TOP > > いつもの味がしない味覚障害は、亜鉛不足解消で克服

いつもの味がしない味覚障害は、亜鉛不足解消で克服

ぼそぼそする、香りを感じない時にはチェック

いつも食べていて味付けを変えないもの、例えば白いご飯とか、何も塗っていないパン等を食べている時に、これまでの味や香りを感じない、或いは別の味がするような印象を持つことがある、という方が増えています。

この10年ほどの間で味覚障害を自覚する人が大変増えました。味覚障害という一言だけでは言葉が足りない程、食べた時の違和感は細かく区分けされ、表現されますが、医学的には5つの症状へ大別されます。

a:味覚消失症状→噛んでいる食感は自覚するが、味は感じられない、又は味がとても薄く感じられる。
b:異味症状→酸っぱいはずのもの、甘いはずのものを食べている時、苦く感じる等、全く違う味がする。
c:自発的異常味覚→口の中に何も入っておらず、又特に呑酸等ないのに、味がする。
d:解離性味覚障害→甘味、酸味、苦み、辛み、塩味の内、特定の味が感じられない。
e:悪味症状→何を食べても口の中に入れておくことが出来ないような味に感じられる。

これら5項目のどれか一つでも思い当たることがあれば、食生活をすぐに変えましょう。又全てに該当していたら、医療機関を受診しましょう。口腔外科に限定せず、総合病院の患者相談窓口を利用し、何科を受診したらよいか尋ねることをお勧めします。

味覚障害は生活習慣と食習慣が大きく影響しています。以下に該当する生活が日常だと、味覚障害だけでなく、他の病気にもなりやすいといえます。味覚が本能的に備わっている感覚として重要だと言われる所以は、毒かそうでないかを判別する原始的な理由だけではないのです。

以下のチェックは、味覚障害になる食生活をしているかどうかの判断だけではなく、生活習慣改善の為に、やめるべき項目の目安として役立てられます。

1:1日2食以上ファストフード、ジャンクフード、コンビニ弁当を食べており、1週間の大半がそうした食生活である。
2:甘い物や香辛料の強い物等、特定の味覚の食事ばかりに偏っている。
3:何にでも香辛料を掛けるような刺激の強い食事に依存する。
4:缶ジュース、缶詰を常飲、常食する。
5:サラダには常に長期保存が出来るマヨネーズを使用し、一日一回は既に混ぜられた料理も含めマヨネーズを食べている。
6:清涼飲料水をほぼ毎日、約1リットル程度飲んでいる。
7:口臭予防の為、舌を専用ブラシで洗ったり、歯磨きの時に一緒に磨いている。
8:喫煙

1項から6項、8項は、カロリーや油脂類、塩分の過剰な摂取の点からも、いかにも体に良くないと直ぐ分かりますが、7項目は良いこととして実践しておられる方が多い習慣でもあるので、注意が必要です。

舌についている苔が口臭の原因になることは、かなり一般に周知されています。ストレス耐性が下がり心身の疲労が重なると、舌に細菌が繁殖しやすくなります。食べ残しを餌にして繁殖するので、口の中が多少粘ついたりして口臭を意識する原因になります。

しかしそれをこそぎ取る時に、味を認識する末梢神経が集中する味蕾も一緒に削いでしまうことがあり、味覚を鈍くしてしまう原因になります。又舌を磨き過ぎて、硬いものを食べる時に舌に痛みを感じるようになっていると、柔らかい物ばかりを選ぶようになり、脳の働きや五感を衰えさせます。

味覚障害と食欲不振の区別、そして亜鉛の補給

先に記述の1から6項目が味覚障害を招く理由は、合成保存料や着色料等の添加物に含まれる化学物質が、人体にそもそも供給される量が少ない必須ミネラルの亜鉛の吸収を阻害すること、又香辛料とタバコに含まれる成分には、味蕾の末梢神経を麻痺させる作用があることです。

亜鉛は味蕾の神経伝達を順調に維持する点で特に重要であるだけでなく、全身の神経伝達を円滑にする為に必要な、人間にとって数少ない必須重金属です。亜鉛が体内に吸収されないと、末端神経が感じた刺激が電気信号に変換されても、脳へ届けることは出来ません。

亜鉛という金属の通電性が、人間の味覚を初めとする五感が受けた刺激を、電気信号として神経系から脳へ伝達する為に必要なのです。

味覚障害になると、食欲中枢からの指令で満腹感は得ても、美味しいものを食べたという実感が不足し、精神的な欲求不満が過食に繋がります。又味を鮮明に感じられなくなり、何を食べても砂を噛むような気分になるので食欲が減退するケースもあります。

食欲不振の症状は、他の疾患やストレスでも起こる為、本人にaからe,1から8項の自覚がないと、その区別が難しくなります。味覚障害なら味覚障害への対処として、亜鉛の補給と亜鉛吸収をサポートするビタミンCの摂取が重要です。他の原因であれば、悪化を防ぐ為に医師を受診する等、より適切な行動が大切です。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る