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蒸しタオルで涙の質を上げる!ドライアイ解消の第一歩

涙の3層構造

PCやタブレット、スマートフォンが浸透して、特に仕事で入力等をしていなくても、ドライアイの症状を自覚する方が増えています。画面を集中して見続けると、瞬きの回数がへり、目の周辺が力みます。それにより涙の分泌が減少してしまう為、目が乾燥することはよく知られています。

しかし涙が出る仕組みを知ると、単に涙が涙腺から分泌されないことだけが、ドライアイの原因ではないと理解することが出来ます。意識して瞬きの回数を増やせばドライアイが治るか、と言うと必ずしもそうではない理由は、涙一滴、瞬き1回に3つの作用が関わっている為です。

涙は涙腺で作られ角膜表面に流れてきますが、角膜に接しているほうから外界に向かって、ムチン層、涙液層、油層という構造になっており、1滴の塩気のある液体ではなく、角膜を守る、潤す、蒸発を防いで潤し続ける機能を持った、3枚のヴェールになっているのです。

ドライアイになる理由は一つじゃない

涙腺で作られるのは、涙液層のみで、角膜に接しているムチン層は、上下の瞼を裏返すと粘膜があるのが確認できますが、そこに存在するゴブレット細胞から作られる粘液です。白目にもゴブレット細胞はありますが、瞬きをすると目に一枚ヴェールが係る仕組みです。

このムチン層はタンパク質なのですが、これが十分に作られないと、涙腺から涙液が流れて来ても瞳に留まりません。涙の量が多いのに目は乾くというドライアイの患者さんの場合には、タンパク質の膜を作る点眼薬が処方されるケースがあります。

瞬きをしても涙そのものの量が少ない場合は、涙腺から分泌される涙液を増やすことが重要です。ムチン層が不足していない状態であれば、多少の塩分を含む涙液に似た点眼薬を使用することが、ドライアイ対策としても一般的で、市販されているコンタクトレンズによる眼の渇きに適用する目薬の大半は、それを目的としています。

ムチン層と涙液層が乾燥しないよう、瞳の上を潤し続け保護する為には、油膜が欠かせません。マイボーム腺から分泌される油層は、乾燥を防ぐ油膜の働きをします。上下のまつ毛の際にありますが、その場所ゆえにドライアイの原因になってしまうのです。

特に最近つけまつげのグルーや、まつ毛の根元についたマスカラがクレンジングで落としきれずに、マイボーム腺の出口を塞ぎ、油の分泌が滞るトラブルが増えています。それにより、ムチン層はきちんと張って、涙液も十分なのに、すぐ目が乾くというドライアイが発生します。

マイボーム腺を機能させる

マイボーム腺から分泌される脂分を補う為の点眼薬はありません。なので、ひどいマイボーム腺機能不全になると、手術が行われることもあります。しかしまず日常的に、簡単なケアでマイボーム腺だけでなく、涙腺からの涙液分泌も活発にすることができますので、それをご紹介します。

目の周辺を蒸しタオルで温めるだけ、です。体温に蒸気が目を潤してくれる心地良さで疲れが取れますし、目の緊張感をほぐすことで血流が戻ります。更に最も大きな効果はマイボーム腺を塞いでいた汚れを溶かし出すことが出来るのです。

クレンジング剤の刺激を受けることなく、汚れを溶かし出しますので、タオルが冷めてきたなと感じた時に、軽くふき取りながら目から外すとより効果があります。緊張すると血行が悪くなるのは決して末梢神経がある手先足先だけではありません。

血行が悪くなってしまうと、涙腺の働き、ゴブレット細胞ドライアイへ、血液に含まれた栄養が届けられなくなります。

ドライアイ症状を改善する目薬を挿すと、とても楽になりますが、唯それだけでは、定期的にさし続けるという無限地獄になりますので、蒸しタオルで目を温めて血行を改善し、マイボーム腺の汚れを取り、自発的にドライアイを解消することをお勧めします。

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