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低体温症の人にも効果的!乾布摩擦は自律神経を鍛えるのだ

寒い日の朝、何か声が聞こえてきました。「イチッニッ、イチッニッ」何かの掛け声みたいなのですが、心当たりはありません。静かに外を覗いて見ると男の人が上半身裸の格好で、タオルを持って運動しているのです。

これは私が子供の頃に体験した光景ですが、実はこの男性は乾布摩擦を行っていたのです。皆さんは乾布摩擦をご存知でしょうか?

若い人の中には知らない人も多いかも知れませんが、日本では古くから実践されてきた民間療法の一つであり、強い身体を作る効果があるとされています。

特に寒くなる秋から雪解けのシーズンまで行うことが多いと思っていましたが、季節に関係なく年中行うのが正しいやり方だそうです。

実際のところ、私も「乾布摩擦」を「寒風摩擦」と勘違いしており、冬場にのみ行うものと思っていました。ちょっと昭和チックな健康法ですが、実は乾布摩擦は自律神経をも鍛える素晴らしい健康法だったのです。

乾布摩擦って?知らない人のために解説します

乾布摩擦のやり方は人それぞれにこだわりがあるようですが、一般的なやり方を説明しましょう。始めは柔らかいタオルで行わないと、皮膚に炎症などのトラブルが起こる可能性があるので、初心者は綿や麻のタオルを用意して下さい。

いきなり屋外の寒い環境で乾布摩擦を行うの無謀なので、室内の比較的暖かい場所からスタートすると良いでしょう。やり方はいたって簡単。心臓から離れている手、足から順番に徐々に身体の中心にくるようにタオルで擦るのです。

皮膚が温まってうっすらと赤くなる(薄ピンク)位が、ちょうど良い加減だと思います。最初から強く擦ると皮膚に障害が出る可能性がありますので、力加減には十分注意して行って下さい。

手、腕、足先、ふくらはぎ、足もも、お腹、胸、背中の順番で少しずつ心臓に近づくように擦って下さい。最初は薄着の服を着た状態で行っても効果はありますので、無理をしないで実行して下さい。慣れてくれば男性は上半身裸で、女性はTシャツの状態で行うと良いでしょう。

乾布摩擦で自律神経を鍛えましょう

乾布摩擦は皮膚を擦って丈夫な身体を作ることを目的にしていますが、ただ単に皮膚を鍛えているのではありません。実は自律神経を正常に戻す効果もあるのです。

ご存知の通り、自律神経は人間が無意識下において行っている代謝を制御している神経で、体温調整や呼吸などをコントロールしています。

また自律神経の異常は免疫力の低下にも繋がっており、自律神経を正常に保つことが風邪を引き辛い身体を作ることになるのです。

自律神経の異常は現代人に多く、特に若い世代には深刻な問題となっています。その原因の一つには室外と室内の温度差の問題があり、急激な温度の変化に自律神経が麻痺してしまうのです。いわゆる「反応の鈍い自律神経」と言うことです。

乾布摩擦は皮膚を擦ることで刺激を与え、血管を拡張させ自律神経を活発化させます。このような行為を長期間繰り返すことで、活発化した自律神経を作り出すことができ、免疫力の向上へ繋がるのです。

つまり、皮膚に刺激を与えることで、即座に代謝をコントロールする「鋭い自律神経」が出来上がります。鋭い自律神経も持っている人は、冬の寒い環境下においても代謝を正常に行うことが可能で、風邪などの感染症にも強い身体になるのです。

乾布摩擦はおじさんの体操と思われがちですが、実は理屈にかなった健康法だったのです。この時代、外で行うのはちょっと恥ずかしいと思いますので、暖房を消して室内でやってみては如何でしょうか?

さあ、「イチッニッ、イチッニッ」身体が暖かくなってきましたね。

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