TOP > > 手を使わないと鬱になる?体を動かさないと心が壊れるメカニズム

手を使わないと鬱になる?体を動かさないと心が壊れるメカニズム

手を動かせば動かすほど「脳」が喜ぶ!

あなた自身やあなたの周りに、鬱になっている人はいませんか?もしくは、鬱になりかけている人はいないでしょうか?もしかしたら、その方が正常の向こう側に行ってしまう前に、救う手立てがあるかもしれません。

鬱になっている人、なってしまいかけの人には、共通した傾向が見られます。それは、「手を使わなくなっている」ことです。

そんなバカなことはありえない、と言う方もいらっしゃるでしょう。人が生きていく中で、手を動かさないで生活するなんて不可能です。食事をするにしろ、歯を磨くにしろ、手をぴくりとも動かさずに目的が達成できるなんてことはありえません。

手の動かし方に問題があるのです。毎日の生活が単調なリズムのくり返しになっていませんか?

普通に外からでは、ちゃんと手や体を動かして暮らしているように見えるかもしれませんが、実際には決まったことをくり返しているだけに過ぎない、という状態になっている人は少なくないと思います。ちょっと、自分の生活を振り返ってみてください。

脳のどの部分が体の各パーツを動かしているかを調べると、ほとんどが、手の動きに関係している事実に驚くことになるでしょう。

脳の一番外側の部分、皮質と呼ばれるところにある運動野というところは、体を動かすための司令塔の役割をもっていますが、その大部分が、手の動きを司っているのです。手を使わなくなると、脳への刺激のほとんどが消えてしまうと言っても、言い過ぎではないのです。

現代社会の中で生きていると、単調な運動をくり返せば生きていけてしまうことがわかります。スイッチを押したり、マウスをクリックしたり、キーボードを叩いたり。電子レンジのボタンを押したり。

一昔前の日本では、家事のひとつ一つが重労働でした。しかし、時代が現在に近づいてくるに従って、鬱病に代表される精神的な病にかかってしまう人の数がとても多くなっているという事実は、生活が豊かで便利になったことと無関係ではないと思います。

暮らしが楽になった分、失われたことがあります。体を動かさなくなったことが、高度に発達した現代社会の弊害だと思います。

現代人よ、もっと「手」を動かそう!

頭を使うデスクワークも、たしかにやりがいや充実感を得ることはできるでしょう。脳の中でも思考を司る「前頭皮質」が刺激されて、仕事をしたという達成感を得ることもできるでしょう。

しかし、体を使って何かを作りあげる、料理や編み物、工作、肉体労働、スポーツをすると、前頭皮質だけでなく、線状体(せんじょうたい)や側坐核といった、喜びや興奮を感じさせるシステムが、どんどんと活性化します。

単純な動きではなく、何か新しいものを作りだす過程で、このシステムはフルに活動し、私たちに感動を与えてくれます。キーをタッチしたり、指先を動かすだけでは、このシステムは働きません。手全体や腕を駆使し、体を総動員させて初めて、脳の大部分を働かせることになるのです。

主婦の人がボケやすいというのも、毎日の生活が単調になってしまって、変化がなくなるからです。家庭を守って運営していくには仕方のないことかもしれませんが、作業が効率化・最適化されていくことによって、変化が生まれにくくなります。

毎日ちがった献立を考えるのは大変ですが、同じことをしていては、きっと他の人よりもボケるのは早くなってしまうでしょう。

何か特別なことをする必要はありません。たとえば、たった一つだけでもいいので、ちがった習慣を生活の中に取り入れてみてください。

手軽なスポーツのサークルに入ってみてもいいし、家庭菜園を始めて季節の野菜を育ててみるのもいいかもしれません。カンタンな小物を手作りしてみてもいいですし、毎日一品新しいおかずに挑戦してみてもいいでしょう。

自分にできる範囲で、新しいことにトライしてみてください。少しやったら「飽~きた」とやめてしまっては意味がありません。ちょっとした変化を毎日の生活に取り入れること。負担にならない程度に続けること。

やらなきゃいけない、と自分にストレスをかけて、苦しくなったら元も子もありません。自分を許すことも必要です。じわ~っと、いつもとはちがう新しいことに挑戦してみてください。きっと、楽しいですよ。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る