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口が渇く、口臭、舌のひび割れ…ドライマウスの原因と予防改善法は?

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ドライマウスと言う症状について、名前は良く聞くけれど、口が乾く以外にどんな症状や弊害があるのか判らないと言う人も少なくないでしょう。また、身近にこの病気で悩んでいる人はそれほど多くないので、珍しい病気なのかなと思っている人も多いでしょうね。

きちんとした統計がないので、欧米での調査結果からの推定では、日本で少なくとも800万人、多ければ3000万人が罹っていると考えられているのがドライマウス、つまり「口腔乾燥症」と言う病気なのです。

しかも、日本ではその多くの患者さんが、どの診療科を受診したらいいのかが判らないため、治療を受けずに放置している可能性が指摘されています。

ドライマウスの症状とその原因、どの科にかかればいいのかやその予防改善法についてしっかり知っておきましょう。

ドライマウスは口が乾くだけではなく様々な症状を合併する

ドライマウスはその名の通り口が乾燥する症状ですが、口が乾燥したからと言って直ちにドライマウスだと言うわけではありません。逆に口の乾燥を自覚していなくてもドライマウスである場合もあります。

ドライマウスは口の乾燥の他に様々な症状が合併しますから、思い当たる節があったら、まずはお医者様に診てもらうことから始めましょう。

ドライマウスで見られる様々な症状には指先の冷えまで含まれる

こんな症状で悩んでいませんか?

◆ 口が渇く
◆ 口角(口の脇)が荒れる
◆ 口の中がねばねばする
◆ 胃腸の調子が悪い
◆ 口の中が赤くなる
◆ 夜、のどが乾いて目が覚める
◆ 舌がつるつるになっている
◆ 口臭がある
◆ パンやビスケットなど乾いた物が食べにくい
◆ 入れ歯で口の中が傷つきやすい
◆ 味がおかしい
◆ 皮膚が乾燥する
◆ 目と口が乾く
◆ 指先が冷たくなる

このように、口の渇きから連想されるものもあれば、「なぜこんなものが?」と思えるような症状もあるのです。

食事の関係しない物としてよくある症状としては、口が乾いて話しにくいとか、舌がひび割れて痛い、口臭がきついのを他の人から指摘されたなどと言うのもあります。

こうした症状が出たら受診して原因を探りましょう。

受診は口腔外科併設の歯科医院・病院が良い

ドライマウスの受診率が低いのは「何科に見てもらったら良いのか判らない」と言うことがハードルになっていることが多いと聞きます。ドライマウスについての診療科は口腔外科・歯科でOKです。

とは言うものの、ドライマウスについて専門的な情報を持っておられる先生とそうでない先生がおられます。

ドライマウス研究会の講習会を受講して、氏名公開を了解している先生のリストがドライマウス研究会のサイトにありますので、お近くの先生を探してみるのも良いでしょう。

ドライマウス研究会 都道府県別医療従事者リスト

最近では診療科が細分化されて患者の側が迷ってしまうことが多くなっています。そうした場合は、怪我でなければまず内科を受診して下さい。怪我や骨格や筋肉の痛みなら整形外科でOKです。

そこで相談して専門診療科へ紹介状をもらうのがベストですね。大きな病院では、総合診療科(振り分け内科)と言って、初診の人は全部そこに行って、適切な診療科に回すと言うシステムを持っているところもあります。

ドライマウスの原因は?唾液分泌が不足した状態を起こす要因たち

ドライマウスとは何らかの原因があって、唾液の分泌量が不足し唾液の質が変化する病気であると定義づけられています。ですので、ドライマウスは病気であると言う認識を持って、自分自身の口の渇きに向かい合うことが大切だと言えるでしょう。

そして、その「何らかの原因」と言う物は、「口を半開きにしている癖」から「薬の副作用」「自己免疫性の難病」に至るまで、様々なものが存在し、それらが複合して起こっていることも珍しくないのです。

まずは、その様々な原因から見て行きましょう。まずは全身疾患やお薬の副作用からです。

糖尿病などの全身疾患が原因になっているドライマウス

よく、糖尿病になると口が乾くと言うことを言いますね。これには2つの側面があり、多くの場合唾液の分泌低下を伴わない物です。つまりドライマウスではないと言うことですね。これはドライマウスにとてもよく似た脱水症状なのです。

糖尿病になると、血液中の糖分が多くなりすぎてしまいます。そうなると血液の浸透圧が高くなり、水分が細胞から血液の方に移動して、それは腎臓から尿となって排泄されてしまいます。

通常なら、体内の細胞が脱水状態になっていると、腎臓の尿細管で水分を再吸収するのですが、尿に糖が下りているとそちらの浸透圧が高くなっているので、水分の再吸収が上手く行きません。

その結果、身体が脱水症状を訴えてのどの渇きや口渇感を覚えるのです。この状態の特徴は、水を飲んでも、その大半が同じメカニズムで尿となって捨てられてしまうため、なかなか口渇感が治まらないことです。

一方、もう1つの側面として、重度の糖尿病が継続した場合は、唾液腺の機能が低下してきて、本当のドライマウスになってきます。いずれにせよ糖尿病を改善しないと、口渇感は改善しません。

また、尿がたくさん出てしまう尿崩症と言う病気でも、水分不足からドライマウスに似た脱水症状が現れることがあります。この病気はバソプレッシンと言う、尿の量を抑える働きのあるホルモンのトラブルで起こります。

このホルモンは前駆体が視床下部で作られ、下垂体に送られてゆく間にホルモンとして完成、下垂体から血管へと放出されます。この部分でトラブルが起こり、バソプレッシンが充分作られない物を中枢性尿崩症と言います。

一方、ホルモンは作られているのですが、そのホルモンが腎臓に対して充分な効果を持たなくなってしまった物を腎性尿崩症と呼びます。いずれも尿量が非常に増えることがみられ、その結果脱水症状となって異常な口の渇きが現れます。

その他、心臓の病気や発熱性の病気でも口の渇きが現れることがあります。いずれの場合も、おそらく原因疾患で治療を受けれおられると思いますので、主治医の先生に症状を相談しましょう。

もし、糖尿病でもないのに尿崩症らしき症状が出た場合はすぐ受診して下さい。中枢性尿崩症の原因となる病気には、がんや白血病、脳の病気などの重大な病気が含まれています。

また、こうした原因疾患が見つからなかった場合は、家族性と言う可能性もありますので、血縁者の人たちに声をかけておくことも大事ですね。

最も多いのが医薬品や治療行為の副作用によるドライマウス

例えば人工透析を受けている人の場合、余分な水分を漉し取っていると言う性質上、体内の水分バランスが変わって唾液の分泌不足が起こることがあります。

さらに放射線治療で頭や首に放射線を当てた場合、唾液腺に障害が出てしまうこともあります。この場合は人工唾液が保険適用になります。

また、内服薬の多くが「口渇」と言う副作用をもっています。文字通り、ドライマウスのことを指している副作用の症状です。

副作用の強さはお薬によってまちまちですが、かなり幅広く見られる副作用です。もし何かのお薬を飲み始めて、口の渇きが気になるようでしたら処方して下さったお医者さんに相談して下さい。

お薬の種類としては一般化してお話ししにくいほど、この副作用を持つものが多いのですが、特にドライマウスが生活の品質に影響しやすいお年寄りに良く処方されるものとして、降圧薬や利尿薬、抗うつ薬などが挙げられます。

有名なお薬をいくつか、参考例としてご紹介しておきましょう。もしお使いのお薬があってドライマウスが気になっておられるなら参考にして下さい。

先行医薬品名 一般名 主な効能 副作用(口渇)の頻度
ナイキサン ナプロキセン 鎮痛・抗炎症剤(NSAIDs) 0.1%未満
ブルフェン イブプロフェン 鎮痛・抗炎症剤(NSAIDs) 0.1%未満
プラノプロフェン液 プラノプロフェン 鎮痛・抗炎症・解熱剤(NSAIDs) 頻度不明
レスタミンコーワ錠 ジフェンヒドラミン塩酸塩 抗ヒスタミン剤 頻度不明
ネオマレルミンTR錠 クロルフェニラミンマレイン酸塩 抗ヒスタミン剤 5%以上または頻度不明
デプロメール錠 フルボキサミンマレイン酸塩 抗うつ剤 0.1%~5%未満
アナフラニール錠 クロミプラミン塩酸塩 抗うつ剤 17.9%
トフラニール錠 イミプラミン塩酸塩 抗うつ剤 34.3%
セルシン錠 ジアゼパム錠 抗不安薬 0.1%~5%未満
セレネース錠 ハロペリドール 抗精神病剤 5%未満
ネオドパストン配合錠 レボドパ・カルビドパ水和物 パーキンソン病治療剤 1%以上
カプトリル-R カプセル カプトプリル レニン・アンジオテンシン系降圧剤 頻度不明
テルシガンエロゾル オキシトロピウム臭化物 抗コリン性気管支収縮抑制剤 0.1%~5%未満
テグレトール錠 カルバマゼピン 抗精神作用性てんかん治療剤 0.1%~5%未満

剤型を変えるだけでも副作用が減る場合がある

最近話題になることも多い、過活動膀胱の治療薬でも口渇の副作用が良く知られています。こうしたお薬でドライマウスが現れたら、お医者さんにお薬を変えてもらうなどの対策をお願いしてみましょう。

お薬の内容を変えるのではなく、剤型を変えると言うことが可能な場合もあります。この過活動膀胱のお薬である、オキシブチニン塩酸塩について具体的に見てみましょう。

過活動膀胱の治療薬は同じ有効成分を飲み薬ではなく、皮膚にテープを張って徐々に浸透させるタイプのものがあり、それは比較的口渇の副作用が小さいようです。但し、貼り薬ですから、飲み薬にはない「かぶれ」の副作用が出ることがあります。

ポラキス錠製品画像

尿失禁・尿意切迫感・頻尿治療剤 ポラキス錠

ネオキシテープ製品画像
(画像では販売元が旭化成ファーマになっていますが、2016年6月27日から製造元の久光製薬の販売に変更されます。)

経皮吸収型 過活動膀胱治療剤 ネオキシテープ73.5mg

このように、同じ成分のお薬でも胃腸から吸収するのと皮膚から吸収するのとでは、同じ効果を得ながらも、副作用に違いが出ると言うことがあるのです。逆に言えばテープ剤でかぶれる人は飲み薬に変えてもらうと言う方法もありますね。

三環系抗うつ剤では口渇の副作用が非常に多い

上の表を見ていただくと、抗うつ剤3薬に関して、下の2つの副作用発生率がとんでもなく高くなっていることがわかります。

この2つは、第一世代・三環系抗うつ薬と呼ばれる比較的古い抗うつ薬です。古くて副作用も強いけれど、効果が高いので今でもよく用いられます。

それに対して、口渇の副作用がそれほど多くない一番上のものは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬と呼ばれる新しい抗うつ薬です。日本では1999年に発売されています。

副作用が強すぎると感じたら、お医者さんとよく話し合って、お薬の変更を検討してもらってもいいでしょう。

原因疾患がはっきりしている場合は、その病気の治療で対処できるので、まだ治しやすいドライマウスと言えるでしょう。でも、慢性病の場合、治療そのものに時間がかかることはやむを得ないのかもしれません。

唾液腺自体に病気があるとドライマウスが引き起こされる

唾液腺自体に病気があると、唾液の分泌自体が減ってしまいますから、ドライマウスの定義にピッタリはまる口渇症状が現れてきます。

また、タバコを吸うと唾液の分泌が少なくなってドライマウスに繋がることも知られています。ドライマウスはタバコのタールのような悪臭物質が口の中に残りやすくなる原因でもあります。

唾液腺が腫れることもあるシェーグレン症候群

シェーグレン症候群は、唾液腺に症状が出る自己免疫性の難病です。唾液が出なくなって口が乾く言う、典型的なドライマウスを症状の一つに持っています。涙の不足からドライアイになることもこの病気の特徴です。

口の中や目だけではなく、鼻の中が乾くドライノーズと言う症状が出ることもあります。こうした主要な症状の他、発熱・関節痛・夜間頻尿・レイノー現象、疲れやすい、頭痛などの症状が現れることもあります。

とは言うものの、この病気の患者さんの場合、膠原病に引き続いて起こるものでない原発性のもののでは、半数弱の人が口と目の乾燥以外の症状のない「ほとんど健康だが乾燥に悩まされている」と言うレベルだそうです。

難病だけに根本治療の方法はまだ判っていません。対症療法として乾燥しやすい部位への補水や、医薬品の投与が行われます。漢方薬やステロイド薬が有効なこともよくあるようです。

それに並行して、ドライマウスへの対応として、梅干しやレモンなどを利用して唾液を出す刺激を与えたり、人工唾液を使って口の中を潤したりする方法も取られます。

現在、人工唾液として販売されているのは「サリベートエアゾール」です。これは保険適用の範囲が狭いのですが、シェーグレン症候群と、先に紹介した放射線治療の影響の2つだけでは適用になっていますので、お医者さんに相談してみて下さい。

シェーグレン症候群は指定難病ですので、条件を満たせば医療費補助が受けられます。この件についても受診した医療機関に相談してみてください。

なお、シェーグレン症候群に限らずこうした難病では、インチキ民間療法に注意が必要です。市販薬や処方箋薬より高額なものや、極端に精神性ばかりを主張するような療法には近づかない方が良いです。

こうした物は患者の精神的な弱みにつけ込む悪質な物だと断じても良いでしょう。どうしても気になる場合は、主治医の先生に相談して下さい。でも、そんなもので治療可能なら、国の補助金はそちらに出ると思いますよ。

何に付けても喫煙は良くない

タバコを吸うとニコチンの刺激で血管が収縮し、血流が不足して唾液が減ると言われていますが、これは少し異なります。ニコチンは自律神経に働きかけて交感神経を興奮させるため血管が収縮しますが、ニコチンを血管に直接作用させると血管が弛緩します。

つまり、タバコを吸っても口の中では、ニコチンによる血管収縮作用は起きないか弱まっていると言うことになります。一方、タバコのタールは唾液腺の働きを悪くしますので、喫煙は良くありません。

さらに、この後で詳しくお話ししますが、ニコチンは交感神経を刺激しますから、それ自体が唾液の分泌を抑制してしまいます。

そもそも喫煙は口腔がんの大きなリスクファクターですから、ドライマウスどころの騒ぎじゃないですよね。とにかくタバコはやめておきましょう。

シェーグレン症候群はかなり有名になりましたね。膠原病に伴う二次性のものは病気としての理解が進んでいたのですが、原発性で口や目が乾くと言ったものだけでは、病気として認識されにくかったと言うことでしょう。

唾液腺の病気には唾液腺炎や唾液腺腫瘍もありますが、ドライマウスの原因になることはそれほど多くないので、今回は割愛します。

神経のトラブルや精神的なストレスでもドライマウスは起こる

先にも少し話題に出しましたが、交感神経が興奮状態になると唾液の分泌が抑制されて口の中が乾燥します。最もわかりやすい例が「緊張すると口の中が乾く」と言う現象ですね。だれでも一度や二度は経験しているでしょう。

緊張状態と言うのは交感神経が興奮している状態なのです。また、こうした緊張状態は繰り返されるとストレスにもなりますが、ストレスも自律神経のバランスを崩してしまうことからドライマウスの原因になるのです。

脳卒中や手術の後遺症で起こるドライマウス

脳卒中によって、顔面神経のマヒが発生すると、口の中の筋肉が弱くなって唾液の分泌が減ってしまいドライマウスを引き起こすことがあります。また、脳の中の顔面神経上唾液核に影響が出て、唾液の分泌が上手く行かなくなることもあります。

こうした中枢性の唾液分泌不足に加えて、例えば唾液腺腫瘍の摘出手術や事故などによる外傷で末梢神経が傷つくと、やはり唾液の分泌は減ってしまいます。

こうしたケースは、原因に思い当たることが多いと考えられますので、お医者さんに相談しやすいでしょう。一方で、思い当たる節はないけれど、何となく顔に痺れが感じられるような気がして、気が付くと口元が緩んでいるなどの場合はすぐ受診して下さい。

そう多くあるものではありませんが、無症候性脳梗塞など、いわゆる「目立たない脳卒中」がドライマウスを引き起こしている可能性があります。

ストレスからくるドライマウスは自律神経失調症

強いストレスが継続すると、交感神経が興奮状態になります。このストレスは、良くストレスと呼ばれる「社会的ストレス」だけではなく、肉体的ストレスや自分自身の心の問題でもある心理的ストレスも見逃せません。

この強いストレスの蓄積によって自律神経のバランスが崩れ、先に紹介したような口の中の渇きをもたらすことになるのです。

ドライマウスだけでも厄介な症状ですが、交感神経優勢な自律神経の乱れは高血圧や不眠と言った症状も引き起こします。イライラ感も起こってくる可能性があります。

ストレスは解消することより貯めない事の方が重要です。上手くストレスから逃げる方法を考えてみましょう。どうしても避けられないストレスであれば、短時間で済ませた後から解消する方法を探すことですね。

ストレスは「予防が一番、解消二番」です。三時のおやつで解消すると太るので、ほどほどにしておきましょうね。

加齢や顔の筋力低下がもたらすドライマウス

加齢に伴う症状として多いのが、顔の筋力低下による唾液の分泌不足です。唾液は噛むと言う運動によって分泌が促進されます。普段から柔らかいものばかりを食べていて、あまり噛む習慣がないとこの状態に陥ります。

また、若い時から「飯はかっ込んで、のど越しで食う」と言う男性に多いタイプでも、咀嚼筋の衰えが早くなるかも知れませんね。しっかり噛んで食べることはとても重要です。

加齢と言うレベルではないが更年期障害もドライマウスを伴う

加齢による変化には違いありませんが、一般的な加齢のイメージとは少し異なるのが更年期障害です。

口の中の健康と言うことになると、女性の方がお口の中の衛生や健康に配慮しているので、概ね女性の方が虫歯や歯周病の点で有利だと考えられていますが、それでも50代後半になると女性の方が残っている歯が少なくなると言う傾向があるのです。

これは、唾液腺には性ホルモンの受容体があって、これに作用する女性ホルモンの量が更年期を境に激減するのが原因ではないかと考えられています。

また、それに関連して、歯と同じ成分であるリン酸カルシウムが影響する骨粗鬆症とも関係するかもしれないと見られています。

女性ホルモンの減少によって、唾液分泌が減ってドライマウスとなり、その結果、口の中の衛生状態が悪化して歯を失うと言うのはちょっとつらいですね。

マッサージ、食品、潤滑剤の利用でドライマウス対策しよう!

ドライマウスの対策には基本的には

  • 良く噛む
  • マッサージする
  • 梅干しやレモンを利用する

などの方法で唾液分泌を促進することでかなり改善できるでしょう。

硬いものを食べて口周りの筋肉を鍛えたり、とにかく良く噛むことで口のまわりの筋肉が発達し、唾液の分泌がスムーズになります。

口周りの筋力トレーニング方法には以下のようなものもあります。

  1. 割り箸か箸を横にして口にくわえます。
  2. 上下の歯で噛み口を長方形の形で思い切り開きます。
  3. 上の歯と下の歯をしっかりと見せるようにしましょう。
  4. 「いー」の音を出すように口の両端を思い切り広げます。
  5. 顎まわりが疲れてくるまで繰り返します。

ドライマウス対策にガムは非常に有効です。ただ甘みの強いガムの場合、虫歯の原因となる事がありますので、キシリトール配合のガムなど虫歯予防になる商品を選んだ方が良いですね。

レモンや梅干しは唾液の促進に、スルメのような硬く良く噛まなければならない食品は筋力の増進に、というようにドライマウス対策に有効な食品を気づいたときに摂るようにしましょう。

口周りの筋力トレーニングの他にも、唾液腺マッサージで改善できる方法もあります。口渇のため咀嚼回数が減っている場合に有効です。唾液の90%を分泌する

  • 耳下腺
  • 顎下腺
  • 舌下腺

を指で5~10回ずつ優しく押します。舌下腺は親指でやや強めに押します。

唾液腺耳下腺顎下腺舌下腺の位置

耳下腺は耳のすぐ下、一番奥歯の位置、顎下腺はエラと顎の先端の中心辺りで軟らかい場所にあります。舌下腺は顎の割れ目を下りて喉に沿っていくと、少し凹んでいる軟らかい場所にあります。

軽く運動をするのもお勧めです。腺分泌が抑えられると、体全体の水分代謝のバランスが崩れてむくみやすくなります。軽い運動により新陳代謝を促すことで、水分代謝を改善します。

それでも口の中の乾燥が充分改善しない場合ですが、更年期障害や筋力低下などでは人工唾液は保険適用になりません。

そこで市販の口腔潤滑剤を利用するのも一つの方法です。詳しくは別の記事に商品紹介もあるのでそちらをご覧ください。
なぜ風邪を引くと味覚障害に?味がわからない原因と治し方

ドライマウスと言ってもさまざまな原因があります。それ自体が重篤な病気をもたらさないと言っても、生活の品質は確実に下がりますから適切な治療を行いましょうね。
キャラクター紹介
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