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飲み込みやすくて誤嚥を防げる主食・副食の工夫

飲み込みにくい。むせやすい。口の中に食物が残る。そんなことはありませんか。嚥下障害は、誤嚥や窒息の原因になります。誤嚥は誤嚥性肺炎を引き起こすので、注意が必要です。では、食べ物にどんな工夫をしたらいいでしょうか。

主食の形態の工夫

まず、ご飯です。普通に炊いたご飯は口の中で噛んで軟らかくして、飲み込みやすい形態にまとめるのが難しいことがあります。軟らかい「軟飯」にします。お粥の場合は、3分粥や5分粥、7分粥など「分粥」は水分が多いため、その水分でむせやすくなります。分粥でなく全粥にします。

注意したいのは、お粥におかずを混ぜ込んでいっしょに口に入れる方もいますが、やめましょう。「お粥」と「おかず」という異なる形態のものがいっしょに口に入ると口の中でまとめにくく、ノドにバラバラと入ってしまいます。お粥はお粥、おかずはおかずで食べてください。

また、お粥に唾液のついたスプーンを入れるため、お粥と唾液で化学反応が起こり、時間がたつとお粥の水分が分離します。酵素を使った製品を加えることで分離を防ぐことも可能ですから、介護用品のコーナーなどで聞いてみてください。

パンはパサパサしているので、飲み込みにくい食品です。また、咀嚼しているうちに口の中で団子状になって、ノドに送り込みにくいこともあります。スープや牛乳に浸して、しっとりさせて食べましょう。牛乳に浸して少し煮たパン粥もいいですね。

でも、湿らせると、その水分でむせる方もいます。嚥下障害の方用に開発された食品の中には、ふんわりと舌で押しつぶしやすくてむせにくいパンもあるようです。利用するのもいいでしょう。 

麺類も口の中でまとめにくい食品です。4~5cmに切りましょう。それでも上手に飲み込めない場合は、麺と麺ツユをいっしょにバットなどに入れて、ゼラチンで固めて食べるといいでしょう。

お餅は、口の中やノドに貼りつきやすい食品です。窒息を招くので、嚥下障害が重度の方は食べないほうが安全です。どうしても食べたいときは、嚥下障害の方用 の食品の中に餅菓子風のものもあるようなので、聞いてみてください。

副食の形態も工夫が大切

焼いた魚や肉も、噛みにくかったりパサパサして口の中にカスが残ったりします。軟らかく煮たり、油分を少し加えてネギトロのようにすりつぶします。

天婦羅やカツも、口の中でばらついてまとまりにくいことがあります。 揚げた後に、麺ツユを加えてふんわり煮てみましょう。卵は、オムレツ、スクランブルエッグ、ポーチドエッグにしましょう。ゆで卵は飲み込みにくく、かつムセやすいのでやめましょう。

豆腐は比較的飲みこみやすいのですが、水分でむせるようならトロミをつけてあんかけにします。気をつけたいのは、こうや豆腐です。こうや豆腐の煮付けは、口の中で汁が出て、パサパサの豆腐が残ることになり、飲み込みにくい食品です。嚥下障害の方用の食品には食べやすいこうや豆腐もあるようなので、聞いてみてください。

野菜や果物はどう食べる

生野菜は口の中でまとめにくいので、煮て食べましょう。お浸しも、線維が残って飲み込みにくいときはミキサーにかけます。果物は、りんごならすりおろすか、砂糖を加えて煮ます。

柑橘類は汁でむせるので避けましょう。バナナは、舌でつぶしやすいのですが、カケラがつるりとノドに入ってしまうことがあります。スライスにして、少しずつゆっくり食べてください。

スイカやメロンなど種があるものは、予め取ってあげてください。また、果物の缶詰も利用できます。果物でむせる場合、水分でむせることが多いかと思います。ミキサーにかけて、薄いトロミをつけましょう。

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