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小学生におこる夜尿症とは?家庭でできるおねしょの治療対策

おねしょ(夜尿症)とは、睡眠中に本人が意識することなく、排尿してしまう症状を言います。おねしょと夜尿症は同じ意味で、おねしょが低年齢の幼児に対する時に使用し、夜尿症は小学生以上の児童に使用する呼称で、厳密な区別はないようです。

昔から自然の流れに任せていれば、治るものとして放置されることが一般的ですが、小学校の高学年になってからの夜尿症は、本人の自尊心を傷つける原因にもなります。

また、林間学校や修学旅行など泊まりのあるイベントに対しては、本人や両親の心理的負担もたいへんですよね。小学生になる6歳前に夜尿症を治しておくことが、本人にとって大切なことです。

病気が原因の夜尿症もあります

夜尿症の多くは病的なものではなく、全く心配はありませんが、まれに病気が原因となって発症する場合もありますので注意が必要です。夜尿症が関係する病気には次のようなものがあります。

  • 膀胱炎を代表とする尿路感染症、腎炎
  • 糖尿病、尿崩症(利尿を抑えるホルモン異常)
  • 包茎、湿疹(外陰部)
  • てんかん、発達障害、多動症、精髄の病気

病気がともなう夜尿症には、夜間の睡眠中だけではなく日中にも起こるというはっきりした特徴があります。このような症状がある場合は、かかりつけの小児科や泌尿器科で速やかに受診しましょう。

家庭でできる生活指導の3原則

家庭でできるおねしょ対策は、生活指導による生活習慣改善が主流となります。その中で一番大事なのが、「起こさず」「あせらず」「怒らず」の生活指導の3原則といわれる基本的な姿勢です。

原則1「起こさず」

おねしょの治療として、膀胱に尿が溜まっている感覚を本人が充分自覚することが重要になります。その前に起こしてしまうと自覚が出来なくなりますので、無理に起こさないようにしましょう。

原則2「あせらず」

おねしょは自律神経の働きに深く関係しています。あせって対処することは子供の自律神経を乱す原因になりますので、あせらずドンと構えましょう。

原則3「怒らず」

怒ると、子供にストレスを与えることになり、また、それが自律神経の乱れを誘います。ですから怒らないで、おねしょしなかった時に積極的に褒めるようにしましょう。

家庭でできる具体的な生活指導

生活指導の3原則を踏まえたうえで行う、具体的な生活指導には次のようなものがあります。

  • 夜尿はそもそも自然に治るものとして対峙する
  • 夜尿のことを直接注意しないようにする
  • 夜尿をした時に怒ったり、追いつめたりするようなことは言わない
  • 夜尿しなかった日は必ず褒める
  • 寝る前の2時間前からは水を飲まないようにする
  • 昼間の午前中や午後の早い時間帯に水分を良く摂るようにする
  • 寝る前に必ず、排尿させるようにする
  • 厚めの下着を着るようにして、おむつを辞める

家庭での生活指導による治療は、ご両親、とくに母親の負担が大きなものとなりますが、夜尿症の改善や根治がおおいに期待できます。

夜尿症アラームと薬物治療

夜尿症の治療は、家庭での生活指導が基本です。まずは、生活指導で夜尿症を治すことに集中しましょう。しかし、生活指導だけではどうしても治らない場合は、夜尿症アラームや薬物治療があります。

夜尿症アラームは、パンツの中の水分を検知して警報がなる装置で、これで訓練すると50%~70%で効果があるとされています。この機械はネット通販などでも購入できるので、試してみるのも良いと思います。

生活指導や夜尿症アラームでも難しい場合は、最終手段として薬物治療があります。しかし、薬物治療は副作用のリスクがあるということと、薬を止めた場合に再発しやすいという問題があります。

あくまで最終手段として考えて、基本的には生活指導、夜尿症アラームによる治療で治せるように取り組んでいきましょう。

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