や被せは長年の使用で接着剤が少しずつ劣化してきます。また加齢により歯茎が下がり、詰め物や被せの間に隙間ができることもあります。このような小さな隙間から食べカスが入り込み、虫歯が気づかないうちに進行していくことがあります。

治療方法

歯の詰め物や被せが取れてしまった時の治療方法は、土台である歯の状態と取れた詰め物や被せの状態によって違ってきます。

土台である歯の虫歯が進行しておらず、また取れた詰め物や被せの状態も良い場合は消毒して、そのまま装着しなおします。このような場合は他の歯に異常がない限り、1日で治療は終わるでしょう。

土台である歯の虫歯が進行していたり、または取れた詰め物や被せが割れたり欠けたりして破損している場合にはもう一度作り直しとなります。虫歯は治療をしなおして再び上下の噛み合わせの型をとったあと技工士が新しい詰め物や被せを作ります。

そのため約一週間は治療にかかるでしょう。

治療をせず放置しておくと?

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もしも治療をせずにそのまま放置しておくと、むき出しのままになった歯は無防備な状態ですから虫歯がドンドン進行していきます。また歯というのは一本の歯が不安定になると全体の噛み合わせのバランスに影響を及ぼしてしまいます。

それにより隣の歯が倒れてきたりすることもあります。また詰め物や被せが取れた歯では噛みにくくなるため、他の歯に負担がかかるようになってしまい、連鎖的に別の歯の詰め物や被せもとれやすくなってしまいます。

また治療にいって仮の詰め物をしてもらった状態での放置もいけません。あくまでも仮ですので、次の指定された日にきちんと歯科医院を受診するようにしてください。

本当の歯が抜けた・欠けた場合

歯の詰め物や被せが取れた場合の応急処置と注意点をご紹介してきましたが、怪我などにより本当の歯が抜けた時は処置方法が全く変わってきます。自分の歯でしたら抜けたあとも再び植えつけることが可能です。

そのためにはとにかく少しでも早く歯科医院に行くことが重要です。なぜならば保存液がない状態での歯の再植の成功率は30分以内、長くても2時間以内でなければ大きく下がってしまうからです。

このため本当の歯の場合は一刻も早い処置が必要となります。大切な用事がある場合もできるのならばキャンセルをして何とか歯科医院に行く、もしくは電話をして医師からの指示に従ってください。

よくしてしまいがちなのが抜けてしまった歯を水で洗って漬けてしまうことです。しかしこれは再植できる可能性がなくなりますので絶対にしないでください。汚れがひどい時は流水で約10秒間ほど軽くすすいでください。

一般的に抜けた歯は牛乳に漬けて置くと良いとされていますが、牛乳につけると脂肪分が歯の周りに膜をはってしまい細胞同士の接触を邪魔してしまう恐れがあるため実は適していません。(無脂肪の牛乳ならば大丈夫です)

一番、簡単でてっとり早いのが口の中に入れて歯科医院に行くことです。ですがくれぐれも飲み込まないように細心の注意を払いながら迅速に歯科医院を受診してください。

また詰め物や被せの時と同じく、水分を吸収してしまうティッシュやガーゼなどにくるんではいけません。歯が乾燥してしまうと歯根の表面についている細胞が死んでしまい再び植えつけることができなくなります。また歯根部分も触ってはいけません。

歯が欠けてしまった場合は散らばった欠片もできるだけ集めて歯科医院にもっていきましょう。欠折が歯髄まで影響を及ぼしていなければ、欠片を接着剤で着け、再びきれいな形で修復できる可能性があります。

早めに歯科医院へ

以上、歯の詰め物や被せが取れた時と、本当の歯が抜けた場合の応急処置と注意点をご紹介してきましたが、やはり重要なのはできるだけ早く歯科医院に行くということです。

歯のアクシデントというのは突然おこるものです。忙しくて時間がとれない時もあれば出張などで何日間も歯科医院を受診できないことは多々あることです。

しかし放置しておく歯のリスクや精神状態の負担を考えると、なんとか時間を作り応急処置だけでもしてもらうことをおすすめします。その場合、かかりつけの歯科医院ではなく、どこの歯科医院でもかまいません。

出張などがある場合は医師に「○日まで来れません」ということを伝えれば、それに見合った応急処置をしてもらえるはずです。当たり前のことですが歯は一度失ってしまうともう二度と生えてくることはありません。

本当の歯が抜けた場合はとにかく一刻も早く、そして歯の詰め物や被せが取れた場合でもできるだけ早く歯科医院で治療を受けるようにしましょう。

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