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耳鳴りや頭痛などを起こす電磁波過敏症の真実!症状と予防、対策

オーブンレンジ

「電磁波」と書籍検索をすると「やっぱりあぶない」「健康を脅かす」などの漠然としたものから「やっぱり危ないIH調理器」「電子レンジと・・」「携帯電話と・・」と具体的な機器の名称を冠した本が沢山ヒットしてきます。

家電製品は私たちの暮らしを豊かにしてくれる大切な道具達です。これらを動かすために電気はなくてはならないものです。

その家電製品の使用で体調が悪くなったり病気になったりする可能性はあるのでしょうか。

電磁波の影響で体調が悪くなることは「電磁波過敏症」と呼ばれています。電磁波過敏症は本当にあるのでしょうか。もし電磁波過敏症が実在のものだとしたら私たちはどのようにそれに対応すればよいのでしょうか。検証してみたいと思います。

電磁波による悪影響の可能性が危惧されている家電製品

電気は目に見ることが出来ません。電磁波という言葉も耳にしたことがあっても正確に説明出来る方は多くないのではないでしょうか。

身近にあって必要不可欠な電気ですが、それに関連するらしい電磁波というものになると、なんだかはっきりと分からないだけに健康に対する影響を心配される方がいます。

どのような家電製品の使用が危惧されているのでしょうか。
電磁波を起こす可能性がある電化製品の数々

電磁波の発生量が多い製品は人体への影響が強いとする情報があります。消費電力の大きい製品は電磁波発生量が多いです。

  • 電子レンジ
  • 掃除機
  • IHクッキングヒーター など
電磁波の発生量自体は少なくても長時間人体と接することで使用が危険視されている製品もあります。

  • 電気毛布
  • ホットカーペット
  • パソコン など
脳は電磁波による影響が強いため注意が必要とされている製品があります。

  • 携帯電話
  • ビデオカメラ など

携帯電話基地アンテナからから出る電磁波が健康を害する可能性がささやかれたりもします。

どれも家事や仕事に欠かせないものばかりです。これらの製品の使用は本当に人体に悪影響を及ぼすのでしょうか。

それよりもまず電磁波とは何なのでしょうか。それによって不調を来すと言われている電磁波過敏症とはどのようなものなのか、考えていきましょう。

その不調や疲労は電磁波過敏症かも?見逃しがちなその症状とは

電磁波過敏症とは一体どんな症状なのでしょうか?一見難しそうな印象を受けますが、文字の意味をストレートに考えるとすぐに答えが出ます。

ずばり電磁波に体が過敏に反応して様々な不調を感じる症状のことを言います。

あなたはこれらの症状に心当たりがありませんか?今から紹介する症状はあくまでも代表的なものなので他の症状が現れるケースもあります。

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 目や皮膚の痒み
  • めまい
  • 疲労感
  • 不眠症
ほとんどの場合が粘膜や皮膚の痒み、軽い頭痛など見逃してしまいそうな症状だと言われています。気のせいかもしれないと見逃してしまう方も多いと思います。

稀に重症化すると動悸や呼吸困難、不眠症などの重篤な症状が現れます。

他にも「電磁波が出てるから・・・」と精神的ストレスや不快感を強く起こしてしまう人もいて、この場合無自覚な人よりも不調が出やすい傾向にあります。

似たものに化学物質過敏症というのがあって、排気ガスや香料に過剰に反応して様々な不調が起ってしまうものもあります。なんとアメリカでは10人に1人がこの化学物質過敏症とも言われているんですよ。

電磁波過敏症かどうかを判断するシチュエーションでチェック!

前項で電磁波過敏症の症状を紹介しました。とはいえ、どれもよく起こりがちな不調ばかりで自己判断は難しいと思います。

そこで以下のようなシチュエーションで体に不調を感じることがあるかどうかを判断基準にしてみてください。

スマートフォンを触ると不調に・・・

昨今のスマートフォンの普及率は著しいものがあります。気軽にインターネットをすることができるので長時間SNSやゲームを楽しんでいる方も多いでしょう。気づいたら朝までゲームをしていたなんていう失敗談をお持ちの方もいると思います。

電磁波過敏症の可能性がある方は、スマートフォンを長時間使っていると体調に異変が現れます。普段は至って健康なのにスマートフォンを触り出すと急に体調が変化するという方は要注意です。

仕事中、不調に襲われる

オフィスで仕事を始めてしばらく経つと体のあちこちに不調が現れる場合も要注意です。オフィスには電磁波を発生させる電化製品が沢山あります。まずは手元にあるパソコンが代表的なものです。他にもコピー機やエアコンなどがあります。

それらの電化製品が自宅にいる時よりも近い距離にあり、しかも台数も多いので電磁波過敏症の症状が悪化するリスクが高いのです。オフィスワーク系の仕事をする方は何時間もパソコンに向き合っていなければならないので負担が大きいです。

電車に乗ると調子が悪くなる

電車に乗ると頭痛や吐き気がする場合も電磁波過敏症の可能性があります。電車は電力で走っているので当然多くの電磁波が発生しています。過程の電化製品から発生する電磁波とは比べ物にならない数値です。

電車に乗る際に必ず利用する自動改札機からも電磁波は発生しています。他にも駅構内には沢山の機器があるので、電磁波過敏症の患者さんは電車に乗ることもままならない方が大勢います。

うつ病と間違えている

電磁波過敏症の症状はうつ病と酷使しています。 自分はうつ病かもしれない、最近心が沈みがちと悩んでいる方は、もしかしたらそれは心の病ではなく電磁波過敏症かもしれません。

また電磁波過敏症からうつ病へと移行するケースもあります。自分が電磁波過敏症と気づいていない場合は常に不安に襲われますし、一方で電磁波過敏症と気づいている場合は神経質になったり外出ができなくなってしまう方もいます。

どのくらいあびると不調がでるの?電磁波とは一体なんなのか

電磁波とは何なのでしょうか。電磁波は周波数によって沢山の種類に分類されています。周波数の高いものからガンマ線、エックス線、紫外線、可視光線、赤外線、遠赤外線、マイクロ波、超短波、短波、中波、長波、超長波、超低周波と呼ばれています。

ガンマ線、エックス線は放射線のことです。紫外線、可視光線、赤外線、遠赤外線は光です。マイクロ波から超低周波までが電波です。

つまり、電磁波は放射線、光、電波の総称なのです。

電磁波は電界と磁界が交互に発生しながら伝わっていく波のことです。電気と電流のあるところに電界と磁界が発生しますので、家電製品からも電磁波は出ていることになります。

電界と磁界による電磁波の構造

家電製品を動かすために使用される電磁波は超低周波と呼ばれる電磁波であり50及び60ヘルツの周波数です。

高周波の放射線ががん治療に使われてがん細胞に傷をつけ、がんを死滅させることが出来るように、また紫外線があなたの皮膚にシミを作ってしまうように電磁波が人体に影響を与えることは明らかな事実なのです。

電磁波が人体に影響があるのは明らかですが、ご覧にいただいたように電磁波と一口に行っても色々あります。家電製品の利用に使われる超低周波の電磁波でも人体に悪い影響を与えるのでしょうか。

あるとする立場の方たちはその影響を電磁波過敏症と読んでいます。電磁波過敏症は無いとする意見と有るとする意見が真っ向から対立しています。本当のところはどうなのでしょうか。

電磁波過敏症とは何なのか?報告から否定肯定どちらの意見もみてみよう

まず公的機関はどのように電磁波過敏症を定義しているのでしょうか。平成28年4月 に環境省 環境保健部 環境安全課から発行された「身のまわりの電磁界について」という冊子からの抜粋をご紹介します。

日常生活で電磁界にばく露される機会が増えていることを背景に、刺激作用や熱作用を生じるよりも遥かに低いレベルの電磁界にばく露されることにより、頭痛や睡眠障害などの不特定の症状が生じるのではないかという、いわゆる「電磁過敏症」(電磁波過敏症)について関心が高まっています。

つまり、日常生活において触れる家電製品などから発生している電磁波で、様々な不快症状が発生すると考えられている、ということです。

ここで出てきた電磁界とは何なんのでしょうか。

電界は電気のあるところに発生します。磁界は電流が流れているところに発生します。電磁界とは「電界」と「磁界」の総称です。

しかしこれだけでは良く分からないのではないでしょうか。

電磁界も電磁波の一種です。ただ電気設備から発生する電磁波は周波数がとても低く、波長は約6,000キロメートルと言われています。波の部分の一番低いところから隣の一番低いところまでの長さが6,000キロメートルもあるというのです。

6,000キロメートルとはどれくらいの長さなのでしょうか。テポドン2号の推定飛距離が6,000キロメートルと言われています。東京からハワイのホノルルまでの距離が6,210kmです。

このように電気設備から発生する電磁波は波長がとても長いため波とは言えずほぼ直線状態の為、電磁「波」とは呼ばずに電磁「界」と呼ばれることがあります。

波をなさないため家電などから発生する電磁波(界)は遠くまで届かず発生源から離れると直ぐに小さくなってしまう、とも言われています。

電磁波過敏症の第一人者で北里大学名誉教授 現そよかぜクリニック院長 宮田幹夫先生は電磁波過敏症の例として以下のものを提示しています。

電磁波による主な障害報告

50Hz前後
 小児白血病、カタツムリの早死、脳腫瘍、先天奇形、乳がん、心拍数増加、不整脈、心筋梗塞、細胞からのCa流出、認知症、ベンゼンの毒性増強、電車運転手の認知症増加

超長波—IH調理器
 まだハッキリした報告がありません。

パソコン漏洩電磁波
 神経伝達物質の変調、白内障、調節障害、角膜ビラン、アレルギーの増悪、肥満細胞からのヒスタミン流出、血糖値の上昇

携帯マイクロ波(電子レンジとほぼ同様の周波数)
 脳腫瘍、脳血液関門の拡大、頭痛、神経細胞の減少、脳神経伝達物質の変動、脳血流変動、不定愁訴、鶏卵孵化障害、精子数減少、中継基地周辺で不定愁訴の増加、中継基地周辺のガンの増加 、母親携帯電話使用で発達障害増加

環境省の見解も、専門家の見解も日常的に接する機会のある電気製品が発する電磁波によって生じる様々のな症状のことを電磁波過敏症としてとらえていることが分かりました。

本当に身近な電化製品によって体調不良を起こすことがあるのでしょうか。これには否定論、肯定論が真っ向から対立しています。それぞれを見て行きましょう。

電磁波過敏症 否定論1.環境省

家電製品などから発生する超低周波の電磁波でも人体に影響を及ぼすのでしょうか。まず、公的機関の見解を見て行きたいと思います。

電磁過敏症(電磁波過敏症)に関するWHOの見解国際的なガイドラインの指針値よりも遥かに低いレベルの電磁界ばく露により、頭痛や睡眠障害などの不特定の症状が生じるのではないかという、いわゆる「電磁過敏症」について関心が高まっています。

これについてWHOは、「電磁過敏症の症状を電磁界ばく露と結び付ける科学的根拠はありません」との見解を示しています。

環境省自体はどのように考えているのかは示されていません。電磁波過敏症について関心が高まっている、として肯定論があることは認めています。

その後に電磁波過敏症を否定するWHOの見解を紹介しています。

WHOの見解を紹介する前に逆説を使っていないので、肯定論を否定していません。が、文章の流れから環境省が電磁波過敏症について否定的であることが推測できます。

電磁波過敏症 否定論2.電力会社

電気事業連合会会員全10社の見解を見てみましょう。

  • 北海道電力

北海道電力では、「居住環境において電力設備から発生する電磁界は、人の健康に悪い影響を与えることはない」と判断しています。

  • 東北電力

このため当社としては、「電力設備から生じる電磁界は、人の健康に有害な影響を与えることはない」と判断しております。

  • 東京電力ホールディングス

いわゆる「電磁過敏症」は、電磁波が原因という根拠はないと評価されています。

  • 中部電力

世界保健機関(WHO)では、電磁過敏症(電磁波過敏症)について、次のように説明しています。

(中略)

電磁過敏症の症状を電磁界曝露と結びつける科学的根拠は、現在存在しない。電磁過敏症は医学的診断でもなければ、単一の医学的問題を表しているかどうかも不明である。

  • 北陸電力

当社は従来から申し上げている通り「居住環境における電力設備からの電磁界が人の健康に害を及ぼすことはない」と判断しております。

  • 関西電力

「生活環境における電磁界が人の健康に害を及ぼすことはない」 と考えております。

  • 中国電力

当社としては,国内外の多くの専門機関の見解をもとに,「電力設備から生じる電磁界が,人の健康に有害な影響をおよぼすことはない」と判断しています。

  • 四国電力

当社は、「居住環境において、電力設備から発生する電磁界が人の健康に有害な影響を及ぼすことはない」と判断しております。

  • 九州電力

有害な生物学的影響は認められないよ。

  • 沖縄電力

電力設備から生じる電磁界が、人の健康に影響を及ぼすことはないと考えています。

大手電力会社10社は全て電磁波過敏症を否定しています。 「どこどこの機関がこう言っている」という紹介だけにとどまらず自社としてどのように判断しているのかをほとんどの会社が表明しています。

また、関西電力は、どこかの専門機関が調べた結果だけを紹介するのではなく、自社で研究を行い健康に影響がないことを自社で確認していることをホームページ上紹介していました。

電磁波過敏症 肯定論 専門家

前出の電磁波過敏症の第一人者で北里大学名誉教授 現そよかぜクリニック院長 宮田幹夫先生は次のことを講演中にお話しされています。

体にとってやさしい電磁波というのは全く無いと言っていいのではないかと私は思います。

電磁波過敏症の肯定論と否定論はどちらが正しい?

電磁波(界)が健康被害を及ぼすのか、電磁波過敏症は存在するのか、それに関して否定する立場と方たちと、肯定する立場の方たちで意見が真っ向から対立しています。どちらが正しいのでしょうか。

電磁波過敏症を否定する研究結果は多数あります。逆に電磁波過敏症を肯定する研究結果も多数あります。

それぞれの立場の人たちがご自身の立場を補強するデータを紹介してきます。

また、相手の主張を否定するときにも研究結果を活用します。

例えば、電磁波過敏症を訴える人に目隠しをして、家電製品を近づけた時と、近づけなかったときで、過敏症の出現を言い当てることが出来るか調査した研究があります。

このような方法の研究はいくつか存在しますが、いずれも電磁波過敏症を訴える被験者は目の見えない状態では家電製品が近づいたことを認知出来なかった、と電磁波過敏症に対して否定的な立場の人たちは主張しています。

これらの主張に対して電磁波過敏症の存在を認める立場の人は次のような主旨で反論しています。

「電磁波に対する神経系の反応は時期によって変動する。電磁波によって過敏に反応する時期もあれば、そうでない時期もある。異常が出ない時期に試験を行ってその結果を電磁波過敏症を否定する証拠として使われても困る」

このように論争は続いています。

環境省は平成14年度分から平成28年度分までの「電磁界(波)に関する調査研究」の8つの報告書をホームページ上に掲載しています。https://www.env.go.jp/chemi/electric/

専門家の方たちが14年以上も討議を重ねても結論が出ていないのが電磁波過敏症の分野であることがここからも読み取ることが出来ると思います。

つまり電磁波過敏症があるのか無いのか、それを一般の人たちが結論づけることは難しいと言えるのではないでしょうか。

ただ、電磁波過敏症に否定的な立場の方たちも電磁波(界)の長期的な影響については不明であり、今後も調査・研究が必要であると認めています。

私たち一般の人間に出来ることは、電磁波過敏症について対立する情報が存在することを知り、その情報を元に自分がどのような行動をとるべきか自己責任で決定し、行動していくことではないでしょうか。

私たちが取ることのできる選択肢にどのようなものがあるのか考えてみましょう。

電磁波過敏症の症状は無く、公的機関、企業の情報を信じるという選択

政府や各電力会社が発表している電磁波(界)過敏症に関する見解は、基礎的研究や二重盲検比較試験や疫学調査の結果から専門家が考察した結果を受けてなされたものです。

充分科学的に信じるに足る情報である、とする選択も大いにあり得ます。

今現在ご自身に電磁波過敏症の症状がなく、過去何十年にも渡って無事だったのなら今後も電磁波による健康被害を受ける可能性は低い、と自分の経験も合わせて判断することも理にかなっていると思います。

政府、企業見解を信じて電磁波過敏症は無いとする態度は、確実に不安や心配ごとを1つ減らしてくれます。

また、「電磁波から身を守る」とするグッズが世の中にはたくさんあります。電磁波に対する危険を煽ることで成立している商売がある、と仮説を立てることも可能です。

電磁波過敏症の第一人者で医師の宮田幹夫先生も市販されている電磁波防御グッズの中には嘘がある場合がある、として警戒を呼び掛けています。

公的見解を信じて電磁波(界)過敏症はないと判断することは、もし電磁波悪徳商法とも呼ぶべきものが実在しても、それらに踊らされる危険を回避することにつながります。

電磁波過敏症の症状は無いが、電磁波過敏症の存在を肯定する情報を信じるという選択

過去から今現在まで電磁波過敏症らしき健康被害は無いが、電磁波による健康被害の存在を肯定する情報を信じて、なるべく電磁波から受ける影響を少なくしよう、とする態度も十分にありうる選択だと思います。

政府や各省庁、大企業である電力会社が発表する情報だからと言ってそれをそのまま鵜呑みには出来ない、とする態度も充分理解できます。

原子力発電所の安全性に関してどのような情報が過去にこれらの組織から発せられていたのか、2011年3月11日の震災直後とその後の状況についてどのような情報がこれらの組織から発表されていたのか。

それらを思い出せば、公的機関、大企業が発表する情報だからと言って丸呑みにすることは出来ない、とする態度も充分ありうると思います。

ましてや電磁波過敏症の実在が証明された場合、各電力会社は損害賠償を請求される可能性のある立場です。

安全です、という情報を信じた結果、健康被害を受けてしまった場合は取り返しがつきません。健康被害を認定させ、賠償してもらおうとしても気の遠くなるような年月と労力、お金が掛るかもしれません。過去の公害訴訟がそれを示唆しています。

用心にこしたことはない、としてリスクを最小限に抑えるように生活習慣を変えるという選択は賢明なものに思えます。

電磁波過敏症の症状が現にあると思われる場合:まず可能な限り原因を特定する

自分は電磁波過敏症だと思っていても、実は原因は他にある場合もあります。この場合、電磁波からの影響を最小限にする生活を選んだとしても、原因が別のところにあるわけですから問題は解決されません。

そのため電磁波過敏症と思われる症状が本当に電磁波によるものなのか確認する必要があります。

しかし問題があります。電磁波過敏症を確定診断する方法がないことです。

「生体と電磁波」という本を共著した医師の坂部貢先生と宮田幹夫先生のご所属されている北里大学には電磁波過敏症に関する多くの問い合わせがあります。

北里大学研究所病院 環境医学外来(アレルギー科)のホームページには電磁波過敏症に関する検査や確定診断をしていないことが明記されています。

宮部幹夫先生は講演の中で、問診以外に電磁波過敏症である証拠を検査機器で証明することが出来ないために電磁波過敏症の診断書を書けない、と述べられています。

電磁波過敏症の第一人者と言われている医師が問診以外の客観的な診断方法がないと発言されていることは、自己診断する上でも参考にしていただきたいと思います。

自己診断の方法としては、電気製品のスイッチをいれた状態で近づいた時と、離れた時で自覚症状に変化があるかを確認する、この作業を繰り返す、ということが紹介されている場合があります。

ただ、「体に有害な電磁波を発生する家電製品に近づいたら具合が悪くない」という思いがある状態でこの方法を試した場合、実際は電磁波が出ていなくても、その思いによって体が反応してしまう可能性も危惧されます。

自分は電磁波過敏症に違いない、という思いを強くする前に、あらゆる可能性を検討してみては如何かと思います。

ただ、電磁波過敏症を検査機器などで客観的に証明する方法がない以上、自覚症状を頼りに原因を究明するしかないという如何ともしがたい問題が電磁波過敏症にはあります。

電磁波過敏症の対策は「コンセントを抜く、気にしすぎない」

現在、電磁波過敏症の自覚症状がなくても電磁波対策をしたいと考えている方、電磁波過敏症の自覚症状を強く感じている方は、日々、どのように生活をすればよいでしょうか。

電化製品から発せられる電磁波による健康被害を完全に遮断するには携帯電波も届かないような山奥で生活する方法がある、しかし、それは現実的ではないと宮田幹夫先生は仰っています。

では、普通の環境で生活をしながら電磁波による影響を最小化する効果的な方法はあるのでしょうか。

コンセントを抜く手

アースをとる、鉄で囲まれた部屋で過ごす、という方法もあるようですが、最も現実的な対応方法は 「使わない時はコンセントを抜くこと」です。

これでしたら無駄な電気の消費を減らすことも出来て省エネ対策、エコロジーにもなります。

また、電気炊飯器を土鍋に変える、テレビを見る習慣をやめる、など出来るだけ電化製品を使わない生活にチャレンジしてみては如何でしょうか。

化学物質過敏症の方は電磁波過敏症を合併しやすいとも言われています。そちらの方からのアプローチも検討されてはいかがしょうか。

使わない家電のコンセントは抜く、電化製品は極力使わない。出来るだけのことををしたら後は「気にしすぎないこと」と宮田先生は言います。

電磁波過敏症の方は普通の人では感知出来ないくらいの微弱な電磁波に反応をします。宮田先生は電磁波過敏症はある、とおっしゃっています。

味覚に神経を研ぎ澄ましたソムリエがワインの生産年や産地を言いあてられるくらいに感覚が鋭敏になっていくように、電磁波を気にしていると更に電磁波に敏感になっていく可能性があるのだとか。

電磁波過敏症の患者さんは真面目で勉強熱心な人が多いとも言います。電磁波過敏症があるとしてもそれで死にいたることは無い、ズボラになって適当に遊んぶくらいでちょうど良い、という心持がいいのではないでしょうか。

キャラクター紹介
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