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健康になりたいならどっち?意外と知られていない和食と洋食の話

和食がユネスコ無形文化遺産に登録された記憶も新しく思います。文化的に価値があると認められた和食は、盛り付けの美しさもさることながら、美味しいという評価があったのではないでしょうか。では、栄養面はどうなのでしょうか。ヘルシーというイメージがある和食と、その反対のイメージがある洋食を比較してみましょう。

和食は万能?

日本人にとって、最も食べなれているのは和食です。外国人にとっての和食のイメージは寿司やそば、ラーメンといった物のようですが、普段からそれらばかりを食べるということは少ないでしょう。やはり、一汁三菜という形式で、ご飯、味噌汁、主菜、副菜、副々菜(漬物等)という食事が多いのではないでしょうか。

日本にいるとこれが当たり前に感じますが、海外ではそうではありません。国によっては日本のご飯に当たる主食の概念がない所もありますし、朝食を果物やケーキで済ませるような文化もあります。そんな中で、一食一食のバランスが取れている和食は栄養面でも注目されています。

元々和食は、肉が少なく、魚や豆腐、納豆などの大豆製品が主菜となることが多い食事だったため、脂肪分の割合が低く、確かに洋食に比べてヘルシーであるということが言えます。また、魚に含まれるn-3系の脂肪酸は動脈硬化の予防に繋がり、大豆製品の栄養であるイソフラボンは骨粗鬆症の予防に繋がるなど、多様な栄養を摂れるという意味でも、優れていると言えます。

しかし、和食の唯一の欠点とも言えるのが、塩分です。ご飯を食べるために、主菜や副菜の味付けは濃いものになることが多いです。また、味噌汁は一杯当たりの塩分量が非常に多いため、仮に一日3杯飲むと、それだけで一日に必要な塩分の約70%を摂ってしまう計算になるのです。

さらに、日本には漬物や塩辛、たらこなどの塩蔵加工食品が多くあります。こうしたものをご飯のお供、もしくは酒の肴にする場合には、さらに塩分の摂取が過剰になってしまうのです。卓上醤油があり、色々なものに醤油をかけてしまうというのも、塩分が過剰になってしまうという意味では、悪い所かもしれません。

洋食は身体に良くない?

洋食は和食と比較されることが多くありますが、だいたいが、高カロリーということで片付けられてしまいます。しかし、本当にそれだけでしょうか。日本人の寿命が伸びたのは、医療技術の発達だけでなく、肉を食べる文化が入ってきた為であるとする研究者もいます。では、肉を食べるということは良いことなのでしょうか。

肉は良質なたんぱく源です。肉の種類によっては、ビタミンB1が多かったり、疲労回復に効果があると言われているカルニチンや、肌のハリに良いコラーゲンが多かったりと、魚にはない栄養成分が多く存在しています。納豆や豆腐などの大豆製品も、確かにたんぱく源となりますが、やはり肉や魚の方が一枚上手であると言えます。

現代では高齢化が進み、高齢者の食事が問題になっています。高齢者が食べ馴染んだものを食べようとしたり、「健康のためにヘルシーなもの」を食べようとしたりすると、必然的にたんぱく質が不足しているのが現状です。慢性的なたんぱく質不足は一種の飢餓状態に繋がり、免疫力や体力の低下に直結しています。

洋食も、家庭で作ればカロリーを抑えることができます。レストランなどでは、多くの油を使って料理をしているので、カロリーや油脂分はどうしても上がってしまいますが、家庭では、使う油や肉の量を調節することができるため、敬遠しすぎる必要はないと言えます。

まとめ

和食はバランスの取れた優秀な食事であると言えます。ただ「ヘルシー」という所だけに着目し、豆腐や納豆などに偏った食生活をしていると、和食の良い部分が台無しになってしまいます。きちんとした献立であってこそ、和食はその万能さを発揮するのです。

同じように、洋食もそのバランスと取り入れ方が重要です。揚げ物ばかり、大量の肉ばかりという食事では、栄養の偏りがあります。和食の日、洋食の日と決めてみたり、献立の中に和と洋を組み合わせてみたりするなどして、どちらかに偏ることのない食事が理想的であると言えます。

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