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はらはらする子供の発熱メカニズムと対処法

子供にとって発熱はよくあることです。でもだんだん上がってくる熱にはらはらしてしまいますよね。子供はフーフー苦しそうだし、どうにかしてあげたいと思うのは当然です。でもなぜ熱が上がるのか?それがわかるとちょっと安心すると思います。

発熱の原因とメカニズム

発熱の原因は4つあります。一番多いのは細菌・ウイルスによる感染症です。他には膠原病(慢性関節リウマチ、リウマチ熱)によるもの、ガン(腫瘍、白血病など)によるもの、原因不明によるものです。

ここでは感染症による発熱の仕組みを説明します。細菌やウイルスが体のどこか、のどや腸に感染します。するとまず白血球のような細胞が、細菌やウイルスを食べるように攻撃します。

そうするうちにサイトカインという熱を発生させようとする物質がたくさんできてきます。これが潜伏期間にあたります。脳にその情報が届くと、発熱中枢を刺激して、体温を上げるように命令が出ます。

そして熱を上げることと一緒に、体の表面から熱を逃がさないようにもします。寒いときに熱を逃がさないように、毛穴がぎゅっと締まりますよね。それと同じです。だから熱が出始めると、寒気がするのです。

そして細菌やウイルスは熱が低い方が増殖します。だから熱が高くなると、増殖が抑えられます。反対に白血球やマクロファージ(聞いたことがあるのでは?)など細菌を殺す機能があるものは、活発になります。

また、免疫機能もアップします。この熱が出ている間に、免疫抗体が作られているからです。そしてどんどん作られて、抗体が細菌やウイルスを追い払います。そうすると熱が下がって、治るということになります。

抗体ができたということは、今度同じ細菌やウイルスがきても、感染しないか軽くすむということなんです。発熱は心配になるけれど、体を強くしている大切な働きでもあるのです。

熱があるときの対処法

では、熱が出たとき、おうちでどんなケアをしたらいいのでしょうか。まず、熱を測ります。体温は朝方は低めで、夕方は高めになります。

測ったらメモを取っておきましょう。受診したとき医師に見せれば、説明するより簡単です。熱以外にも気になることが書いてあると、かなり参考になります

熱が上がって寒がっているときは、暖めてあげてください。暑がるようになったら少し涼しくしてあげてください。夏ならクーラーを使ってもいいし、でも風は直接当たらないようにしてください。

冬なら毛布1枚になってもいいです。アイスノンや熱さまし用シートも、気持ちがいいと感じる程度に使ってください。嫌がるときは、使いません。

熱が上がって細菌やウイルスに打ち勝つと、熱が下がり始めます。このときは抗体もしっかり作られて、熱は必要なくなり汗を出して、熱を逃がします。温かいお湯で絞ったタオルで汗を拭いて、着替えをしましょう。

水分は大切です。こまめにあげてください。食事は欲しがらなければ、食べなくても大丈夫です。治れば食べますし、消化吸収にエネルギーを使うより発熱に耐えている体に使う方がいいのです。

解熱剤を使うのは、38・5℃以上でぐったりしているか、熱性痙攣をおこしたことがある場合です。熱があっても手足が冷たいときは、ちょっと使うのを待ってください。解熱剤は病気を治す薬ではありませんし、熱を下げすぎて病気が長引くこともあります。

熱が上がる理由がわかれば、高熱を出している子供のことも少し落ち着いてみることができませんか?今、体の中で抗体を作って戦っているんだ、これから治るし強くなっていくんだと思えれば、少し安心しないでしょうか。

大丈夫 大丈夫 体は回復する力を持っています。お母さん、お父さんはお子さんのそばにいてあげてくださいね。

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