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誤嚥を防いでおいしく食べるおやつの選び方

おやつは、食事とまた違う楽しみがありますね。嚥下障害のある方でも安全に食べることができるおやつについて、説明します。原則としては、食べてむせないもの、スムーズに飲み込めて、口の中にも残らないものを選びましょう。食べた後にゼロゼロと声が変わるのは、ノドに残っている徴候です。声の変化にも気をつけましょう。

「飲み込みやすい物」と言われて、まずゼリーを想像する方も多いのではないでしょうか。確かに、ゼリーは噛まなくとも、舌と顎を使ってつぶせるし、そのままでもつるりと飲み込めます。

でも、ゼリーにもいろいろあります。果肉の入っているゼリー、入っていないゼリー。ふたを開けると水分がジュワッと出ているゼリー。ゼリーに似たものでは、プリン、ババロア、ム-ス、ヨーグルト、水羊羹や、寒天で作った「~羹」などがあります。

まず、ゼリーでもヨーグルトでも、果肉の入っている物は避けましょう。ゼリーと果肉という異なる形態の物がいっしょに口に入ると、口の中でまとめにくくて嚥下反射とタイミングがずれた状態でノドに入ってしまい、ムセや誤嚥の原因になります。

嚥下障害が重度の方では、果肉の入っていないゼリーでも、硬いしっかりしたゼリーより軟らかいゼリーのほうが食べやすいでしょう。ババロアやムース、水羊羹も、口の中にねっとり付いて残ってしまう物は、飲み込んだ後にノドにも残っている可能性があります。

ゼラチンで作ったゼリーと寒天は、形は似ていますが、飲み込みやすさという点ではちょっと違います。ゼラチンゼリーは口の中で形が変わるので飲み込みやすいのですが、寒天は形が変わりません。咀嚼してバラバラになったものが、そのままノドに入ります。ゼリーのほうが安全です。

ただ、ゼリーでも、均一な形態でなくクラッシュ状の物がありますが、クラッシュ状の物はまとまりにくくノドに入りやすいので避けましょう。

また、ゼリーでも飲み込みに時間がかかり口に残ってしまう方は、口の中でゼリーが溶けて水になることがあります。ムセの原因になるので、注意しましょう。同じ理由で、ふたを開けると既に水が出ているゼリーも避けましょう。アイスクリームも、口の中で溶けると水になってむせることがあります。

クッキーや煎餅が好きな方もいるかもしれません。クッキーや煎餅も、噛んだものをまとめにくい食品です。食べたいときは、ジュースやお茶に少し浸して湿らせると、口の中でまとまりやすくなります。カステラも同様に、紅茶などに少し浸してみましょう。

大福やも団子など餅菓子は、口やノドに貼りつきやすいため危険です。あんこを使ったゼリーで代用してみましょう。嚥下障害の方用の食品では、飲み込みやすいお菓子類もいろいろ出ています。介護用品コーナーなどで聞いて、カタログを取り寄せてみるのもよいですね。

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