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たかが月経痛ではありません!みんなに知って欲しい「子宮内膜症」

約8割の女性が持っていると言われる月経痛ですが、その中の約3分の1の人が我慢できないくらいの痛みに薬を服用しながら仕事や家事をこなしているのが現状です。

実は私も月経が始まってからというもの、20年近くも夜も眠れないくらいの痛みに七転八倒し、薬を飲まなければ全く動けない状態が続いていたのですが、まわりの人からは「月経痛は病気ではない」とか「大げさ」「怠け者」といった目で見られることも多く、辛い日々を送っていました。

それでも病院に行かずに、自分の体質なので上手に付き合えばいいと思っていたのですが、二人目のこどもが生まれて3年くらい経った頃、物凄い激痛に襲われて、救急車で病院に運ばれましたところ、「子宮内膜症」と診断され、そこから戦いが始まりました。

子宮内膜症ってどんな病気?

まず女性の身体は、エストロゲンという卵胞ホルモンとプロゲステロンという黄体ホルモンの2つのホルモンが分泌することによって卵巣で排卵が起こり、その約4週後に子宮で月経が起こり、これをリズミカルに繰り返しているわけですが、子宮の内側は1ミリくらいの子宮内膜という粘膜で覆われていて、そのサイクルの中で内膜がぶ厚くなった後、内膜が不要になるので(妊娠しないと)血液とともに剥がれ落ち、月経になるのです。

その一部の月経血が卵管を通って腹腔内に逆流することがあり、その逆流した血液の中には子宮内膜細胞があり、その細胞が子宮以外の場所に留まることによって、子宮内膜と似た組織を作り広がっていき、出口がないのに月経時と同じように細胞から血液が出るため、ずっとその場所にいることになり、子宮内膜症となるのです。

発生しやすい場所は下腹部が多く、特に卵巣に発生しやすいのですが、その他にも腸、直腸、また、まれに肺などにまで発生することがありますが、放っておいて酷くなると、他の臓器と癒着することもありますが、その原因はまだ解明されていません。

どんな症状が起こるの?

まずあげられる症状が【強い月経痛】また【月経時以外の腹痛】【月経時に下痢になりやすい】【不妊症】(子宮内膜症の患者で不妊症の割合が高い)などがあります。

子宮内膜症自体は良性の腫瘍ですが、それと知らずに放置したり、疑いがあっても医師の診察を受けずに放っておいたりすると、100%悪性と合併しないと言い切れないことと、最悪卵巣が破裂するという可能性も出てきます。

私の経験と知人の話ですが、私の場合は卵巣嚢腫となっていて、まわりの腸や子宮とも癒着していましたので、激痛が襲ってきたときは臓器のどこかに穴が開いたかと思うくらいの痛みだったことをよく覚えていますし、また知人は内膜症がとても酷くなっていて、仕事中に卵巣が破裂して椅子ごとひっくり返り、救急車で病院へ運ばれ緊急手術となったとのことです。

内膜症の診断と治療法

子宮内膜症は、【問診、内診、超音波、血液検査】で診断がつきますので、できるだけ症状が軽いうちに診察を受けることをお勧めします。

また、子宮内膜症と診断された場合の治療方法ですが、【薬物療法】と【手術療法】があり、薬物療法は、月経を止めるためというと分かりやすいと思いますが、月経があるから内膜症が進みますので、偽閉経療法(更年期障害のようにする)といった方法になりますが、薬によっては多少副作用があり、肝機能障害、更年期障害の症状などが出ることもあります。

また、手術療法には二通りあり、お腹に穴をあけて腹腔鏡を入れて手術する方法と、開腹手術がありますが、腹腔鏡は開腹手術に比べて入院日数も短く、患者の負担も軽いですが、内膜症の状態によっては開腹手術をする場合もあります。

参考までに私の場合は、始めは6カ月ほど薬物療法を行いましたが、副作用として肝機能の数値が上がりましたので、そちらを抑える漢方薬を合わせて服用しましたが治りませんでしたので、結局開腹手術をしましたが、結果は良好で私の場合はそれまで抱えていた体のさりげない不調が殆どなくなり(自分では癒着をとってもらったことがよかったと思っています)内膜症も再発していません。

私が手術をしたときは、勿論可能でしたら腹腔鏡でということで手術室に入ったのですが、腹腔鏡の技術も現代ほど発達していなかったことと、癒着が酷かったことで、開腹手術になり癒着と卵巣嚢腫をとってもらうというものでした。

子宮内膜症は、月経があるからなる病気ですので、手術をしたからと言って絶対に再発しないものではありませんし、100%完治すると言い切れる病気でもないところが悲しいところではありますが、とにかく早期発見、早期治療に勝るものはありませんので、自分の症状に少しでも不安を感じたらすぐに病院に行くことをお勧めします。

「月経痛はあって当たり前ではない」ということを知ってください!

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